TVで催眠の被験者が
本気で立ち上がろうとしても出来なかったり、
ワサビを無理なく食べられたり、
犬の真似をしたり、
マイケルジャクソンに成りきって踊っているのを見ると
そのあまりにも強烈な印象から
催眠に対して
恐れや不安を感じる人がいても不思議ではありません。
また逆に、何らかの悩みや壁を感じている人の中には、
催眠で自分を変えることが出来るのではと
興味を持つ人もいるかと思います。
催眠は魔術ではないので
いくら優秀な技量を持つ誘導者であっても
催眠に対して強い怖れや不安を持ち断固拒否している方や
全く関心もなく、興味もない人を
催眠へと誘導することは出来ません。
なのですが、
怖れや不安を感じるけれども興味がある人の場合には
怖れや不安の原因を探り解消すれば
催眠を体験してもらえることが出来ます。
そして、催眠には興味があるけれども
「あんな特別な状態になれないだろう。」
「自分には無理だ。」というような
思い込みをしている人の場合も
催眠を体験することの障壁にはなりません。
(以前、東京でテレビでも放映されている大会に出ていた
一線級の格闘家の人がある人から紹介されたとやってきて
その日に催眠に深く入る体験をして覚醒をした時に、
「まさか自分がこんな体験をするとは。。。」とポツリと一言。)
また、催眠に興味や意欲がありすぎる場合は、
スムーズな催眠体験の邪魔を邪魔することになります。
リラックスしようと頑張りすぎて
逆に体に力が入ったり、気持ちが興奮したり、
手が浮き上がると誘導されても
自分が頑張ってしまい自動感が伴うものでなく無意識の反応ではなく
意識の働きによる手の動きとなったり、
イメージへと誘導されても
自動感が伴うイメージが浮かぶよりも先に
意識でイメージを作ってしまったりして
これをやり続けると
本当の催眠を体験を出来ずに終わる可能性もあります。
あるいは、
誘導者の言うまま反応しなければ
「誘導者を傷つけてしまうのでは。」「誘導者に恥をかかせる。」
「誘導者が気分を害するのでは。」「誘導者との関係が気まずくなる。」
といったような気持ちが働いている時にも
同じようなことが起きます。
このような催眠への
抵抗感(拒否)、無関心、過剰な協力は
誰が言ったか、
催眠体験を難しくさせる三大要因と言われています。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計