クジラやイルカは、海中で音を出すことで
他の個体と連絡をしていることは良く知られていて
シロナガスクジラの場合は、
何と約１５０㎞も離れた他の個体とも
連絡をとっているようです。
現代の潜水艦のパッシブソナーの
探知出来る限界距離が探知するに良い状況で
約８０Ｋｍと言われていたりするので
シロナガスクジラの
約１５０㎞の凄さが分かります。
また音が伝わる速度は、
空気中で秒速約３４０ｍ（マッハ１）で
水中では、秒速１，５００ｍと
音速は約４．４倍速くなるのだそうです。
聞くところによると海中で音を出して
他の個体と連絡をとっているのは
クジラやイルカだけではなくて
鯛も鰹も鮪等も音を出して
連絡をとっているようです。
えっ鯛も鰹も鮪も………。
これ皆さんは知っていましたか？
私なんか驚いたの何のってまあ。
さすがに人間のように細かなことを
伝えあっているはずは………
脳の大きさからしてないよね。
どれ位のレベルの情報を伝えあっているかは、
クジラやイルカ、魚と直接話せるようにならないと
本当の所は分からないですが、
ただシンプルな情報伝達ゆえに間違ったり
余計なものが入り込んで歪曲されたりして
誤った情報が伝わる危険性は
少なくなるように思います。
人間は、言語と非言語の二つによって
他の生物よりも細かな情報を
より正確に伝えことが出来ますが、
同時に解釈の違いや聞き間違いや
受けとった情報に
自分の考えを乗せたりすることで
本来、伝えようとしていた情報とは違う
おかしな情報が伝わることもあります。
非常にシンプルな言葉を
数名伝達するだけの伝言ゲームで
情報が見事に変容するのを見ても
その危険性が潜んでいることが分かります。
そのような危険性を目の当たりにしているのに、
日常の会話で自分の伝えようとした発信情報、
自分の受信情報を正確に受け取っているかのように
情報処理します。
あの人が言った意味は、○○だ。◯◯に違いない。
あの人の本心は、◯◯だ。私には分かる。
自分は、○○と言ったはずなのに。
どうしてそう意味を悪く受け取るの。
あなたは○○と言いました。
だから私は◯◯しました。
色々な問題は、
あの人が酷い人なのではなくて
自分が酷い人なのでも無くて、
情報の伝達が不完全なことから
起きているのかも知れません。
