心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

主役

2012年07月18日 | 雑感・愚見


誰もが同じ条件で人生をスタートする訳でもない。

一人一人に与えられる最初のステージは同じではない。

このことは、どうしようもない。



そして、人によっては脚本(運命)も決まっていると

考える人もいるかもしれない。



例え、脚本が決まっていて書き換えることが出来ないとしても、

そのステージは、主役である自分が

それを、どんな風に演じるかによって

その物語の質は全く違ってくるものである。



その物語を、どんなものするのかは、

主役である自分で決まる。


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どうせなら

2012年07月17日 | 雑感・愚見


人生は遊園地みたいなもの

そこに望んで来たにしても、気が付いたらそこに居たんだととしても、

その雰囲気を見て感じて楽しむのか、

お気に入りのアトラクションを探して楽しむのか、

二つに一つ。どちらかしかない。



時に見て感じて楽しみ、時に体験して楽しむ。

時に何かのサポーターとなり楽しみ、時に何かのプレイヤーとして楽しむ。



さすがに寝て過ごすの選択は、

いくら気持ちが良かったとしてもちょと残念過ぎるように、

私は思う。



ましてや、

ベンチに座ったまま嘆き、悲しみ、恐れ、不安、怒り、恨み、寂しさ、侘しさ、

を感じて過ごすのは尚更である。



そこは、自分の視線をあげれば、一歩踏み出せば、

それらの気持ちを楽しみに変える何かを見つけることが出来る場所なのだから。


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丸く

2012年07月14日 | 雑感・愚見


まだまだ若い内から、ま~るい、ま~るい人間に成る必要なんてない。

心の中で迸る(ほとばしる)エネルギーを感じる間は、

いくらかのとんがった部分がある位が丁度良い。



ダイヤモンドがカットで輝きを増すように、

とげとげしさや猛々しさは、

人を魅了する輝きを放ってくれる。



ま~るく、ま~るく成るなんてのは、

放っておいても、ぶつかり、揉まれ、転がりする内に、

否が応でも、まる~く、まる~くなってしまうのだから。


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自分磨き

2012年07月11日 | 見方、捉え方



自分を輝かせるために自分を磨くことが大切です。



ではと、

韓国式あかすりをして毎日ゴシゴシと磨いてもらっても、

輝くどころか肌を傷めるだけです。



やはり、

自分磨きは、好みの川の流れに身を投じて

コロコロ、コロコロと転がることでしか得られません。

でも、この時、

いくらばかりの失敗や痛い思いをすることになりますから、

コロコロと転がるのではなくゴツゴツと転がることになります。



で、その時の痛みがどれ位になるのか実際に身を投じてみなければ

分かりません。いわば闇。

人間、本能的に見通せない闇を怖がるように出来ていますから、

あれこれと思いを巡らす訳です。



ですが、実際に身を投じてこそ分かるものですから、

いくら思いを巡らせた後の結論であったとしても、

それは実像ではなく虚像でしかありません。



想像力豊かな人ほど、その虚像を大きく膨らませてしまい

不安や恐れを大きくしてしまいます。

そして、川の流れに身を投じることはありませんし、

その川の存在を消してしまうこともあります。



そこまでいくと想像力豊かな人と言うより、

自分の中には輝くものなど無くただの石ころでしかなく、

その行為は、磨くのではなく自分の身を削り取ってしまうだけでしかないと

感じているのかもしれません。



そのような自己イメージを強く持っている場合、

失敗や痛みを乗り越えようと努めても、

壊れると信じているのですから、次から次へと

身を投じないための理由が立ちあがってきます。



そして、虚勢を張ることに力を注ぎ、

自分には、気持ちが凹んでしまいわないように

何か適当な理由を見つけて下支えするのですが、

想像では空腹が満たされないように、

当然、ある嫌な感じもそのままです。



そのような強いネガティブ自己イメージを持ちながらも

川の流れに身を投じる人もいるのですが、

それによって何かを成し遂げたとしても

ネガティブな自己イメージを変えるまでに至らず、

その次へ、その次へ、

