今朝4時に一斉に報道された(らしい)、元スマップのメンバー3人の事務所退所のニュース。
今朝5時過ぎに朝刊を見た時には既に、記事となっていたので4時が「報道解禁」という時間だったのだろう。
スマップに関しては、解散騒動から「公開処刑」とまで言われた冠番組での生放送。
昨年暮れ、解散イベントもなく解散をした。
ファンにとっては、なんとも悔しいやら残念という気持ちの残る、解散だったのではないだろうか?
メンバーの中でも今回退所する3人は、以前から事務所を辞めるのでは?と言われ続けていた。
その点で考えると、事務所を辞めるのは既定路線という気がする。
一部では、解散騒動の要因となったメンバーの育ての親であったマネージャーは、新しい事務所設立に動き始め、他のスタッフも既に事務所を辞めている、という報道もある。
当事者ではないので、どこまでが本当なのかはわからないが、退所するメンバーが今後活躍するためには受け皿となる事務所は必要だろう。
その目途が立った・・・ということかもしれない。
ただ、正式な事務所となっていないため、10月以降の番組オファーが出し辛い状況かもしれない。
一連の報道で気になっていることがある。
それはジャニーズ事務所という芸能プロダクションが、テレビ局に対して絶大な力を持っている、と言われていることだ。
どれだけのアイドル達が所属しているのか?気になって調べてみると、SMAP以前の男性アイドルグループというのは「少年隊」だけだ。
後のグループは、SMAP以降に活躍し始めたアイドルグループばかりだ。
しかも、最近ではドラマやバラエティ番組での視聴率が、低下し始めているという指摘もある。
逆にゴシップ記事が、随分増えているような気がする。
バラエティ番組はまだしも、フジテレビが相当な力を入れて制作した「貴族探偵」などのドラマに関しては、散々な結果に終わっているように思える。
確かに、事務所側の圧力というモノがあるかもしれないが、視聴率が稼げないアイドルタレントを使い続けるほど、テレビ局に余裕があるのだろうか?
まして今回の「解散騒動」で、ジャニーズ事務所のイメージは大きくダウンしてしまった。
テレビ局側としては、視聴率が稼げないアイドルを使い続けるリスクと、事務所の圧力に屈してしまったテレビ局、というネガティブなイメージを視聴者にもたれるリスクを考えると、事務所の意向(あるいは最近流行りの「忖度」)で番組を製作するコトに抵抗感があるのではないだろうか?
むしろ積極的に、退所するメンバーを使うことのほうがテレビ局にとってはメリットが高いような気がする。
10月以降の番組編成で、彼らがどのような活躍をするのかは分からない。
ただ一つ言えることは、辞めたマネージャーやスタッフのいる事務所に移るというのであれば、彼らにとって一番心強いと思うし、ジャニーズ事務所側にとっては大きな痛手なはずだ。
少し芸能界という世界から離れ、それぞれが自分らしさが発揮できる場所を見つけ、再び活躍できればそれがファンにとっては一番良いことだと思う。