多賀町佐目の山中にあるミツマタ群生地でミツマタの花が満開になっていると知り、ミツマタ群生地へと足を運びました。
この群生地には、佐目の「十二相神社」のスギの巨樹群と明智光成の出生地に名乗りを上げた「十兵衛屋敷跡」に行った時以来です。
その時は、地元の方にミツマタの群生地が満開だよと教えてもらって訪れ、山の斜面を覆いつくすかのようなミツマタの群生地に驚いた記憶があります。
ミツマタ群生地に訪れたのは4年ぶりですが、駐車場も完備されて大勢の見学者やカメラマンが来られて花を楽しまれておられる様子でした。
ミツマタは、コウゾと同じく和紙の原料となる落葉性低木植物ですが、ここに自生したのか誰かが植樹したのか分からないそうですね。
数年前まで知られていなかったのがSNSで有名になって多くの方が訪れられるようになったようです。
群生地までは林道を20分ほど歩きますが、まず最初にミニダムがあって、緑がかった乳白色の綺麗な場所でいきなり道草です。
林道を登って行くと、少しづつミツマタが咲いている場所があり、その辺りを越えると大きな群生地まではあと少しで到着する。
林道や群生地ですれ違った人は30~40人ほどおられましたので、注意書きにあった熊除けの鈴は必要なかったかな。
とはいえ、誰でも熊は怖いので熊鈴を持参されてきた方は多く、あちこちからチリンチリンと音が聞こえている。
群生は見事としか言いようのない規模の大きさで、山の斜面から谷側まで群生は広がっている。
花は白くなったものや黄味の濃いものまであり、ちょうど見頃といった感じです。
現地ではスマホで記念撮影をされている方から気合の入ったカメラマンまで様々で、撮影条件やカメラの設定に工夫されているようでした。
当方は登山から帰り道のため普通のデジカメとスマホしかなく、何とか撮ろうとしてみたものの綺麗な写真を撮るのは難しい。
時間はちょうど2時頃で、珍しく陽射しの良い日で暖かく、ハイキングに来たようにお茶タイムを楽しまれている方もチラホラ。
のんびりした気分で、目の前には花の群生、周囲にはミツマタの花の香りが漂う落ち着いた午後のひと時です。
ミツマタは、枝が三つに分岐して花を付けることが名の由来となっており、元はヒマラヤ付近が原産地とされているそうです。
万葉集の和歌にも登場するといい、飛鳥時代の歌人の柿本人麻呂の和歌にも三枝(さきくさ)として詠まれていることから、古くから日本人に馴染みのある花だったようです。
ミツマタは、小さな花が集まってひとつの花を形成していますが、小さな花には花弁がなく、花弁のように見えるのは萼(がく)なんだそうです。
萼(がく)が開いて4枚に反り返っていて、そこが花弁に見えます。
下は萼(がく)がまだ開いていない部分が多い花。
次は萼(がく)がほぼ全部開いた花です。
萼(がく)が開いた頃は濃い黄色の花弁をしていますが、開き切ってから時間が経つと徐々に黄味が薄くなり、最後は真っ白い花になります。
しばしのリラックスタイムを過ごした後、林道を下ってくると見たことのない花を発見!(*正しくは花を見つけた人を発見)。
その方に花の名前を聞いてみると「アブラチャン」とのことで、続けて“アブラチャンとダンコウバイの識別は難しい。”と教えて頂きました。
アブラチャンは、果実・幹・枝葉・樹皮に油分が多く、油を搾って灯用に使われていたことから名が付いたといいます。
他には女性の髪の油や薪炭、輪かんじきなどにも使用していた場所があるといいます。
アブラチャンとタンコウバイの識別は、調べてみたけどよく分からずで、葉っぱが識別しやすそうですが、この季節は落葉していますので確認できない。
いずれにしても早春に咲く花で、枝先に芽生えた葉芽に春を感じられ、早春のウキウキする気持ちに花を添えてくれました。