食べても食べても満腹感を得られず、疲労感だけが膨れあがります。



このような場合、自分を磨くことは二の次とまで言いませんが、

自分を磨くこと以上に、自分が磨けば輝く原石であることを

実感できることが優先されます。



世に絶対と言うものは絶対にないと、

よく分からない言い方がありますが、

誰もが未知の可能性を秘めていることは絶対的な事実だとすると、

「自分はただの石ころだ。」は、

事実ではなく、そう思い込んでいることにしか過ぎず、

これは、古代インドの人々は、この世はゾウに支えられていると信じていましたし、

昔のヨーロッパの人々は、地球は平面であると信じていたのと同じです。



そう信じたのは、どの様な情報、どんな出来事、誰の言葉、誰の態度からでしょうか。

そして、その信じていることを信じ続けさせているのは、

自分のどの様な気持ち、どの様な考え、どの様な見方、どの様な態度でしょうか。

それらを紐解くと、その信じているものは書き換えることが出来ます。



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慌てず騒がず惑わず

2012年07月08日 | 行動選択


夢や目標と言ったようなちょっと立派なものでなくとも、

私達に宿る創造と破壊の欲望がある限り、

今の自分の現状に満足していようとも、

やがては変化を求める気持ちが強くなるものです。



お尻を頭に持っていき、また頭を先へと送りながら

前進する尺取り虫の動きと似たような感じ。



一歩前進を始める時には、

ちょっとした勇気、ちょっとした決断が必要となりますが、

これが第一関門!

一旦動き出すと最初の内は、自分が投じた時間や労力に見合うだけの

変化や成果を得ることが出来ます。

気持ちは、ワクワク、ウキウキの気持ちが大半。



しかし、さらに続けていると

やがては、費やした分だけの成果が得られなくなってきます。

働いた分だけの給料をもらえてないと感じる状態です。

すると、次第にやる気がそがれて来ます。

これが第二関門!



それでも、顔をぶるぶると左右に振り

そんな自分の気持ちを追い出して、さらに続けていると

今度は、殆ど変化や成果が感じられない時を迎えます。

これが第三関門!



この状態、俗に言う壁にぶちあった状態になると、

先が見えず、しかも何一つ保証もない、約束もされていませんから、

その期間がとても長く感じ、自分の心の中から

やめろ~。無理だ~。充分にやったじゃないか~。

なんて、チャレンジを止める方向へ舵を切らそうとする気持ちが勢力を増してくるのですが、

このような関門を突破した先にゴールがあります。



ゴールまでの過程を、興味深い映画を見ている時のように、

映画の結末だけでなく、結末に至るまでの過程をも楽しめるような時には、

これらの関門は、映画を盛り上げてくれる山場のシーンを見ているような気持で

そのドキドキも楽しめるのですが、



ミルクをこぼした床を掃除する時のように、

「あ~余計な仕事を増やしてしまった。」的に、

その行動が、過程を楽しめずに結果だけを求めている傾向が強ければ強いほど、

関門は眼前に高くそびえ立ちます。



この時、引き返すのもよし、路線変更もヨシではあるのですが、

その前に、ちょっとだけ深呼吸をして、

自分の気持ちを確かめてみても良いかもしれません。



ワクワク、ウキウキから始まった同じ行動が、

いつしか重苦しい気持ちへを感じさせるようになっている時は、

大抵は、慌てていたり、焦っていたりしていることを示しているだけで、

今の自分には無理だということを示していることは、

殆ど無いのですから。


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悪戯、意地悪の心理

2012年07月05日 | ストローク


悪戯や意地悪は、

恨みや怒りを持っている人に向けられたり、

自分の近くから排除したい人に対して向けられるだけでなく

好意を持っている異性や仲間に対しても行われることがあります。



カナダ出身の精神科医エリック・バーンという人物が、

人と人とのコミュニケーションを分析して、

交流分析というジャンルを確立し、

その中で、人は常にストロークを求める生き物だと説いています。



一般的に、ストロークとは

水泳で腕で水をかく動作であるとか、

テニスやゴルフなどで球を打つことですが、

ここで彼は、人が人に対して行う動作をストロークと呼んでいます。



ストロークには、3種類のストロークがあり

一つは、身体的なもの(ハグ。愛撫。頭をなでる。髪に触れる。等)

