宮本英司著『妻が願った最後の「七日間」』(2018年7月30日サンマーク出版発行)を読んだ。
朝日新聞の投稿欄の掲載記事を私も覚えている。
2018年3月9日の朝刊のこの投稿の反響が大きく、本になった。
目次
詩「七日間」
「七日間」ができあがるまで
二人の物語:二人の出会いから親子4人での生活まで。妻・容子さんの余命を知ってから死の一年前までの日記。
夫婦について:夫・英司さんの思い出と感謝
最後の変身(あとがきに代えて)
私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)
容子さんの詩「七日間」と、英司の投稿記事は感動的なものだが、二人の出会いなど夫婦の物語はとくに読みたいと言うほどのものではない。せっかくいい話で完結しているのに、さらに本にする意味があったのかと思ってしまう。
宮本英司(みやもと・えいじ)
1947年、愛媛県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、大手製パン会社に就職。1972年、学生時代から付き合っていた容子さんと結婚。2児の父親となる。2018年1月19日、45年間連れ添ってきた妻が他界。生前に綴った詩「七日間」を新聞の投稿欄に応募したところ、掲載されて大反響となる。現在、愛犬「小春」ちゃんと暮らしている。神奈川県在住。