1970年 イタリアでサーカスの檻から脱走したライオンが
獲物と判定したのか、遊ぼうとしたのか分かりませんが、
近くにいた小さな男の子に向かって走り出したので
周りにいた人は最悪の結果を想像しました。
その時、男の子の母親がライオンの眼前に立ちはだかり、
ライオンに立ち向かって見事に叩きのめしたそうです。
母親に叩きのめされたライオンは、
頭などに数か所の傷をおって治療を受ける羽目に。
この話、にわかに信じられないのですが、
いくつかの箇所で記載されていたので掲載させてもらいます。
動物との戦いと言えば、極新空手の大山倍達氏の牛殺しや
ウイリーウイリアムスのクマ殺し等の男性陣に有名な話があるのですが、
あれも実際に戦ったのは事実ですが、
色々と裏があると言う話もあったりするので
?マークが外しきれない話ではあります。
百獣の王と言われるライオンは、
大山倍達が戦った牛やウイリーが戦ったクマよりも
遥かに戦闘力が高く、人間が戦うにはあまりにも危険なので
大山倍達もウイリーも挑戦すらしなかった相手になります。
そのライオンを普通の母親が叩きのめしたのですから
大山倍達やウイリーを越えた母親となりました。
だからと言って男の子の母親が
大山倍達やウイリーと戦って勝てるとは思いませんが……。
ライオンと生身の人間が戦って勝てるはずもないので、
今回の母親は、ライオンを叩きのめしたと言うよりも
ライオンに本気で戦う気が無かったとみるのが自然かと思います。
人間を見て遠ざかる映像を何度か見たことがあるので
猛獣のライオンを含めて動物達は
無益な闘いを避ける所が有るのかも知れません。
さらに今回のライオンはサーカスで長い間飼われて訓練も受けていた
ライオンなので人間の母親に対して牙と爪を使うような
本気の戦い方をする気持ちがなかったのかも知れません。
であっても普通の人間はライオンのひと睨みで
足がすくんでしまうものですが、
今回の出来事は、親が子を思う気持ちが
如何に強いものであるかを物語っていると思います。
ある女性が子供を初めて授かった際に、
「自分の命より大切だと思える存在と出会った。」と
しみじみと語っていたのも聞いたこともあります。
子を思う気持ちは人間の母親だけでなく
多くの鳥類、ほ乳類に見られるように
学習で得られるものではなく本能的に有している気持ちです。
しかし、極々一部の事件ですが、
母親自ら実の子を放置したり、死に追いやるような
いやな事件が起きています。
そのような母親の心の中では本能に勝る
何かが起きている(後天的な理由)のだと思いますが、
原因や理由がなんであれ
簡単に許されるようなことではありません。
イタリアのお母さんの爪の垢を煎じて飲ませたら
少しは改善されないかなあ。