いつもiらしく

いつも自分らしく生きたい!
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そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

おばあちゃんの花、初雪草が咲いた♪

2008年09月07日 | 想い出の引き出し
今年もハツユキソウ(初雪草)が咲きました。


ハツユキソウという名前は、株が大きく育ってくると葉の上部の縁に白い斑(ふ)が入って、それが降り積もった初雪のようなのでこの名前が付けられたそうです 。
でも、我が家ではこの花をハツユキソウとは呼ばずに、『○○さんちのおばあちゃんの花』と呼んでいます。(○○さんとは旦那さまの友人の名前)


どうしてそんな呼び方なのかというと、この花は旦那さまの友人のお母様から頂いたもので、その頃はハツユキソウという名前がわからなかったのでそう呼んでいたような気がします。その後花の名前が判明してからも、『○○さんちのおばあちゃんの花』という呼び方は今でもずっと変わっていません。


おばあちゃんからこの花を頂いたのは、もう二十五年ほど前になるでしょうか。
そのお宅には、小さかった子供達を連れて家族でよく遊びに行かせていただいていました。おばあちゃんは小さく砕いたお餅を揚げて、おやつにあられ餅を作ってくれたり・・・
あるとき、「東京に住む娘の所に出かけた帰りには、途中で必ず買ってくるんだよ」といって、お茶菓子に信玄餅を出してくれました。初めて食べた信玄餅はとても美味しかったです。今でも信玄餅を食べる度に、その頃のことが懐かしく思い出されます。
そのおばあちゃんも昨年の冬に亡くなられてしまいました。


だから、今年『○○さんちのおばあちゃんの花』を庭で見かけたときは、とても嬉しかったのです。それと同時に、「あー、今年も無事に芽が出てくれたんだぁ~」と、ホッとしたのも正直なところです。






今年も咲いた、『○○さんちのおばあちゃんの花』

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当初は毎年、その花の名前のとおり初雪が積もったようにたくさんの花を咲かせていました。でも次第に株数も減ってきて、いつのまにか忘れられた存在のような花となっていたのです。それでも数本のハツユキソウが毎年庭のどこかで咲き続けて、「今年もこんなところに『○○さんちのおばあちゃんの花』が咲いてるよー」なんていう会話はいつもしていたような気がします。


こぼれ種で発芽した小さなハツユキソウを、今年も庭で2本見つけました。たった2本だけ、しかも弱々しくて貧弱な株でしたがなんとか無事に花が咲いてくれてホントよかったです。


咲いた花をよく見ると、結実もしています。このまま庭に種がこぼれても困ってしまうので、しばらく花を楽しんでから先日新天地へ引っ越しをさせました。開花時にちょっと無謀かなぁとも思ったのですが、どうやら無事に根付いたようです。






下葉がハラハラと落ちてしまい、頼りなげな2本の株だけど・・・

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今年咲いた『○○さんちのおばあちゃんの花』はご覧のとおりとっても小さな株で、お世辞にも美しい花姿とは言えず、自慢げにブログにアップできるような花ではありませんよね。ご近所の庭で、それこそ雪のように真っ白く群生しているハツユキソウに比べたら情けない花姿です。
でも、この小さな花の命は亡くなったおばあちゃんから頂いた花から引き継いでいるもの。芽が出て咲いてくれたことだけで、今年は凄く嬉しいのです。
この花は『母の毎日草』のように、ずっとずっとできる限り繋いでいきたいと思いました。


数年後にはこの2本の花たちのこぼれ種からたくさんの株が育って群生し、見事な初雪を積もらせてくれたらいいのですが・・・

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これも『アネモネ』ですかぁ・・・

2008年09月06日 | 我が家の花(2008)
『アネモネ・シルベストリス』が、白くて可愛い花を咲かせました。


この花も6月に知人から頂いた、たくさんの花のひとつです。
頂いたときにはもう花はなく、なにやら綿のようなものがフワフワと頭にたくさん付いているだけでした。
どんな花なのか全く想像すらできずに、「まぁ、来年のお楽しみってことでいいかなぁ~」なんてさほど気にも留めずにいたのです。