一つは、言語によるもの。

一つは、非言語によるもの。(手を振る。ウインク。微笑む。等)



そして、これらは無条件に与えたり与えられたりするものと、

何かしたことに対して与えたり与えられたりする条件つきのものに分けられ、



そして、

肌と肌の触れ合い。暖かい言葉。優しい言葉。微笑み。等のポジティブなストロークがあり、

殴る。叱る。怒る。拒否の態度。不満の表情。等のネガティブなストロークがあります。



例えば、

幼い子供が母親や父親から褒めてもらいたい、もっと関心を持ってもらいたいと

両親の求めるような子供であろうとして、

一生懸命勉強したり、自分の気持ちを我慢したりします。



しかし、この時、思うようなポジティブなストロークを得られなかった場合に、

さらに一生懸命勉強しようとしたり、もっといい子になろうと頑張る子もいますが、

反発して両親の関心を引こうとする子もいます。


つまり、ポジティブなストロークを得られなかった場合には、

両親から自分への関心を得ようとして、

叱られ怒られたとしてもネガティブなストロークを得ようとします。



対象者に好意を持っていればいるほど、

対象者から関心を得たいという気持ちが強くなり、

ポジティブなストロークだけではなく、

時にはネガティブなストロークを発して関心や繋がりを確認する訳です。



この時、拒否されることを強く恐れる人の場合、

ポジティブなストロークを発することが極端に少なくなり、

気持ち裏腹にネガティブなストロークを発することの方が多くなります。



これは、対象にポジティブなストロークを求め拒否されることで

大きく心が傷つくことを避けることが出来、

ネガティブなストロークを対象者に向けることで、

相手から、それによって同じようにネガティブなストロークが返ってきたとしても、

相手からの関心を得ることには成功するからです。



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元以上の成果

2012年07月03日 | 雑感・愚見


面白いニュースが一つ。

東京都武蔵野市の「井の頭自然文化園」から

この前、台風で飼育施設が破損し逃げ出したリス30匹を捕獲しようと

職員が奮闘した結果、

この度、38匹のリスを捕獲できたそうです。



38匹???????



こっこっこっれは、

慌てふためいた時に起きてしまいがちなことで、

○○幼稚園が30人で遠足に出かけて、

帰ってきたら、見覚えのない園児が8人混ざっていたようなことなのか?


それとも30人で記念撮影をしたはずなのに、

写っている人を数えたら、白い顔をした胴体や足がないような人が

8人余計に写っていたというような怪奇的なものなのか?


それとも、

上司に怒られることを恐れたリス舎の責任者が

逃げた数を少なめに報告していたことによるものなのか?



いやいやそうではなく、

もしかすると、これは失敗しても、信頼を失ったとしても、

そこで諦めたり、自暴自棄になったりせずに

真面目に努力さえしていれば

元に戻るどころか、それ以上の成果や思いがけない成果を得られるという教訓を

職員一同で世に伝えようとしたパフォーマンスだったに違いない。


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ユーロ2012

2012年07月02日 | ライフ




ユーロ2012、下馬評通りのスペイン優勝!

