1999年 アメリカ・サンフランシスコ近郊で
妻に花束を贈った夫が
「花なんかにお金を使わないで」となじられ
怒った夫が花束を投げ捨てました。
その夫の態度に妻が激怒して
夫をナイスで刺す事件がありました。
また2016年 アメリカ・オハイオ州では、
バレンタインデーの贈り物を忘れた夫が
激怒した46歳の妻にバットで殴られ重傷を負い
妻は傷害罪で逮捕され起訴されました。
プレゼントをして刺され、
プレゼントをしなくてバットで殴られ
そんな女性にも一人の男性を魅了する
チョウチンアンコウのような一点の光があったのでしょうね。
確か成人していない子供が
規則に反抗したり拒否する。
度々癇癪を起す。大人に反抗する。
自分の失敗を他人の所為にする。
わざと他人をいらだたせる。
他人に容易にいらだつ。
等のように怒りに基いた反抗が激しい場合には、
反抗挑戦性障害や行為障害の可能性が疑われます。
成人した人物において上の様な
社会的模範や他人の権利や感情を軽視して
不誠実で暴力を伴いやすい傾向がある場合は、
反社会性パーソナリティ障害とされることがあります。
些細なことに過剰に反応して
激しい怒りに捉われてしまうのは、
境界性人格障害の特徴の一つになります。
親しき仲にも礼儀ありで
親子、夫婦、恋人、友人と言えども
誰かに教えてもらわなくても
相手を敬う気持ちをある程度持ち合わせていますが
境界性人格障害の人は、
自分と他人を分けて考えることが難しく
自分と言う存在が不確かであるかのような
反応を見せます。
自分と他人に違う考えや感じ方があると言う認識が
極端に薄いために特に近しい人に対しては
自分の思い通りでないことに過剰な怒りで反応し
暴力をふるうことがあります。
自分とある程度の距離がある他人には、
我慢強く接したり過剰なほどの気遣いを見せたりしますが
突然に反転して強い攻撃性が現れることもあります。
暴力的な行為の矛先は、親や恋人、我が子等
本人にとって身近な人に向けられやすく
家庭内での暴力が起こります。
自分の利益や他人をコントロールするためと言うような
利己的なものと言うより、怒りの感情が先に来る感じで、
簡単に言うと、感情の起伏が激しく話にならず、
自己を激しく優先します。
そして、そのような女性達は、
堪らないほどかわいい一面を見せるので
魅力的な女性であることが多くあります。
その魅力的な部分が
その女性達の本質だと信じているので
それらを奪い去る心の問題を
何とか克服してもらいたいと常々思う次第です。
当然のことながら
女性だけに境界型の可能性がある訳でなく
男性にも境界型の人物がいるのは言うまでもありません。