その花が株の下の方から新しい緑の葉を出し始めていたので、「もしかしたら花が咲くのでは…」と淡い期待を抱いていたところ、ホントに咲きましたぁ~


さっそく名前をネット検索してみると、どうやらこの花は『アネモネ・シルベストリス』という名前らしいです。よく見かける普通のアネモネは洋風で派手な感じの花なのに、この花は和風でとっても可憐な花・・・でも、同じ『アネモネ』なのですね。


今三つの花が咲いていますが、それぞれに違った表情を見せているのもちょっと不思議です。






違った雰囲気で咲く、三つの花・・・

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花だけ見ると、この時期に咲くシュウメイギク(秋明菊)によく似ています。


今は炎天下に咲いていますが、この花も植える場所を考えてあげなくてはいけないようですね。あまり派手な花ではないので、緑の多い所で可憐な白い花が引き立つようにしてあげた方がいいのでしょうか。






強い日差しの中で眩しそうに咲く、アネモネ・シルベストリス

P1050468


「再び花を咲かせて、可愛らしい花に出会わせてくれてありがとう!」


今度は綿毛の様子まで、ちゃんと見届けてあげなくては・・・

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ジャーマンアイリスの引っ越し

2008年09月05日 | 我が家の花(2008)
晩秋もしくは初冬になるであろう我が家の引っ越しに先駆けて、春から庭の花たちを少しずつ新天地へ移動して仮植えをしています。


ジャーマンアイリスはお気に入りの種類だけを1株ずつ他の花たちと同じ場所に植えて、残りは少し離れた荒れ地をお借りして植えることにしました。あまりに増えたジャーマンアイリス、全ての種類を1株だけ引っ越して植えればよいのでしょうが、色々の方々から頂いて十年近くの年月をかけて育ててきたジャーマンアイリスたちです。やはりこのまま放置して行ってしまうのは忍びなくて・・・


数年前から知人や友人たちにたくさんの株を差し上げて整理してきたつもりなのですが、それでも年々種類も増えるし株もどんどん広がって大きくなってしまいました。






春に咲いた我が家のジャーマンアイリスたち・・・(5月22日撮影)

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三十数種類がごちゃごちゃと色々な花が混ざって窮屈そうに咲いています。最初は色の調和なんかも考えて、センス良くすっきりと咲かせていたつもりなのですが・・・いつのまにやらこんな状態になってしまってホントどうしましょうって感じですね。


ジャーマンアイリスは1株掘り上げても植えるときには数株に株分けして植えなくてはいけないので、庭にある株の何倍もの数に増えてしまうのです。梅雨前から少しずつ引っ越しを始めて、ようやく9割位の移動が済みました。
真夏の炎天下での移植作業は、想像以上に本当に大変でした。
まず、庭のジャーマンアイリスを抜く仕事が一苦労。そして、荒れ地の草を刈ってそこを少しずつ『開墾』して植える場所を確保してから移植します。その作業の重労働といったら、これまた大変なものです。
一度にできないので、その繰り返し作業が何度も何度も続くのです。


そして、凄い荒れ地だった場所がようやく『ジャーマンアイリスの花咲く丘』らしくなってきて、日増しに賑やかになってきました。


では、『ジャーマンアイリスの花咲く丘』ができるまでを極々簡単にご紹介しましょう。






このような荒れ地・・・作業開始時は草も短くてまだ多少は楽でした

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あまりにも凄い草だったので、見かねた農家のプロの方(娘のお舅さん)が草刈り機で刈ってくださいました。それから開墾作業が始まります。


植え付ける場所が用意できたら、次はジャーマンアイリスを小分けにして植え付けます。






こんな感じにジャーマンアイリスを植えてみました・・・(6月17日撮影)

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種類や色の区別はほとんどできていないのですが、1株を小分けしたものは1列にまとめてあるので、少なくても列ごとに同じ花が咲くように植えたつもりですが、さてどうでしょうか。






これが『ジャーマンアイリスの花咲く丘』のはじまりです・・・(6月17日撮影)

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丘と呼べるほどの所ではないのですが、一応響きもよいので丘ということにしておきましょう。


