hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

昔の子どもの遊び

2007年03月18日 | 昔の話
私が育ったのは、東京の山手線の外側だが、山の手といわれる一応都内である。そこでも、昭和20年代から30年代にかけて、まだまだ、畑や、空き地、あるいはザリガニがとれるどぶ川もあり、せみ、トンボ、蛙は身近な遊び友達だった。

学校の帰り道にはクチャクチャ噛むとガムになるとか言って麦畑で麦の穂をとった。馬糞は道によく落ちていたが、一度だけ、荷馬車をひいた馬がオシッコをすごい勢いでするのにびっくりした。
長い竹棒の先にベタベタするもの(モチアメ?)をつけてそっとトンボにくっつけてトンボを捕った。網を使うのより良く取れたがトンボの羽がベタベタして困った。

庭には大きながま蛙が住んでいてよく見かけたが、ある日座敷の真中に鎮座していたときには驚いた。そういえば、モグラの姿は見たことなかったが、庭のあちこちに土が盛り上がっていて、そんなときは地面をドンドンを踏みつけておどかしてやったものだ。

自動車があまり通らない裏道では1,2塁とホームだけの三角ベースと呼ばれる野球を良くやった。近所の家に、「すいません!ボール取らしてください!」と入っていった。
男の子はベーゴマやメンコをやり、女の子はゴムとび、石蹴りをやったいたように思う。夏には夕涼みに隣近所の大人も浴衣にうちわの格好で道に出てきた。

いつ頃からだろう、道で遊んでいる子供たちを見かけなくなってしまった。最近の、私の最近は20年前からのことだが、子供たちはどこで遊んでいるのだろう。家の中でゲーム? サッカー、水泳などスポーツや習い事? 塾?
学校教育はスパルタでやってもらっても良いが、子供には友達と遊びを工夫したり、ボケーとするゆとり生活が必要だ。スケジュールに追われ、自由度のない生活は画一的人間をつくるのではないだろうか。
皆さんの家庭で家族旅行の計画を立てるには、親父よりまず子供の予定を聞いてからにしないといけないのでは?


コメント
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