いつもiらしく

いつも自分らしく生きたい!
素敵に年を重ねていつも愛らしくいたい!
そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

久々に、朝日の昇る光景・・・

2009年12月20日 | 庭の野鳥たち
このところ雪の降る寒い日が続いて、外も一面銀世界。
北国の方々は雪かきや雪下ろしなど、ご苦労されていることでしょうね。
こちらでも、昨日は『my除雪機』が今季初出動。
(my除雪機といっても娘の家の除雪機で、オペレーターはお舅さん…)
手動での雪かきも、忙しい一日でした。


今朝は、久し振りに朝日が昇る光景を眺めながらの朝食です。


リビングから眺める、日の出の様子をご覧いただきましょう


東の空が赤く染まってきて・・・(6時35分)

P1180334


太陽が・・・(6時52分)

P1180350


顔を出しましたぁ・・・(6時53分)

P1180353


朝日に照らされた雪景色がきれい・・・(6時54分)

P1180356


右に目を向けると・・・
国営アルプスあづみの公園に向かう道路では、早朝から除雪車が働いています。


「早朝からのお仕事、ご苦労様です!」


除雪車も早朝から大忙し・・・

P1180342


今朝は、ジョウビタキも早朝からのご出勤・・・


このところ、午前中から夕方にかけて頻繁にやってくるようになったのですが、
朝の早い時間に見かけたのは、今日が初めてです。
きっと、久し振りの朝日が嬉しかったのでしょうね。


縁側のアズキナシの枝に留まって、朝日に輝く雪景色を眺めています。


羽を膨らませて、雪景色を眺めているジョウビタキ・・・(7時12分)

P1180368_3


オレンジ色の羽を思いっきりま~るく膨らませて、物思いにふけっているような後ろ姿が、
なんとも可愛らしいですねぇ~

コメント (6)
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『ジョウビタキ』へのおもてなしは・・・

2009年12月16日 | 庭の野鳥たち
今年も冬鳥がやってくる季節になりました。


真っ先に我が家の庭にやって来た冬鳥は、なんとオレンジ色が綺麗な『ジョウビタキ』です。


ジョウビタキは、一旦縄張りを持つと、その辺りをあまり離れないようなので、
人家に近い場所でも意外と簡単に見かけることのできる、身近な冬鳥なのだそうですね。


「えっ、そうなの? 『身近な冬鳥』という割には、初めて見る野鳥だけど…」


このところ、お昼前後に縁側にやってくるのは、きっとここが気に入ってくれたのでしょうか


そうとわかれば、早速ジョウビタキさんへ心を込めたおもてなしをしなくてはいけませんねぇ~
これから毎日、ジョウビタキとの楽しい日々が待っているのだから・・・(たぶん…)


これが、ジョウビタキさんへのおもてなし・・・

P1180177

(赤い実を、いっぱい用意させていただきましたぁ…)


ジョウビタキは雌も雄も各々に縄張りを持って、一羽で行動している野鳥のようです。
(雄と雌の色が違って、お腹が鮮やかなオレンジ色をしてるのが雄。雌は、おとなしい色合い…)


…ということは、我が家のお客さまは『雄のジョウビタキが一羽だけ』ってことですね。
だったら、こんなにたくさんのお食事は必要なかったのかなぁ・・・


昨年の冬は・・・


餌台や餌箱を用意して、野鳥たちを待っていたのだけれど、やってきたのはスズメ、ムクドリ、ヒヨドリくらい。
賑やかだけど、地味な野鳥ばかりでした。
それでも、餌台にやってくる野鳥たちを眺めるのはとっても楽しかった!


「今年は、もっとたくさんの種類の野鳥たちが来てくれないかなぁ…」


そんな『ウエルカム』の気持ちを込めて、
旦那さまが散歩の帰りに見つけたという赤い実の付いたツルウメモドキの枝を、薪小屋の横に挿しておきました。


数日後、綺麗な小鳥が一羽その枝に留まっているのを目撃


お腹が鮮やかなオレンジ色をした、スズメくらいの大きさの可愛らしい小鳥です。
でも、あっという間に飛び去ってしまいました。


早速野鳥図鑑で調べてみると、冬になると日本に渡ってくるという『ジョウビタキ』らしい。
あまりにも綺麗な小鳥だったので、どうしてももう一度会いたいと思っていました。