ジャーマンアイリスだけでは春以外の季節が淋しいので、フロックスや菊などの花たちも少しだけ植えることにしました。






最初に植えた株も、順調に育ってきている丘・・・(8月28日撮影)

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草を刈るときも開墾するときも、雑草の中に紛れているネジ花たちを傷付けてはいけません。注意深くネジ花を抜いて、大きな石の横に移植してみました。ジャーマンアイリスの間にも自生していたネジ花がそのまま生えています。
友人から教えていただいたところによると、ネジ花は何かと一緒に植えられていないと育たない花だそうです。石の横にもすぐに雑草が生えて来ると思うので、雑草と一緒に無事に育ってくれるでしょうか。






たくさんのジャーマンアイリスとネジ花も植えられた丘・・・(9月5日撮影)

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当初は『小さなアイリスの丘○○○』と名付けたのですが、「小さなアイリス」ではなくてここは「小さな丘」なのだからこの名前ではちょっと意味が違ってきます。そこで、『ジャーマンアイリスの花咲く丘○○○』と改名しました。○○○は地名ですので、あしからず・・・


このような場所を提供していただいて、本当によかった。これでなんとか庭のジャーマンアイリスを全て移してあげられそうです。


早春には黄色い水仙と真っ赤なチューリップが咲き、やがて色とりどりのジャーマンアイリスが小さな丘一面に咲いて、初夏には大きな石の横に白とピンクのフロックス、そして足元にはピンクのネジ花が可愛く咲いて、お盆を迎える頃になると黄色のオミナエシが咲き、秋風が吹く頃には白い秋明菊が咲く・・・
『ジャーマンアイリスの花咲く丘○○○』は、そんな丘になりそうです。


ご近所のみなさんが、農作業の手を休めてこの小さな丘に咲くジャーマンアイリスや四季折々の花たちを眺め、少しでも心癒されてくれると嬉しいのですが・・・

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隔離されてる西洋朝顔『ウエディングベル』

2008年09月03日 | 我が家の花(2008)
以前のブログにも書きましたが、我が家の西洋朝顔『ウエディングベル』は隔離されて裏庭で淋しくひっそりと咲いています。でもこれは、『純粋の種』採取用の手段でありまして・・・本命は表通りに華々しく(?)咲かせております。


毎年我が家では、西洋朝顔のヘブンリーブルー、ウエディングベル、そしてブルースターなどを咲かせて、種を自家採取してはまた翌年それらを蒔いて育てています。
同じ庭に咲かせているためでしょうか、確実にウエディングベルの種を採取して蒔いた中から、数本はどうしてもヘブンリーブルーが咲いてしまうのです。
これは蜜蜂や蝶たちによる受粉のせいなのか、はたまた先祖返りなのか・・・
こんな現象が数年続いてしまいました。


原因は定かではないのですが、とにかくこのままだと貴重なウエディングベルの種の存続が危ういのです。
そこで考えたのが、この隔離です。でも同じ敷地の中、裏庭での隔離栽培ですから単なる気休めにしかならないかもしれませんが・・・
それでもやってみる価値はあると思って、今年はウエディングベルを3本だけ隔離して植えてみました。


その隔離して育てられてきた種採取用のウエディングベルも、日一日と花の数も増えてきて美しく咲いてきました。まだまだ結実には日数がかかるでしょうけど、なんとか種採取という大役を果たしてくれそうでホッとしています。






1本の鉄棒に我先にとしがみついて咲いている、3本の隔離されたウエディングベルたち

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数週間前の風雨で支柱代わりの鉄棒が倒れて、枝がたくさん折れちゃいました。それでも、今朝も隔離ウエディングベルはこんなに元気いっぱいに咲いてくれています。朝顔ネットなんかなくたって、こんな鉄棒1本と古びた物干し竿でもそれなりに美しく咲いてるところが凄いですね。


昨年は、娘の所にもこのウエディングベルを植えてもらっていたのですが、今年はヘブンリーブルーに切り替えてしまったので、種の採取は我が家でちゃんとやらねばなりません。責任重大なのです。
もちろん、冷蔵庫の中には2003年に初めて自家採取した種は少しだけ保管してありますが、それを使うのは万が一の時だけ。その種は保険のようなものですから・・・


