1999年の香港のアパートでシンナーを被り
焼身自殺をしようとしていた女性を
ある男性が説得して止めさせました。
ここまでは拍手喝采だったのですが、
ホッとした男性が吸った煙草の火が
シンナーに引火して女性は焼死。
「百里を行く者は九十を半ばとす。」と言うのか、
「湯を沸かして水にする。」と言うのか、
とにかく最後の最後まで油断してはいけないと言うことですね。
人は、強い緊張が解けた時に忘れ物をすることが多かったり、
失敗をすることが多かったりするようで、
これは自分の心を一つのことに奪われてしまい
他のことについて心を配ることを忘れてしまうことで起きます。
つまり心に余裕がなくなった時に
何かが起きやすいと言うことになるので
急ぐ時ほど動作は早くしても
逆に気持ちは落ち着くことが求められます。
しかし煙草を吸った男性は一生のトラウマものですよね。
自らの身の危険を承知で他人の命を救いに行く男性なのですから
自分の不注意で逆の形になったんですから
かなりのショックを受けたと思います。