いつもiらしく

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そしてわたしはいつもiMacと一緒・・・

ウスバシロチョウの初撮り♪

2010年06月03日 | 花や蝶を求めて
昨日、たくさんの『ウスバシロチョウ』に出会うことができました。
前回に続いて、今日も蝶のお話・・・


『ウスバシロチョウ』って、いったいどんな蝶なのか?


その前に、まずはその美しい姿をご覧いただきましょう。


ハルジオンで吸蜜中の、ウスバシロチョウ・・・

P1240892

(吸蜜に夢中で、こんなに近付いても逃げません…)


ちょっと余談になりますが・・・
ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)、この花がまたそっくりなのですよね。
今の時期に咲いているのは、ハルジオンだと思います。
ヒメジョオンはその後に咲き出して、秋まで咲き続ける花だから・・・
それに、蕾が下向きにうな垂れているのはハルジオン。ヒメジョオンの蕾は上向きです。


さて、お話を戻しまして・・・


数日前に、白っぽい蝶が庭をヒラヒラとゆったり舞う姿が目に留まりました。
その飛び方や色合いは『ウスバシロチョウ』に間違いない…と、わたしにしては珍しく確信
(近頃、他の方々のブログでよく目にしていた蝶でしたから…)


でもその蝶は庭の花にとまることもなく、そのまま飛び去ってしまった・・・
我が家の庭には、お気に入りの花が咲いていなかったのでしょうね。


ウスバシロチョウも、ギフチョウやツマキチョウなどと同じで、この時期に一度しか現れないチョウだということを知りました。
…ということは、今会えなければもう来年の今頃まで会うことができない蝶だということですね。


そこで、近所を散策してみることにしました。


いました、いました! 我が家のすぐご近所のお庭に。
この家、今は誰も住んでいないけど、だからといって無断で庭に入って行くわけにもいきません。


横の空き地を見ると、そこにも数匹飛んでいます


ハルジオンがたくさん咲いているので、花にとまって吸蜜したり、時々追いかけっこをしたり・・・


民家の横の空き地で・・・

P1240827

(光のかげん? 反対側の翅が透けて見えてるね…)


道路際でもお構いなしで・・・

P1240828

(車が通っても、平気で吸蜜してますよ…)


『ウスバシロチョウ』・・・
シロチョウという名前が付いているけれど、このチョウはアゲハチョウの仲間ですって。
モンシロチョウよりも少し大きくて、翅をバタバタさせながらゆったりと優雅に舞います。


シロチョウの名前が付いているのに、この蝶の翅の色は黄色? 黒色も目立ちますね。
それぞれの個体によって、色合いも違うのでしょうか・・・


ウスバシロチョウというよりは、ウスバキチョウって感じ・・・

P1240825

(ウスバキチョウは北海道で生息してる他の蝶。だから黄色くてもウスバシロチョウだね…)


ギフチョウは『春の女神』と呼ばれるのだとか・・・
…で、このウスバシロチョウは『春の妖精』と呼ばれるのだそうです。
だったら、この蝶も『遅い春に飛ぶスプリング・エフェメラル』と呼んでもいいのかしら・・・


今しか会えないこの蝶。もっとたくさんのウスバシロチョウを見てみたい・・・


…ということで、いつもの散歩コースを一回りしてみましょう。


散歩コースを歩いていると、あっちにもこっちにもウスバシロチョウがヒラヒラ・・・
やっぱり、ハルジオンが咲き乱れている場所にはたくさん飛び交っているのですね。


道路脇の荒れ地の中に大きなクマイチゴの木があり、終わりかけているその花にウスバシロチョウがたくさん集まっていました。


クマイチゴは『蝶を呼ぶ木』だったのでしょうか・・・


こちら、大きなクマイチゴの木・・・

P1240867

(たまたま一匹のウスバシロチョウが飛んでいるけど、どこにいるのか探してみて…)


それでは、クマイチゴの木に集まってきたウスバシロチョウの姿を、たっぷりとご覧ください。
(3mもありそうな大きな木、精一杯背伸びして腕を伸ばして撮りました。望遠がほしいよぉ…)


