映画「The Longest Day」(邦題・史上最大の作戦)は、
第二次世界大戦における連合国軍のノルマンディ上陸作戦の
詳細を描いたハリウッドの超大作戦争映画で、
かなり面白い映画だったと記憶しています。
そして、1995年に英国のバーミンガムの隣人同士の
長い長い戦いに決着がついたようです。
英国バーミンガム郊外で垣根を巡る隣人トラブルで
25年に渡る法廷闘争が1995年に決着しました。
その結果、高さ8mの垣根の上半分が切られることに。
何かについての感じ方は、人それぞれなので致し方ありません。
一方は垣根の撤去を求め、一方は難癖言い掛かりだと要求を拒絶。
そして、隣人同士の揉め事が法廷に持ち込まれました。
高さ8mの垣根って結構な高さですよね。
そこまで立派な垣根を育て上げるには大変だっただろうから
文句を言われて「はい分かりました。」とはいかないだろうなあ。
高い垣根によって互いの家のプライベートが
護られる感もありそうですが法廷闘争に持ち込んだ人は、
嫌な圧迫感を感じていたのでしょうかね。
揉め事は長くなればなるほど、拗れれば拗れるほど、
解決が難しくなったりするものですが、
まさかの25年間続く法廷闘争になるとは
双方とも思ってもいなかったでしょうね。
そして、揉めに揉めて25年間続いた裁判の決着が、
極めて妥当と思われる垣根を半分切り落とし半分残す、
つまり痛み分けの決着となったようです。
AIに伺いを立てなくとも
第1感の最善の着地点だと思われますが、
人間の場合、双方共に一歩先、目の前に見えていても
そこに辿り着くのに長い時間を要したりするのが
人間の愚かさでもあり、人間の面白さでもあるかと思います。
お互いが完全に納得しての決着では無いのかも知れませんが、
本音をぶつけ合ったことでお互いの関係性が
親密になることもあるので期待したい所です。
心の問題や悩みが長く解決しないのは、
25年間の法廷闘争のように
心の中で2つの気持ちがぶつかりあったまま
決着を見ない状態が続いていると言えるのではないでしょうか。
心の問題や悩みを解決した人から
「何でこんな簡単なことが出来なかったんだろう。」
と言うような感想を聞くことも少なくありません。
じっと耐えてその時が来るのを待つのも一つの選択ですし、
積極的に解決に取り組んで決着を見出すのも一つの選択です。