そうしたら数日後には、縁側の横に設置してある餌箱に小さな小鳥が一羽・・・
あのオレンジ色のジョウビタキです。


「早く! カメラ、カメラ…」


な~んてバタバタしているうちに、飛び去っちゃったぁ~
カメラと野鳥図鑑は、すぐ目の前に用意してあったのですが・・・


「あらっ、せっかく来てくれたのに餌箱が空っぽだわぁ…」


餌箱も空っぽ、餌台もまだ出してなかったのです。
でも、またきっと来るに違いない! 急いで食べ物を用意してあげなくては・・・


12月13日の寒い日、ジョウビタキさんへのおもてなしの準備です・・・


ちょうどその日は、旦那さまが間伐材を貰いに山へ行くことになっていたので、
赤い実を探しに同行することにしました。
行き先は、扇沢駅へ向かう道路脇。ここには、中部電力の送電線を保護するために伐採した、
間伐材が置いてあります。旦那さまの友人の紹介で、その間伐材を貰いに行きます。


ここは、黒四ダムへ向かう道・・・

P1180095

(この道路の右手に、間伐材が置いてあります…)


薪ストーブに使うナラや桜などは数回にわたって運んであるので、
今回はガーデニング用に使うカラマツの大木を頂くのが目的です。


旦那さまが木の積み込み作業をしている間に、私は近くの林で赤い実探し・・・
でも、全然見つかりません


雪もチラチラ舞ってきて寒くなってきたので、諦めて間伐材が積まれた場所に戻ってみると、
なんとそこには赤い実の付いた枝がごっそりと置かれていました。
(もちろん、ここは許可済みの場所…)


「あったぁ~ この枝をいっぱい貰っちゃえばいいやぁ…」


カラマツの大木と、たくさんの赤い実・・・

P1180121

(これだけあれば、ジョウビタキも喜んでくれるよね…)


大きなバームクーヘンのような大木を数本と、美味しそうな赤い実を積んで帰りました。
途中で見つけた赤い実も一緒に・・・


おもてなしの赤い実は四種類・・・


ちょっと堅い実の『アズキナシ』・・・

P1180106

(名前が分からなくて、木の実図鑑で調べましたぁ…)


美味しそうな真っ赤な実『ガマズミ』・・・

P1180112

(この実は、家の近くにもたくさんあるけれど…)


小鳥が食べるか分からない実『ノイバラ』・・・

P1180128

(赤い実だったから、ついでにこれも。でもちょっと痛そう…)


近くで見つけた赤い実『ツルウメモドキ』・・・

P1180140

(これが一番の好物かもね…)


早速、おもてなしのセッティングです


餌箱には小さな柿を数個。 あれっ、柿も食べるのかなぁ?
(柿なんか置いたら、他の大きな鳥が来ちゃうかもしれない…)
その横にガマズミとアズキナシの枝を挿して・・・
縁側の上には、ガマズミとアズキナシとツルウメモドキもたくさん置きました。


これで、おもてなしの準備完了・・・

P1180174

(ちょっと贅沢な、野外レストランだね…)


「さぁー、いつでもいらっしゃ~い…」


そして昨日のお昼過ぎ、ジョウビタキがやってきましたぁ


餌箱の上でなにやらキョロキョロしています。
慌てずにゆっくりと・・・写真もなんとか撮れました ♪


ようやくパチリ! ジョウビタキです・・・

P1180220


P1180218


P1180222


(わっ、この写真鳥が小さすぎ! でも、お腹のオレンジ色や翼の白い斑紋はわかるでしょう…)


初めて撮らせていただいたジョウビタキ。部屋の中からガラス越しの撮影です。


とにかく驚かせないように、わたしもその場を動かないままそっと撮りました。
『ほふく前進』でほんの少しずつ進んでみたりして・・・(こんな姿は絶対に見せられません…)
でも、こんなにちっちゃな小鳥の姿しか撮れなかった!(これでも、トリミングしてます…)


ブログにアップできるような写真ではなかったけど、嬉しさのあまりにアップしました。
また、きれいなジョウビタキの写真が撮れたときには、改めて見ていただきましょう・・・
(もしかしたら、度々アップしちゃうかもね。でも、そうなれば嬉しいけど…)


写真を見ながらネットで確認した結果、この小鳥は『雄のジョウビタキ』で間違いないようですね。


ジョウビタキは、スズメと同じ大きさの野鳥です。
みなさんが口々に、『冬鳥のアイドル的存在』と言ってるのが頷けますねぇ~
どうやら雌の方が色合いも優しい感じで、目がとっても可愛らしいのだとか。
雌が我が家の庭に来ることは、まずないと思うけど(現在この子が来てるから…)、
一度はお目にかかりたいものです。できることなら、ツーショットで・・・


