今年もハツユキソウ(初雪草)が咲きました。
ハツユキソウという名前は、株が大きく育ってくると葉の上部の縁に白い斑(ふ)が入って、それが降り積もった初雪のようなのでこの名前が付けられたそうです 。
でも、我が家ではこの花をハツユキソウとは呼ばずに、『○○さんちのおばあちゃんの花』と呼んでいます。(○○さんとは旦那さまの友人の名前)
どうしてそんな呼び方なのかというと、この花は旦那さまの友人のお母様から頂いたもので、その頃はハツユキソウという名前がわからなかったのでそう呼んでいたような気がします。その後花の名前が判明してからも、『○○さんちのおばあちゃんの花』という呼び方は今でもずっと変わっていません。
おばあちゃんからこの花を頂いたのは、もう二十五年ほど前になるでしょうか。
そのお宅には、小さかった子供達を連れて家族でよく遊びに行かせていただいていました。おばあちゃんは小さく砕いたお餅を揚げて、おやつにあられ餅を作ってくれたり・・・
あるとき、「東京に住む娘の所に出かけた帰りには、途中で必ず買ってくるんだよ」といって、お茶菓子に信玄餅を出してくれました。初めて食べた信玄餅はとても美味しかったです。今でも信玄餅を食べる度に、その頃のことが懐かしく思い出されます。
そのおばあちゃんも昨年の冬に亡くなられてしまいました。
だから、今年『○○さんちのおばあちゃんの花』を庭で見かけたときは、とても嬉しかったのです。それと同時に、「あー、今年も無事に芽が出てくれたんだぁ~」と、ホッとしたのも正直なところです。
今年も咲いた、『○○さんちのおばあちゃんの花』

当初は毎年、その花の名前のとおり初雪が積もったようにたくさんの花を咲かせていました。でも次第に株数も減ってきて、いつのまにか忘れられた存在のような花となっていたのです。それでも数本のハツユキソウが毎年庭のどこかで咲き続けて、「今年もこんなところに『○○さんちのおばあちゃんの花』が咲いてるよー」なんていう会話はいつもしていたような気がします。
こぼれ種で発芽した小さなハツユキソウを、今年も庭で2本見つけました。たった2本だけ、しかも弱々しくて貧弱な株でしたがなんとか無事に花が咲いてくれてホントよかったです。
咲いた花をよく見ると、結実もしています。このまま庭に種がこぼれても困ってしまうので、しばらく花を楽しんでから先日新天地へ引っ越しをさせました。開花時にちょっと無謀かなぁとも思ったのですが、どうやら無事に根付いたようです。
下葉がハラハラと落ちてしまい、頼りなげな2本の株だけど・・・

今年咲いた『○○さんちのおばあちゃんの花』はご覧のとおりとっても小さな株で、お世辞にも美しい花姿とは言えず、自慢げにブログにアップできるような花ではありませんよね。ご近所の庭で、それこそ雪のように真っ白く群生しているハツユキソウに比べたら情けない花姿です。
でも、この小さな花の命は亡くなったおばあちゃんから頂いた花から引き継いでいるもの。芽が出て咲いてくれたことだけで、今年は凄く嬉しいのです。
この花は『母の毎日草』のように、ずっとずっとできる限り繋いでいきたいと思いました。
数年後にはこの2本の花たちのこぼれ種からたくさんの株が育って群生し、見事な初雪を積もらせてくれたらいいのですが・・・
ハツユキソウという名前は、株が大きく育ってくると葉の上部の縁に白い斑(ふ)が入って、それが降り積もった初雪のようなのでこの名前が付けられたそうです 。
でも、我が家ではこの花をハツユキソウとは呼ばずに、『○○さんちのおばあちゃんの花』と呼んでいます。(○○さんとは旦那さまの友人の名前)
どうしてそんな呼び方なのかというと、この花は旦那さまの友人のお母様から頂いたもので、その頃はハツユキソウという名前がわからなかったのでそう呼んでいたような気がします。その後花の名前が判明してからも、『○○さんちのおばあちゃんの花』という呼び方は今でもずっと変わっていません。
おばあちゃんからこの花を頂いたのは、もう二十五年ほど前になるでしょうか。
そのお宅には、小さかった子供達を連れて家族でよく遊びに行かせていただいていました。おばあちゃんは小さく砕いたお餅を揚げて、おやつにあられ餅を作ってくれたり・・・
あるとき、「東京に住む娘の所に出かけた帰りには、途中で必ず買ってくるんだよ」といって、お茶菓子に信玄餅を出してくれました。初めて食べた信玄餅はとても美味しかったです。今でも信玄餅を食べる度に、その頃のことが懐かしく思い出されます。
そのおばあちゃんも昨年の冬に亡くなられてしまいました。
だから、今年『○○さんちのおばあちゃんの花』を庭で見かけたときは、とても嬉しかったのです。それと同時に、「あー、今年も無事に芽が出てくれたんだぁ~」と、ホッとしたのも正直なところです。
今年も咲いた、『○○さんちのおばあちゃんの花』

当初は毎年、その花の名前のとおり初雪が積もったようにたくさんの花を咲かせていました。でも次第に株数も減ってきて、いつのまにか忘れられた存在のような花となっていたのです。それでも数本のハツユキソウが毎年庭のどこかで咲き続けて、「今年もこんなところに『○○さんちのおばあちゃんの花』が咲いてるよー」なんていう会話はいつもしていたような気がします。
こぼれ種で発芽した小さなハツユキソウを、今年も庭で2本見つけました。たった2本だけ、しかも弱々しくて貧弱な株でしたがなんとか無事に花が咲いてくれてホントよかったです。
咲いた花をよく見ると、結実もしています。このまま庭に種がこぼれても困ってしまうので、しばらく花を楽しんでから先日新天地へ引っ越しをさせました。開花時にちょっと無謀かなぁとも思ったのですが、どうやら無事に根付いたようです。
下葉がハラハラと落ちてしまい、頼りなげな2本の株だけど・・・

今年咲いた『○○さんちのおばあちゃんの花』はご覧のとおりとっても小さな株で、お世辞にも美しい花姿とは言えず、自慢げにブログにアップできるような花ではありませんよね。ご近所の庭で、それこそ雪のように真っ白く群生しているハツユキソウに比べたら情けない花姿です。
でも、この小さな花の命は亡くなったおばあちゃんから頂いた花から引き継いでいるもの。芽が出て咲いてくれたことだけで、今年は凄く嬉しいのです。
この花は『母の毎日草』のように、ずっとずっとできる限り繋いでいきたいと思いました。
数年後にはこの2本の花たちのこぼれ種からたくさんの株が育って群生し、見事な初雪を積もらせてくれたらいいのですが・・・