英国の作家ウォルター・スコット氏の家が火事になり
煙に巻かれて気絶する寸前に愛犬「マイルダ」が登場し、
ウォルター氏を安全な洗濯室まで引っ張っていき
ウォルターと愛犬は共に助かりました。
また1992年のイスラエルでは、
我が家の庭に入り込んだプードル犬に
大切な庭を荒らされた男が飼い主を殴打!
それを見たプードルは飼い主を殴打した男に突撃!
忠犬プードルの攻撃でバランスを崩して
転倒した男の下敷きになり圧死しました。
犬は、人間と同じように社会性を持つ動物で
人間の家族を群れの構成員として見るだけでなく
上位者に良く従い、自分の身の危険を顧みずに
構成員を守る行動を取る個体が多くいます。
そして
犬は人に懐いて、猫は家に懐くと言われるように
猫には構成員を守るというような行動を起こすことが
本能的に備わっていないと思っていました。
ところが以前アップさせてもらった動画で
野良犬に襲われている飼い主家族の子供の危機を見て、
飼い猫が脱兎の如くダッシュして猛犬にアタック!
猫も犬に似たような行動を取ることもあるようなので
猫が0で犬が100とは言い切れないようです。
でもまあ
猫が犬のようになる必要はないですし、
犬が猫のようになる必要はないように
人間もまた誰かのようである必要はないかと思うのです。
仕事が良く出来る優秀な人を尊敬し、憧れ、
あの人のようになりたいと思うことはあっても
今の自分をあの人と比べて
自分を能無し的な見方をしてしまうのは違います。
憧れ、尊敬する人は、
将来の自分の望む姿、進むべき方向をしめす羅針盤であり
自分を打ちのめす道具ではないはずです。
誰かの自分への評価は、
それが有意義な助言であるなら耳が痛く心痛くとも
有難く聞けば自分の成長に繋がるでしょうし、
単に踏みつけの言葉なら耳を傾ける価値すらなく
騒音、雑音扱いで十分です。
誰かに良く思われることは嬉しいし有難いことですが
誰かに良く思われなければならないことを
意味している訳ではありません。