本当に可愛らしい小鳥です。すっかりジョウビタキのファンになってしまいましたぁ~


今日もお昼頃にやってきましたよ。
なんと今日は、ガマズミの枝に留まって実を突いていました


どうやら、おもてなしがお気に召したようで・・・


「うふっ、一歩前進だわぁ…」


ところが、写真を撮る前に飛び立ってしまいましたぁ~ 残念!
なんとまぁー、小食なジョウビタキさんだこと・・・
もっとお腹いっぱい食べてくれればよかったのにねぇ~


これから毎日ここにやってきて、少しずつ仲良しになってくれるといいなぁ・・・
いつの日か、窓を開けてご対面できることを夢見ているわたしです。


「ちょう(蝶)の次は、やちょう(野鳥)ですかぁ…」と、呆れているのはどなた?


季節が移っているんだもの、わたくしの追っかけだって冬バージョンということで…


そうそう、こんなに寒くなってきたというのに、庭の土手でヒメアカタテハを見つけました。
(蝶のことだって、ちょーっとは気にかけているのですよ…)


今日出会った、ヒメアカタテハ・・・

P1180247


この蝶は、まだこんな所で遊んでいるけど、大丈夫なんでしょうかねぇ~
こちら、明日は朝から雪予報だというのに・・・

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セイロンベンケイソウって、こんな花!

2009年12月12日 | 我が家の花(2009)
『セイロンベンケイソウ(セイロン弁慶草)』がオレンジ色の花を咲かせました。


これ、セイロンベンケイソウの花・・・(たぶんね…)

P1180062


春先に裏のおばちゃんが、
「冬になったら部屋の中で、『おもしろい花』がいっぱい咲くから植えてみぃ…」
と言って、根が出ている10センチほどの小さな苗をたくさん届けてくれました。


おもしろい花って、どんな花?…」


ちょっと興味がありました。
寒さに弱いから、寒くなったら部屋に入れるようにとのこと。


「う~ん、部屋の中って言われてもねぇ~ こまったなぁ…」


冬はシンビジュームの鉢が四つもあるし、もうこれ以上花との同居はちょっと無理です。


「そうはいってもね、せっかく持ってきてくれたのだから、鉢に植えてみましょ…」


…ということで、三つの鉢に数本ずつ植えました。


葉が肉厚で、なんだかサボテンみたい・・・


「いったいこの植物は何者? どんな花が咲くのかなぁ…」


調べようにも、花が咲かないことにはどうしようもない!


この訳の分からない植物、夏の間も戸外ですくすくと育っておりました。
そして秋も深まった頃、おばちゃんの指示どおりに部屋の中に入れて育てていると・・・


伸びた茎の先端に、なにやら蕾らしきものがたくさんぶら下がってきました。


「ほんとだぁ~ これはおもしろい花が咲きそうだわぁ…」


…ということで、


おもしろそうな花が咲く様子を、ご覧いただきましょう


伸びた茎の先端で、うな垂れてる蕾たち・・・(11月18日)

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やがて、姿勢を正してきた蕾たち・・・(11月26日)

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オレンジ色の花が、ちょこんと顔を出してきて・・・(12月1日)

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スカートのような花が咲きましたぁ・・・(12月4日)

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ちょっとはしたないけど、下から覗くと可愛らしい・・・(12月4日)

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今、この鉢が花盛り・・・(今日、12月12日)

P1180018

(ここには、3本の苗が植えてあります…)


この花、緑色をしているのは萼で、オレンジ色が花です。
緑色の萼の先端が裂けて、花がチラリと顔を出す・・・


あれっ? こんな咲き方どこかで見たような…


そうですね、このような咲き方のお花がありましたぁ~


アブチロンの『ウキツリボク』。またの名を『チロリアンランプ』。
花の咲き方は、あのウキツリボクとよく似てますねぇ~


さてさて、お花の色も形もわかってきたところで、名前調べとまいりましょうか。


…とはいったものの、ネット検索でなかなか見つからない!
ようやく『セイロンベンケイソウ』という名前に辿り着いたものの、
花の写真を見ると、どの写真もお花がごっそりと寄り集まって賑やかに咲いています。