クマイチゴの花で吸蜜する、ウスバシロチョウ色々・・・

P1240838


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P1240858


P1240863


『ウスバシロチョウ』・・・
ウスバと名前が付いているとおり、薄い半透明の翅が太陽の光に透けてとってもきれいですね。


帰りに通った空き地にも、ウスバシロチョウがいっぱい・・・


ここでは長い時間をウスバシロチョウたちと過ごして、素敵な姿も見せてもらいました。
手を差し出して遊んだり、接写させてもらったり…と、楽しいひとときだったぁ
(ウスバシロチョウさんって、結構フレンドリーな蝶です…)


翅を閉じたり開いたり・・・

P1240888


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吸蜜中のウスバシロチョウのところに、突然もう一匹のウスバシロチョウがやってきました。


ウスバシロチョウの求愛ですね・・・

P1240894


もうちょっと近付いてパチリ・・・

P1240895


昨日はたくさんのウスバシロチョウと出会って、楽しい時間を過ごすことができました。
あとどれくらい、あの蝶たちは生きられるのだろうか・・・


日向ぼっこが大好きだというウスバシロチョウ。
ここ数日良い天気が続いているので、残された時間を思いっきり楽しく過ごしてほしいですね。


花の命は短くて~
庭の花たちが今か今かと出番を待っているというのに、今日も蝶のお話となってしまいました。
ウスバシロチョウは、今だけの特別な蝶ですからね

コメント (12)
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迷い込んだツマキチョウの雌・・・

2010年06月02日 | 自宅周辺の蝶
鉢花の日よけ用に『寒冷紗』と呼ばれる黒い布で覆った棚が庭に置いてありまして、
中には数鉢の鉢花が並んでいます。花が咲いてない鉢ばかりですが・・・


昨日、その中に一匹のチョウが迷い込んできました。


白いチョウなので、モンシロチョウかと思いきや・・・
なんと、ツマキチョウでした。しかも、雌のツマキチョウ。


ここで、ツマキチョウについての復習を・・・
(先日、ツマキチョウの雄の記事をアップするときに調べたものです…)


『ツマキチョウ』
 名前の由来はその名の通り、先端、すなわち褄(つま)が黄色いからだそうです。
 でも、先端が黄色い(ミカン色)のは雄だけで、雌に黄色い模様はないです。
 モンシロチョウなどが春から秋まで見られるのに対して、
 ツマキチョウは春の桜の時期しか現れない。
 このため、早春に姿を見せるギフチョウや開花するカタクリととも、
 『スプリング・エフェメラル』と言われているのだそうです。


画像も復習ということで、まずツマキチョウの雄を再び登場させましょう。


こちら、ツマキチョウの雄・・・(先日アップした写真の一枚です…)

P1230841


雄は、翅の先端にあるミカン色がとってもきれいですねぇ~


それでは、昨日黒い寒冷紗にとまったツマキチョウの雌をご覧ください。


寒冷紗越しではなくて、内側から直にチョウを撮っているのですが・・・
寒冷紗の網目模様付きのツマキチョウとなってしまいましたぁ
(中で飛び廻っている写真も一応撮ったのですが、例によって全部ピンボケばかり…)


寒冷紗にとまっている、ツマキチョウの雌・・・

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P1240786


P1240794


真下から腕を思いっきり伸ばして、天上のツマキチョウをパチリ・・・

P1240795


P1240798


翅の先端は尖っているけれど、ミカン色はどこにもないですね。


やっぱり三歩下がって歩く日本女性とおんなじで、ツマキチョウの雌も控えめな色をしていて奥ゆかしいのでしょうね。
(今どきの女性は三歩前を歩くんじゃないのか…っておっしゃってるのは、どこのどなた?)


可愛らしいツマキチョウなのに、このような網目模様の写真しか撮れなくて残念でした。
それでも、雌のツマキチョウもアップすることができてよかったわぁ


もう初夏なのに、ツマキチョウさんはまだ元気でいたのですねぇ~
庭に咲いた『スプリング・エフェメラル』と呼ばれる花たちも、葉が黄色くなってきて地上から消えつつあります。
このチョウを見られるのも、あとわずかな期間なのでしょうね・・・

コメント (6)
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