この群生地には、佐目の「十二相神社」のスギの巨樹群と明智光成の出生地に名乗りを上げた「十兵衛屋敷跡」に行った時以来です。
その時は、地元の方にミツマタの群生地が満開だよと教えてもらって訪れ、山の斜面を覆いつくすかのようなミツマタの群生地に驚いた記憶があります。
ミツマタ群生地に訪れたのは4年ぶりですが、駐車場も完備されて大勢の見学者やカメラマンが来られて花を楽しまれておられる様子でした。
ミツマタは、コウゾと同じく和紙の原料となる落葉性低木植物ですが、ここに自生したのか誰かが植樹したのか分からないそうですね。
数年前まで知られていなかったのがSNSで有名になって多くの方が訪れられるようになったようです。
群生地までは林道を20分ほど歩きますが、まず最初にミニダムがあって、緑がかった乳白色の綺麗な場所でいきなり道草です。
林道を登って行くと、少しづつミツマタが咲いている場所があり、その辺りを越えると大きな群生地まではあと少しで到着する。
林道や群生地ですれ違った人は30~40人ほどおられましたので、注意書きにあった熊除けの鈴は必要なかったかな。
とはいえ、誰でも熊は怖いので熊鈴を持参されてきた方は多く、あちこちからチリンチリンと音が聞こえている。
群生は見事としか言いようのない規模の大きさで、山の斜面から谷側まで群生は広がっている。
花は白くなったものや黄味の濃いものまであり、ちょうど見頃といった感じです。
現地ではスマホで記念撮影をされている方から気合の入ったカメラマンまで様々で、撮影条件やカメラの設定に工夫されているようでした。
当方は登山から帰り道のため普通のデジカメとスマホしかなく、何とか撮ろうとしてみたものの綺麗な写真を撮るのは難しい。
時間はちょうど2時頃で、珍しく陽射しの良い日で暖かく、ハイキングに来たようにお茶タイムを楽しまれている方もチラホラ。
のんびりした気分で、目の前には花の群生、周囲にはミツマタの花の香りが漂う落ち着いた午後のひと時です。
ミツマタは、枝が三つに分岐して花を付けることが名の由来となっており、元はヒマラヤ付近が原産地とされているそうです。
万葉集の和歌にも登場するといい、飛鳥時代の歌人の柿本人麻呂の和歌にも三枝(さきくさ)として詠まれていることから、古くから日本人に馴染みのある花だったようです。
ミツマタは、小さな花が集まってひとつの花を形成していますが、小さな花には花弁がなく、花弁のように見えるのは萼(がく)なんだそうです。
萼(がく)が開いて4枚に反り返っていて、そこが花弁に見えます。
下は萼(がく)がまだ開いていない部分が多い花。
次は萼(がく)がほぼ全部開いた花です。
萼(がく)が開いた頃は濃い黄色の花弁をしていますが、開き切ってから時間が経つと徐々に黄味が薄くなり、最後は真っ白い花になります。
しばしのリラックスタイムを過ごした後、林道を下ってくると見たことのない花を発見!(*正しくは花を見つけた人を発見)。
その方に花の名前を聞いてみると「アブラチャン」とのことで、続けて“アブラチャンとダンコウバイの識別は難しい。”と教えて頂きました。
アブラチャンは、果実・幹・枝葉・樹皮に油分が多く、油を搾って灯用に使われていたことから名が付いたといいます。
他には女性の髪の油や薪炭、輪かんじきなどにも使用していた場所があるといいます。
アブラチャンとタンコウバイの識別は、調べてみたけどよく分からずで、葉っぱが識別しやすそうですが、この季節は落葉していますので確認できない。
いずれにしても早春に咲く花で、枝先に芽生えた葉芽に春を感じられ、早春のウキウキする気持ちに花を添えてくれました。
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