我が家の花の付き方はというと、
『両手にバケツを持たされながら、廊下に立たされている』どこか懐かしげなあのポーズ。


こんな咲き方のセイロンベンケイソウは、あまり見あたりません


でも、セイロンベンケイソウは「育つ環境によって色も形も変化する」って、
どこかのサイトに書いてあったから・・・


「この花はやっぱり、セイロンベンケイソウでいいんだわぁ…」


では、この花について調べた情報を少々


  この花、正式名称は『ブリオフィルム・ピンナツム』というらしいですね。
  通称は和名の『セイロンベンケイソウ(セイロン弁慶草)』と呼ぶようです。
  花の形が吊り灯籠に似ていることから『トウロウソウ(灯籠草)』とか、
  葉から芽が出ることから『ハカラメ(葉から芽)』とも呼ばれるそうです。
  そしてもうひとつ、
  セイロンベンケイソウは、その育てられている環境(温度や湿度、日照など)によって、
  色形を変えるから、『七色の花をつける』といわれるんですって。


「葉から芽が出る・・・だから、ハカラメ! こんなネーミング、ありなの?」


そこで葉を覗いて見ると、何やら付いてます。


これは、紛れもなく『葉から芽』です・・・

P1180072

P1170655


(たしかに、葉から芽が出ていますねぇ…)


葉の付け根からは、小さな新芽が出ています。
株元では、太い茎から出てきた新芽が続々と伸びてきています。


葉の付け根も株元も、新芽だらけ・・・

P1170657_2

P1170653_2


(こんなにジュニアが育って、どうしましょう…)


繁殖力旺盛ですね、この花は・・・
葉から出た小さな『芽』の研究は、来年の課題としましょう。
今年は花が見られただけで、もう大満足


この花は、まだまだ不思議がいっぱい・・・


オレンジ色の花が顔を出してくるにしたがって、上部の葉がしおれて枯れてくるんですね。
最初に葉が枯れ始めたのを見つけたときには、株が弱ってきたのかと思ってとても心配でした。
でも、この花はたぶん葉を枯らしながら花を咲かせていくのでしょうね。
上から下へと段々に、葉が枯れ落ちて少しずつなくなってしまいます。


「そっかぁー、だから首をなが~く伸ばして花が咲いているように見えるんだね…」


もうひとつ、セイロンベンケイソウの花には咲く順番があるのではないかと思うのです。
まず手前が咲いて、その次に両側の上部の蕾が開く・・・そんなルールがあるのでは?


花の咲く順番が、決まってるのかなぁ・・・

P1170649

(なんてまぁー、律儀なお花だこと…)


裏のおばちゃんの言うとおり、セイロンベンケイソウは『おもしろい花』でした


今、我が家のリビングの特等席では、このセイロンベンケイソウの三鉢が大部分を占め、
金の成る木やウキツリボク(チロリアンランプ)もまだまだ頑張って咲いています。
(ウキツリボクの4個目の赤い蕾が、間もなく開きそう…)


陽当たりの良い、特等席で咲いている花たち・・・

P1180028

(日向ぼっこは、気持ちがいいよねぇ…)


写真(↑)、左奥に少しだけ見えているのがシンビジュームです。
いつになったら、このシンビジュームたちが主役として特等席に並ぶことができるのでしょうかね。
花芽もだいぶ伸びてきたというのに、まだ後方で静かに出番を待っています。

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我が家の大事な冬支度・・・

2009年12月09日 | 日々の暮らし
そろそろ『一番大事な冬支度』をしなければ・・・
冬の間を美味しく過ごすために、『野沢菜漬け』の漬け込み作業です。


昨日は今年一番の冷え込み。
我が家の畑の野沢菜も、何度目かの強い霜が当たって真っ白です。
葉を見ると、先端が紫色に変色し始めています。
こうなれば、軟らかくて美味しい野沢菜になっているはず!


寒い朝でしたが、風もなく穏やかで野沢菜漬け日和♪
(先日はベーコン作り日和で、昨日は野沢菜漬け日和…天気が良ければ、いつも何とか日和だね…)


我が家の冬支度、野沢菜漬け・・・

P1180004

(美味しく漬かってくれるといいんだけど…)


隣近所の畑の野沢菜は、すでにきれいさっぱり抜き取られているというのに、我が家と娘の家の畑では青々としています。
今年は陽気が暖かということと娘のおでかけなど、諸事情により例年よりかなり遅い野沢菜の収穫となってしまいました。
でも、強い霜に何度もあたって、野沢菜はとってもやわらかそう・・・


みんなでゆっくりと10時のお茶を楽しんでいるうちに、野沢菜の霜も消えてきました。


さてさて、野沢菜の収穫を始めましょう・・・


本日の作業、参加者は4名。我々夫婦と、娘とそのお舅さん。
いつもはわき役か撮影係のわたしですが、野沢菜漬けともなればもちろんわたしがリーダーさ!