ヘブンリーブルーの種の方は、只今順調に採取中です。
同じ信州でもここよりはもっともっと、かなり標高の高い自然豊かな地に暮らす友人にヘブンリーブルーの種を送ってあげなくてはいけませんので・・・
そこは、春がとても遅くて冬がとても早いのでヘブンリーブルーの種採取なんて、とてもとても無理なのです。


ちょっと愉快なお話、いえいえ、心温まるお話を・・・(…っていうか、種温まるお話ですね)


その自然豊かな所にお住まいの友人は、春になって種を蒔いても全然発芽しないので種をお腹で温めてあげたのだそうです。ところが、少々温めすぎちゃったのかどうなのか、種が茹だってしまい結局はだめだったようですが・・・
それにしても、鶏の卵じゃないんだからお腹で温めるって・・・失礼を承知でついついお腹の底から笑っちゃいました。
「来年は家の中でプランターで発芽させてみようかしら…」と言っていました。その方が正解かもね・・・


この愉快なお話はともかく、この友人は心根がとっても優しくて、人の痛みがわかる本当に素敵な友なのです。種をお腹で温めてあげたことでも彼女の優しさが十分に伝わるのですが・・・
その友人の庭でも、その後苗を頂いて植えたヘブンリーブルーがお盆過ぎから咲き出したとか…ホントよかったわ。
ただし、緑のカーテンを夢見てかどうかわかりませんが二階まで延ばして用意しておいた紐だったようですが、1m程までようやく成長したヘブンリーブルーにはこの紐はあまり役立たなかったみたいですけど・・・


※愉快で心優しい友へ、ひとこと・・・
人生、何事も経験です。これに懲りずに来年こそは緑のカーテンを目指して頑張ってみてくださいね! 種採取はわたくしにお任せあれ。春になったら、種はどっさりお送りします。


こんな友の愉快でお茶目な会話に、私はどれだけ心癒されていることやら・・・

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こちらも同じ『桃色昼咲き月見草』?

2008年09月02日 | 我が家の花(2008)
昨日のブログで紹介したピンク色のガウラと一緒に、知人から頂いた『モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲き月見草)』がようやく咲いてきました。
この花もピンク色のガウラ同様に植えてからずっと枯れた状態が続いていて、祈るような気持ちで見守る中復活した花のひとつなのです。


でもこの花、少々疑問もありまして・・・
数年前から庭に咲く桃色昼咲き月見草は花が大きくて豪華な感じなのですが、知人から頂いたこの花は小さくて少々野性的に咲いているといった感じ。どちらも桃色昼咲き月見草だとは思うのですが・・・
でも、あまりにも花の感じが違って見えるので、同じ花なのか少々疑問なのです。






今年初めて咲いた可愛らしい花と、右は毎年咲いているちょっと豪華な花(参考までに)

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(右の花は、6月の開花時に撮影ものです。)


そのときのブログでも書きましたが、
昼咲き月見草には二種類あって・・・
  白い花が咲いて、しぼむとピンクになるのが『ヒルザキツキミソウ』
  咲いている時からピンクの花は『モモイロヒルザキツキミソウ』
だそうです。


だからこの花も、同じ『モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲き月見草)』で間違いないと思うのですが、さぁどうでしょうか。






こんなに立派な株に復活してくれて、嬉しい限りです・・・

P1050409


咲いている花の雰囲気も株の様子も、以前から咲いている花とは全然違うのですが、植えてある場所の違いでしょうか。それとも野生種とか園芸種とかの違いなのでしょうか。それとも咲く時期のせい?
まぁ、そのへんのところはよくわかりませんが、とにかく頂いたお花が無事に根付いて綺麗に咲いてくれたことが一番嬉しいです。
よく見ると回りに新しい株もチラホラと顔を出してきたようだし、来年はちょっとした群生で花を咲かせてくれるかもしれませんね。
またひとつ小さな楽しみが増えました。


こんなちっぽけなことでも『楽しみ』だと思える、今の自分がちょっと好きかも・・・

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