追記です・・・(2017年5月15日)
我が家でフタマタイチゲと呼んでいた花は、
どうやら『アネモネ・カナデンシス(和名はカナダ・アネモネ)』ではないかと思われます。
フタマタイチゲは北海道に自生している花で、レッドデータリストに載るような希少種のようです。
フタマタイチゲと呼んでいた花はというと、その辺の雑草に負けないほど繁殖力旺盛なので、
希少種のはずもなく、やはりフタマタイチゲとは違う花なのですね・・・
本文中の記事やタイトル、そして他のブログ記事内の花の名前は変更せずに、
フタマタイチゲのままにしてありますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
今日はよく似た花を4組集めてみました。
まず一組目は、
花がよく似たそっくりさんの、『アネモネ・シルベストリス』と
『フタマタイチゲ(二又一華)』・・・
アネモネ・シルベストリス・・・(花のピークは一ヶ月ほど前でした…)
フタマタイチゲ・・・(こちらは、只今花盛りです…)
ね、花だけ見るとそっくりでしょう・・・
花がそっくりでも、全身の姿はやはりそれぞれに個性があって違う花の雰囲気を持っていますね。
アネモネ・シルベストリスは、
和名は『バイカイチゲ(梅花一華)』といいます。
(バイカイチゲの名前の方が馴染み深いでしょうかね…)
花全体の姿は、秋に咲く『秋明菊』をギューッと小型化したような感じです。
二年前に知人からほんの少しの株を頂いて植えたのですが、今年は随分増えました。
放っておいてもどんどん増える、手の掛からない花です。
フタマタイチゲは、
こんなに可愛らしいのに、とにかく丈夫な花。
こちらもとってもよく増える花です。地下茎を伸ばしてどんどん増殖するのですよ。
気が付けば、色んな花の中へお邪魔して勝手に咲いてます。
アイリスの株の中で咲く、フタマタイチゲ・・・
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そして二組目は、
花も花姿もそっくりさんの『アケボノフウロ』と『ゲラニウム・ジョンソンズブルー』・・・
アケボノフウロ・・・(こちら、今が花盛り…)
ゲラニウム・ジョンソンズブルー・・・(こちらも、今花盛り…)
この二つの花は、同じ品種の色違いの花かと思ってしまうくらい、花も花姿もよく似てますねぇ~
このように、大きくま~るくなって咲きます。
アケボノフウロは、
上(↑)のアネモネ・シルベストリスと一緒に、二年前に知人から頂いた花。
写真は畑で咲いている様子なのですが、昨年は庭にも移植したのであちこちでピンクの花を咲かせています。
ゲラニウム・ジョンソンズブルーは、
ずっとずっと昔から、鉢植えで育てていた花です。
(途中なくなったけど、偶然の出会いで再び我が家にやってきた…)
こちらに引っ越してきて、初めて地植えにしてみたところ、まぁその株の広がること・・・
植えて二年目なのに、こんなにたくさんの花が咲いています。
(写真は、数株まとめて植えてありますが…)
蜂もこの花は大好きのようで、花から花へと忙しそうに飛び廻っています。
蝶もやってきていました。
蜂さんは、夢中です・・・
こちらは、イチモンジセセリさんかなぁ・・・
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三組目は、
花も咲き方も違うけど姿がそっくりの、『オオチゴユリ(大稚児百合)』と
『ホウチャクソウ(宝鐸草)』と『アマドコロ(甘野老)』・・・
オオチゴユリ・・・
ホウチャクソウ・・・
アマドコロ・・・
(三つの花の最盛期は6月始め頃。今はもう花も咲き終わって、緑色の小さな実ができています…)
この三つは、花が咲いてみないと区別が付かないくらい、葉の様子やその姿がよく似ています。
ここに、アマドコロにそっくりの『ナルコユリ』が加わればよかったのですが、
残念なことに、我が家にナルコユリは植えてないのです・・・
《角ドコロに丸コユリ》
これは、いがりまさし著「野草のおぼえ方(小学館)」で使われているフレーズ。
茎の断面が角張っていれば『アマドコロ』、丸ければ『ナルコユリ』
と、ふたつの見分け方のキーワードだそうです。
我が家で咲いている花は、茎を触るとカクカクして角張っていたから、アマドコロですね。
いつの日か、我が家にナルコユリが仲間入りしたときのために、追記しておきましょう・・・
オオチゴユリとホウチャクソウは、
昨年頂いてきて、我が家の山野草コーナーに仲間入りした花たちです。
オオチゴユリもホウチャクソウも、頂いたときにはもう花が終わって小さな実が生っていました。
だから、花を見るのは初めて・・・
サクランボのようにぶら下がって咲く花の様子が、とっても可愛らしいですね♪
チゴユリかオオチゴユリなのか、少々悩んだのだけれど・・・
背が高くて(40センチ以上ある)、花も大きい。
そして枝分かれして咲いているので、オオチゴユリと判断しました。たぶん間違いないと思う・・・
アマドコロは、
こちらも昨年、前に住んでいたところのご近所さんから頂いて植えました。
花だけ見るとホウチャクソウに似ているけれど、花の付き方が全然違いますね。
ホウチャクソウとオオチゴユリは、茎の先端に数個の花がぶら下がり、
アマドコロは、茎の下から上まで花が並んで咲いています。
このアマドコロ、先日ワラビ採りをしていたら田んぼの土手のあちこちに一面咲いていました。
あららら・・・アマドコロって、こんなにも身近な花だったのかしら?
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最後の四組目は、
スズラン同士のそっくりさん、『ドイツスズラン』と『スズラン』・・・
(この4組目のスズランは、全く違う品種と言うわけではないので、番外編でしょうか…)
ドイツスズラン・・・
日本のスズラン・・・
(今は両方とも花が終わって、そろそろ実を付け始めたものもあります…)
ドイツも日本もよく似てますね! 同じスズランですもの
ドイツスズランとスズランとの違いは、
スズランの花は葉より上に出ないで下の方に咲くけど、ドイツスズランは葉より高い位置に花を付けること。
わたしが感じるままに言えば、
ドイツスズランは、太くて頑丈そうでどっしりとしているけど、
日本のスズランは、か細くてしなやかで頼りなげに咲いている
…って、そんな感じかなぁ~
ドイツスズランは、庭の色んな場所に雑草対策として植えてあります。
炎天下でも全然平気で、どんどんランナーを伸ばして増殖するので、
雑草対策にはもってこいの花。
花の時期には切り花にして飾ると、玄関や部屋の中を良い香りに包んでくれます。
日本のスズランは、木の下で肩を寄せ合いながら静かに咲いています。
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今日は、よく似た花を4組まとめて紹介しました。
同じ種類の花で色違いで咲く花も多いけど、このように全く違う品種なのに似ている花もたくさんありますね。