さぁー、みんなわたしの指示に従って、頑張って働いてね!!!
(…と言いたいところなんだけど、それぞれみなさんマイペースなもので…)
あーだこーだと小言のひとつやふたつも言いながら、それでも楽しく作業が進みます。


娘の家の野沢菜は、ちょっと控えめに小振りのお菜が畑に少し。
…で我が家の野沢菜はちょっと大きめで、その量もた~くさん。
まぁ、作った人の個性も出てるかなぁ…って感じもする今年の野沢菜です。


収穫した野沢菜は、土手に並べてしばし寝かせておきましょう。
(こうしておくと、少ししんなりとするので、洗うときにポキポキ折れなくて洗いやすい…)


野沢菜が土手で日向ぼっこしている間に、我々は昼食タイムです。


食事を済ませて、コーヒーでひと息ついてから、
さぁー、ここからが本番。『お菜洗い』と『漬け込み作業』が始まります。


先ずは、娘の家の分(野沢菜2束)を洗って漬け込みます


娘とわたし、女二人がお菜を洗っているうちに、うちの旦那さまはちょっと離れた畑の土手で日向ぼっこしてるお菜を束ねて、軽トラで庭まで運びます。
お舅さんはというと、お菜の長さを桶に合わせて切ってくれたり、我々のサポート役。


娘の家の野沢菜漬けは、いたって簡単!
塩と市販の野沢菜漬けの素を混ぜた物を、お菜と交互に振りかけながら漬け込みます。
桶いっぱいにお菜を漬け込んだら、重石をのせて『ハイできあがり!』


娘の家の野沢菜漬け、今年こそは母から教わった付け方で…と思い、密かに生姜などを用意していたのですが・・・
先を越されてしまいましたぁ~
お舅さんが、例年通りに野沢菜漬けの素をすでに買ってきていました
こうなれば、お舅さんの用意した物を使わないわけにはいきませんねぇ~


そんなこんなで、娘の家の野沢菜漬けは終了。


次は我が家の分(野沢菜3束)です・・・


それでは、我が家のお菜洗いから漬け込みまでの様子を、画像付きでご紹介しましょう。
(野沢菜漬け作業はわたしが主役! そこで、今回は撮影係を娘がかってでてくれました…)


ずっと以前は実家の父が育てたお菜を貰って、数年前までは旦那さまの叔母が育てたお菜を頂き、そして昨年は娘のお舅さんが育ててくれたお菜を使って漬けていました。


今年は、初めて旦那さまが自分で種蒔きをして育てたお菜を使います
見てやってください。結構立派なお菜になったでしょう。(残念ながら、畑の画像はないけど…)


旦那さまが初めて育てた、今年のお菜・・・

P1170882

(だれ? こんなに雑に切ったのは…株元できれいに切ってねって言ったじゃん!)
そんな小言もいいたいけれど、まぁいいでしょう。来年は厳しくいくからね!


ちょっと大きく育ちすぎたかなぁ…と不安そうでしたが・・・
太いの細いの色々あるけれど、初めてにしては立派なお菜に育ったと思いますよ
(…って、素人のわたしに言われたくないかなぁ…)


それでは、お菜洗いから・・・


洗い桶をふたつ用意して、『下洗い→仕上げ洗い』と流れ作業で洗います。
もちろん、こまめにお水を取り替えて洗います。
叔母の教えに従って、ぬるま湯を使ってのお菜洗いだから結構楽ちん♪
ぬるま湯だと、汚れも落ちやすくてアクも抜けるのだとか・・・
以前は、木枯らしの吹く中でも手を真っ赤にして真水で洗っていたんだけどなぁ~


全体をザブザブと・・・(今年のお菜は汚れも少なくて、ホッ…)

P1170871


仕上げ洗いも念入りに・・・(株元も、よ~く広げてすすぎましょう…)

P1170884


洗ったお菜は、後に用意された台の上で水切りです。


このとき、手の空いた人が太い株と細い株を分けながら並べます。
こうして分けておけば、漬けるときに太い株から順に漬けられるからね!