これで、前回大会のユーロ、W杯、今回のユーロと三連覇達成です。



イタリアとの決勝戦は、

開いた口がふさがらないと言うか、

何一つ言葉が無いと言うか、

アイドリングでエンジンが温まったスペインサッカーは

もう手がつけられません。



その昔、西ドイツとオランダのW杯から私のサッカー視聴歴が始まりましたが、

今まで、これは強いわと感じるチームとか、

この選手はやばいと感じることはありましたが、

今のスペインのサッカーのように、

強さと華麗さを備えたチームは無かったように思います。

今のサッカーのルールでの究極チームではないでしょうか。



このサッカーは、もう芸術の域です。

全員のボールタッチ、ボールコントロール、キックの精度は

けた外れに素晴らしいですし、

選手全員が一つの生き物のように連動する。



スペインのパス回しを見ていると、

他のチームはサッカ―のルールでパスを回し、

スペインだけがバスケのルールでパスを回しているかのような感じ。

ワクワクする。堪らなく面白い。身震いがする。



この詰将棋のような理詰めの戦術の理論を研究し理解し、

真似ようとしても、選ばれ士選手全員がそれを具現化出来るレベルに達していなければ

どうにもなりません。



はたして、スペインは、

このようなサッカーをいつまで続けることが出来るのだろうかと、

続ける限り、3回に2回はユーロ、W杯と優勝するに違いありません。

もっと見たい、まだまだ見たい。

そんなスペインサッカーを早くブラジルW杯でも見たいものです。



ただし、精密機械のようなサッカ―ですから、

歯車が一つ狂えば、レベルの高いブラジルW杯欧州予選での

まさかまさかの敗退もあり得ます。



今のスペインが出場していないW杯何て嫌だ。

そんなことになると、それはもう、

レバ刺し、ユッケが食べられなくなった焼き肉のような感じ、

ゆずのコンサートに行った時に、

北川悠仁さんか岩沢厚治さんが一人しか居なかった感じ、

クイーンにマーキュリーがいなくなった時の感じだと

世界中のサッカ―ファンは、そう感じるでしょう。



そのための一番大きなカギは、イニエスタ選手。

そして、これからも長くスペインが芸術のサッカ―を続けるためには、

イニエスタ選手が衰えた時に、代わりが務まる選手が出てくるかどうか。



我が日本代表にも、代えがきかない遠藤選手がいますが、

遠藤選手に変わる選手は出てくるのでしょうが、

イニエスタ選手ほどになると、スペインと言えどもそう簡単ではないはずなのですが、

やっぱり、出てくるのかなあ。

ユーロ決勝をみて、興奮さめやらぬままに書きなぐりました。



それとです。

もしかすると、来年、日本代表がブラジルW杯のプレ大会のコンフェデレーションズカップで

組み合わせ次第で、スペイン代表と試合が出来るかもと今からワクワクしています。


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お守りのような

2012年07月01日 | 自己確立



心理療法の理想は、

クライアントが自分で考え、自分で判断し、自分が決断して、

何らかの行動を起こしたり、

自分の在り方、生き方に自信や誇りを持てるようになることです。

つまり、クライアントが誰かや何かに依存することなく

自分の足で立ち、歩めるようになることです。



さらに言うと、クライアントが施療のゴールを迎えた時に、

あの施療者はあまり助けにならなかったけれども、

自分の力でそれを成し遂げたと思えていたなら

それは最高の施療であると私は考えています。



とは言うものの、

人は、何かに頼って、支えられて生きていることも間違いなく、

完全に自分の力だけで大丈夫だと思っている人がいたとしても、

厳密に言うと、

多くの医療施設に支えられたり、ライフラインが整備されていたり、

警察、食料品店、衣料店等、友人や仲間、

また、何も深い人間関係の人の存在だけなく、

家の外で歩いている人の存在を感じられることでも安心感を得ているものです。



また、長い人生、生きていれば色々とあるのも当然で、

それまでの自分に無かった何かを増やしたり、

それまでの自分が掴んでいた何かを減らしたりして、

その問題を乗り越えたとしても、

その先で、また別の何かの問題と言うか、

新たな壁の前に立つことがあっても不思議ではありませんし、



セレブの人が、お抱えの弁護士、お抱えのボディガード、

お抱えの料理人、お抱えの医師、お抱えのメンタル・トレーナー

を雇っていたとしても、それを自立していない証拠と言うのも

どうかと思います。



ですから、

「何かあったとしてもあのメンタル・トレーナーがいるから大丈夫かな。」

というような施療のゴールでも、

その施療は良い施療だったと言えるかもしれません。


また、

毎日決まった時間、決まった量の薬を

飲んでいるから大丈夫では

薬で痛み止めをしているようなものですから

解決とは言えませんが、

ポケットに薬をしのばせていることで、

「いざとなったらこの薬があるから。」との気持ちを持て、

その気持ちが持てることで

問題を引き起こすトリガ―を引かなくさせる。



そして、それ以後の色々な経験や人との出会いの中で

知らず知らず成長し、

やがてメンタル・トレーナーのことも

ポケットに忍ばせた薬のことも

忘れていく。

それで悪い訳が無いと思うのです。


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