心の扉 神戸カウンセリング花時計

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ジェイムズ・ボズウェル

2024年11月06日 | 雑感・愚見

 

ジェイムズ・ボズウェル(1740年~1795年)は、

スコットランド出身の法律家・作家で伝記文学の傑作と評される

『サミュエル・ジョンソン伝』の著者。

 

ボズウェルが師事した英語辞典の編纂で

高名なサミュエル・ジョンソンは、猫が大好きだったために

猫が大嫌いだったボズウェル氏は、自分の猫嫌いを

必死になって隠していたらしい。

 

 

『サミュエル・ジョンソン伝』は、

教養あるイギリス人の必読書と言われる伝記文学の傑作で、

師事したジョンソン氏の言動を詳細漏らさずに記憶し、

速記で書き留め、帰宅後に整理して記録し、

関係者への綿密な聞き取り調査や書簡等を参照して

書き上げた伝記とのことです。

 

例によって私は、ジェイムズ・ボズウェル氏のことを

全く知らなかったし、著書『サミュエル・ジョンソン伝』

全く知らずでした。

 

それが何で目に留まったかと言うと、

自分が師事した人が猫好きだったので

必至に自分の猫嫌いを隠していたというのが

人間味があって面白かったんですよね。

 

猫が苦手だと正直にジョンソン氏に伝えれば

良いだけだと思うのですが、

猫好きな人の傍で猫嫌いを隠し通すって大変。

 

師事したサミュエル・ジョンソン氏が

交流を持つ人は猫好きの人限定だったのか、

ボズウェル氏は、ジョンソン氏に気に入られたかったのか、

嫌われたくなかったのか、

過剰に忖度し過ぎただけなのか分かりませんが、

 

「うちの猫って可愛いだろう。君も撫でてごらん。」

とか言われているかも知れないし、ジョンソン氏と話をしている時に

猫が近付いてくることも普通にあっただろうから

我が身から魂を一時期に離脱する技でも持っていなければ

それはもう生き地獄かと。

 

傑作とされる『サミュエル・ジョンソン伝』の内容が

どんなものなのか分からないのでなんですが、

私なんかは、生き地獄的状況下で奮闘する

ボズウェル氏の様子や心情が記録されていたとするなら

そちらの方が興味を惹かれるんですよね。

 

尊敬する人や大切な人、

また大切な人が大切だと思っている人に対して、

ある程度は、忖度したり配慮することは

良好な人間関係性のために重要なことだと思いますが、

 

それが過剰になってしまうのは、

自分が大切だと思う相手が全く気が付かない所で

自分が苦しめていた、傷ついていたなんてことを知ったら

悲しむに違いないと思うんですよね。

 

だからこそ時に正直に伝えることは、

相手を思い遣ることにも繋がるはずなんですよね。

 

大切にしたいと思う人が自分さえ気持ちよければ十分と

相手の気持ちを軽視するような人であったとしても

その人と良好な関係を維持したいと思う

何らかの理由があるとするなら

 

目指すは、良好な人間関係を構築することじゃなくて

しっかりと割り切ってビジネス的な関係の繋がりを

構築したり維持したりに切り替えることで

少しは心の負担を軽減できると思うんですよね。

 

 

 

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