洗った後は、水切りです・・・

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(味がしみ込みやすいように、太いお菜には包丁で株に十文字の切れ込みを入れましょう…)


お菜が洗い終わったら、いよいよ漬け込みに入ります。


その前に、調味料などのご紹介を少々。


我が家の味付けはというと・・・


粗塩とザラメと、そしてもうひとつ『隠し味』・・・

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さて、この袋の中身はいったい何でしょうか!


これ(↓)が我が家の『隠し味』・・・


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袋の中身は酒粕と味噌。
ボールの中で酒粕と味噌を混ぜ合わせて、日本手拭いで作った袋に入れ、
口を結わえて平らにしておきます。


この隠し味を使うのが、旦那さまの実家に伝わる『○○○家代々の野沢菜漬け』なのです。


結婚してからは、ずっと母から教えてもらった漬け方をしていたのだけれど・・・
ある年からは、旦那さまの実家で昔から漬けていたという方法に切り替えました。
母の味は実家の義妹が引き継いで、今もなお守ってくれています。


『○○○家代々の野沢菜漬け』は、旦那さまの叔母に教わった味。
その叔母も昨年亡くなってしまったので、旦那さまの実家では野沢菜漬けを作らない今は、この味を守るのは我が家だけになってしまったのかなぁ・・・


さて、漬け込みに入ります・・・


まずは、桶の底にお塩を振り入れて、お菜を一列に敷き詰めます・・・

P1170953

(太い株を桶の下段から順に並べて、細い株は上段に…)


お菜の上に、お塩とザラメを振り込みます・・・

P1170959

(株元には多めに振って葉の方へは少なめに、味の偏りをなくしましょう…)


葉と茎の向きを、一段ずつ交互に漬け込んでいきます・・・

P1170968

(こうして交互に並べると、平らになってお菜もたくさん入るんだよね…)


お菜を並べ、お塩とザラメを振り込む。この作業を数段繰り返します。
お塩とザラメの分量は・・・スミマセン、すべて目分量です!
母からも叔母からも、目分量と手加減で…と教わったものですから・・・


そして、桶の半分ほどの高さまで漬け込んできたら、
ここで『我が家の隠し味』の登場!


酒粕と味噌の入った袋を平たくして、お菜の中央に置きます。


ここで、我が家の隠し味投入・・・

P1170979

(お菜が漬かってくると、ほのかに粕と味噌の香りがしてきて、鼈甲色になってくるはず…)


その後も、同じ作業を繰り返して桶一杯になるまで漬け込みます。


さぁー、これで漬け込み完了・・・

P1180007

(美味しいお菜が漬かりますように…)


重石を乗せて、漬け込み作業はこれでおしまい。


でもここからが、ちょっとドキドキ・・・


翌朝にたっぷりと水が上がっているかどうかが、
その年の野沢菜漬けの塩加減の良し悪し(…ということは、味の良し悪し)が分かる瞬間です。


美味しい野沢菜漬けを漬けるには、
一晩のうちにお菜の上まで水をあげるようにするのがコツ…というわけです。


でも、これがなかなか難しい・・・
まずは塩の量。そしてお菜の太さ。それから重石の重さ。
この三拍子が揃って、水の上がり具合が決まります。


翌朝、水が上がっていれば重石を軽くします。
いつまでも重い重石を乗せておくと、お菜がこわく(硬く)なってしまうから。


「さてさて、今年の塩梅はどうかなぁ…」


今朝、ドキドキしながら桶を覗き込むと、


「水が上がってましたぁ~」


水を舐めてみると、ちょっとしょっぱ過ぎたかもしれない。
まぁいいでしょう。だって、これは『漬け物』だもの・・・


一晩重石をしただけで、お菜の嵩(かさ)が減っています。
桶の縁いっぱいだったお菜が、10センチほど下がりました。


以前は、翌日お菜の嵩が減った分を足していたのですが、今はそれほど漬け物もたくさんはいらないので、お菜の追加はしません。


その代わりに今朝は、
 ちょいと甘さを加えてみたい・・・と、『柿の皮』を上にばらまいて、
 カビ防止にも気を配らねば・・・・と、『鷹の爪』を数本乗せました。


(柿の皮は、先日干し柿にしたときに剥いた皮を天日干ししたもの。
 そして鷹の爪は、畑で収穫したものを使いました…)


