一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・船戸陽子女流二段⑬・強い!

2010-10-07 00:22:03 | LPSA金曜サロン
7月2日のLPSA金曜サロン、2部は船戸陽子女流二段の担当だった。船戸女流二段は前週、島井咲緒里女流初段のピンチヒッターで登場したため、2週連続での指導対局となる。前週の船戸女流二段はブルーのワンピースだったが、この日は全身ピンクづくめ。これがホントのピ○クサロンだ、などと言ってはいけない。このブログは中学生の女の子も読んでいるのだ。
とにかく船戸女流二段のいでたちにボ~ッとしつつ、指導対局開始。
船戸女流二段は例によって中飛車。清水市代女流王将との一戦まであと半月となった。もう、ひたすら実戦を積む、という感じだった。
さていま棋譜を並べ返してみると、自分が何を考えてこの手を指したんだ? という手が少なくない。序盤、指し慣れない☗8八玉型左美濃に囲ったのはいいとして、☗2四歩☖同角に、☗1六歩と☖1五角出を防いでいるのはどういうわけだ? 何かのときの☖1五角出には☗2三飛成があるので、この手は不急。様子を見たとも思えず、不可解だった。船戸女流二段の色香に惑わされた、と言ったら船戸女流二段が不快に思うだろうが、それがいまの実感である。
とくにハイライトではないが、中盤から終盤にかけての一場面を記す。

上手・船戸女流二段:1三歩、2五歩、4二角、4八竜、5二歩、6一金、6三歩、7二金、7三桂、7四歩、8一飛、8三銀、9一香、9二王、9四歩 持駒:桂2
下手・一公:1五歩、1七馬、1九香、3六歩、4四歩、5六歩、6六歩、6七金、6八銀、7六歩、7八金、8五歩、8六銀、8七香、8八玉、8九桂、9六歩、9九香 持駒:銀、歩4

上手が☖4二角と成桂を払ったところ。駒数は上手17枚に対し下手23枚。「駒数優劣判別法」で照らすなら下手圧倒的優勢のはずだが、本局は飛車銀交換の駒損で、形勢は不利。やはり駒数で優劣を判断するのは安直のようだ。
ここで☗4三歩成を利かすべきだった。歩切れの相手に歩を渡すのはシャクに障るが、☖4三同竜なら☗4四歩☖2三竜と僻地に追ってどうか。
私は☗9五歩と端を攻め、以下おもしろくなった、と思った局面もあったのだが、船戸女流二段に☖2六香~☖2一香と徹底的に馬を封じ込まれ、最後は☖7二銀と自陣に一枚入れられて、私の投了となった。
船戸女流二段に平手で教わったのは本局で20局目だったが、この日の船戸女流二段は全身に気合がみなぎっていて、その力強い指し回しに、心底「強い!」と思った。
コメント (4)
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