今年の野沢菜漬けは、『○○○家代々の野沢菜漬け』をちょっとだけアレンジして、
『みさと家の野沢菜漬け』ってところでしょうか・・・


古きを守りつつも、新しい風もそっと吹き込んで・・・な~んてね
そんな大袈裟なことでもないけれど・・・


このまま静かに野沢菜が漬かるのを待ちましょう


1週間位で、上の方に漬けた細めのお菜が漬かります。
1ヶ月ほどすれば、酒粕とお味噌の隠し味が効いて、かすかに鼈甲色をした野沢菜の漬け物が食べられます。


野沢菜漬けというものは、各家庭によってみんなそれぞれ味が違います。


それに、同じ材料を使って同じように漬けていても、できあがった味は毎年違うものです。
お菜の出来具合、気候、そして塩加減等々・・・


来年こそは、もっと美味しく漬けようといつも思うのですが、なかなか思うようになりませんねぇ~

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ベーコン作りと、おもてなし♪

2009年12月07日 | 男子厨房に入る
昨日、旦那さまの友人が集まって、以前から予定していたベーコン作りの講習会を行いました。


数日前から天気予報とにらめっこ…
当初は雨の予報だったので、テントを張る準備をしたりなど色々と心配でしたが、
当日になったら、まさかの晴天
風もなく穏やかで、まさしくベーコン作り日よりです。


まぁね、講習会といっても、
一緒に美味しいベーコンを楽しみながら作りましょう♪
ってことですけど・・・


参加者は旦那さまの元同僚の方々、男性一人と女性二人。


まずは、できあがったベーコンから見ていただきましょうか・・・


いつもは3キロほどの豚肉で作るベーコンですが、今回はなんとなんと8キロ。
みなさん、ベーコンがお好きなんですねぇ~


3キロがお一人、2キロがお二人、そして我が家用に1キロ。
計8キロの豚バラ肉の塊を、500グラムずつ16個に分けて燻製にします。
今回使用した豚肉は、近くの白馬産の美味しい豚肉。


色良く、香り良くできあがりましたぁ~


ベーコン、できあがりぃ~・・・

Img_2384


取り出して、あら熱をとります・・・

Img_2395


どう? 美味しそうでしょう♪


火を付けてから燻製ができあがるまでの所要時間、およそ4時間半。
みなさん、2時頃にはお帰りになる予定だったのですが、なんとか間に合いました。


さてさて、今回のベーコン作り。
豚肉の仕込みから燻製になるまでの手順など、ご紹介しようと思ったのですが・・・
実は、今回は普段と違って量が多くてちょっと特殊なので、作り方などのご紹介はまた次回ということにしました。


それと、理由はもうひとつ。
今回はわたしの相棒のデジカメさんが『出稼ぎ』中でありまして、撮影できなかったのです
娘が、お友達の結婚式にわたしの相棒を一緒に連れていってしまいましたぁ~
お舅さんのを借りていけばいいんだけど、あちらはちょっと可愛さに欠けたデジカメ。
わたしのはというと、女子向けの可愛いピンクのデジカメ


講習会に参加された三人の方々も、みなそれぞれ興味深げに撮影をしていました。
(燻煙の様子やら、我が家の様子など色々…)
男性の友人が「ブログにアップできるように…」と、ご自分で撮った写真のデータを添付して送ってくださったのです。
おかげで、思いがけず画像付きのブログがこうしてアップできたというわけでして・・・


そんなわけですので、
今日のブログの写真は、全てその方の撮影した写真を使わせて頂いております


ベーコンの仕込みは旦那さまが数日前から着々と進めていて、当日は4時起きでスタートです。
そんな時間、わたくしはまだ夢の中・・・(カメラさえあれば、一緒に起きてましたよー


仕込んで冷蔵庫で5日間寝かせてあった大量のお肉、まずは塩出しです。
水に浸けて1時間半ほど塩出しします。(その間、4回ほど水を替えて…)


その後タオルで丁寧に拭いてからぶら下げて、2時間程乾燥させます。
この乾燥は、外の空気を当ててよく乾かします。
(今回は、風が少なかったので小型の扇風機も使用…)


肉が乾いたら燻製装置の中にぶら下げて、数時間の燻煙作業に入ります。


(肉を燻煙している間は、煙の様子などを気にかけながらもランチの準備です…)


10時頃にみなさんがお見えになって、まずはベーコン作りの現場を見学。
現場といっても、縁側に設置された燻製装置(移動式の燻製炉)によって燻製を作っているだけなのですが・・・


見学が一通り済んだ後は、例によって旦那さまご自慢の手作りプリンとコーヒーでお茶の時間です。


リビングでお茶をしながらも、目の前の縁側で燻煙されている煙の状況がよく見えます。
時々交代で、火加減やチップ(桜の木)の追加をしに縁側に出るだけでOK。
ゆっくりと談笑しながら、お茶の時間を楽しむことができました。


そうこうしているうちに、お昼の時間です。
お昼だって、燻煙状況を気にしながらも、心おきなくゆっくりと食事を楽しんでいただけます。


本日のランチは、『牛頬肉の赤ワインソース煮』をフルコースでお召し上がりいただきましょう
(もちろんシェフは、我が家の旦那さま。カメラのないわたくしは美味しくいただく係です…)


スープは、
ミネストローネ・・・

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相変わらず、落合シェフのレシピによって作ったミネストローネです。
姪が送ってくれたモロコシを茹でて冷凍してあったので、ビーンズの代わりに使いました。
これがお口の中でプチッと…その甘さがたまりません!
お皿に盛りつけたら、チーズをおろして振りかけます。これも落合シェフ流。


葉ものメリメロサラダ・・・

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こちらは、蓼科の藤木シェフ流の『万能ビネグレットドレッシング』をかけていただきます。
野菜はもちろん、朝我が家の畑で収穫してきたもの。
よ~く見ると、レタスの葉に虫に食われた穴が・・・
まぁ、これも無農薬の証ということでお許しを!


野菜のマリネ・・・

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イタリアンらしく、色鮮やかに盛りつけました。
まず、赤と黄色のパプリカは、前夜薪ストーブで焼いて皮を剥き、藤木シェフ流『万能ビネグレットドレッシング』に漬けておいたもの。
トマトは湯剥きして、こちらは落合流のドレッシングに漬けてあります。
カブは自家栽培。緑の葉を敷いて、こっちは『ためしてガッテン流』の作り方。さっと茹でてレンジでチン。
この野菜のマリネ、作り方はいたって簡単だけど、これが大好評!


自家製ドライトマト・・・

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畑で採れたミニトマト『アイコ』をオーブンでドライトマトにして、オリーブオイルで漬けて瓶詰め保存してあります。


本日のパンは、
手作りベーグル・・・
画像はないけど、いつもの『あれ』です。
どうしてもベーグルが見たいとおっしゃる方は、こちらの『おもてなし』をごらんくださいね


ベーグルを美味しく食べていただくために、
?手作りジャムetc.・・・

Img_2381

ジャムは、庭で収穫したブルーベリージャム。
他に、バターとチーズにスモークサーモンなどを用意しました。
挟んだり塗ったりして、美味しく召し上がっていただきます。
ジャムの右隣に見えるブロッコリーも、朝畑で収穫してきたことを書き添えるように…と、旦那さまのご要望ですので・・・


本日のメインディッシュは、
牛頬肉の赤ワインソース煮・・・

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落合シェフのレシピで作った料理です。
牛頬肉は近くのお肉屋さんで仕入れて、前日から数時間煮込みました。
とろけるようなやわらかいお肉に、ソースを付けてお召し上がりいただきます。
付け合わせは、同じく落合流のポテト。ジャガイモは自家栽培の『十勝こがね』です。


デザートは、
サツマイモのスウィーツ&ヨーグルト・・・

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サツマイモは、これまた自家栽培の紅アズマを煮込み、ラムレーズンを入れました。
もう一方は、ドライフルーツ入りのヨーグルトです。


わたしの友人がロンドンから買ってきてくれた紅茶をお出しして、本日のフルコースはおしまい。


最後に旦那さまの友人、○○さんへ・・・

わざわざ写真のデータを送ってくださって、ありがとうございました。
お陰様で、できあがったベーコンや主人の作ったお料理もアップすることができました。
燻製装置前での講習風景や部屋の中でみなさんが談笑している様子など、たくさんの写真データを送って頂いたのですが、顔写真のためアップするのを控えさせていただきました。
せっかく送っていただいたのに、申し訳ありません・・・
それらの写真は、出力したりPCの中で大切に保管して、想い出として楽しませていただきます。
今度は是非、奥様とご一緒に遊びにお出かけくださいね! お待ちしております。

コメント (12)
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