一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

きょうは島井咲緒里-山口恵梨子戦

2010-10-29 01:47:57 | 女流棋戦
きょう29日も前日に続き、重要な対局がある。東京・将棋会館で指される島井咲緒里女流初段-山口恵梨子女流初段の、女流王位戦リーグ入りの一番である。
言うまでもないが、ふたりは「第3回・私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の3位と5位に位置している。前期の同棋戦予選④枠・船戸陽子女流二段-山口女流1級(当時)戦は、同ランキングの1位と2位(当時)という、私が観戦していたら鼻血が出そうな対決だったが、本局もそれにほぼ等しい。
ところで両者はとてもチャーミングなところと、「NHK将棋講座」のアシスタントの経験者であるところが共通している。
すなわち島井女流初段は数年前、谷川浩司九段と。山口女流初段は高橋道雄九段のアシスタントとして、現在出演中である。
島井女流初段のそれは、講師が十七世名人の有資格者だったが、全く臆することなく、抑揚のないトーンで無難に「仕事」をこなしていた。講座の最終回近くだったか、「視聴者の将棋を診断する」というテーマのとき、ピンク色のナース姿で出演したのは、いまや伝説となっている。
その後島井女流初段はNHK・BS「囲碁・将棋チャンネル」の司会も務めた。ある週でゲスト出演したときの里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花との「放送事故騒ぎ」は、島井女流初段カミカミの進行も含めて、これまた伝説になっている。
対して山口女流初段は、19歳ながら見事なアシスタントぶりだ。まだ数回の収録なので、やや緊張は窺えるものの、弁舌はなめらかで、とても聞き取りやすい。
私が初めて山口女流初段を拝見したのは昨年の3月、第2期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦の控室においてで、そのときの美しさといったらなかった。
その後将棋会館道場で、いまは中断している「第1回 LADIES HOLLY CUP」の公開対局で再び彼女を拝見する機会に恵まれ、私はその初々しい制服姿にノックアウトされてしまった。ただそのころに比べると、現在の山口女流初段は、やや魅力が薄れた気がする。
高校を卒業し、現役高校生でなくなってしまった、ということが大きいのかもしれない。
というわけで、きょうは将棋会館へ行って応援したい気分である。会館道場へ行って、女流棋士スーパーサロンで藤田綾女流初段に教えを乞い、同じ敷地内からふたりに声援を送るのだ。
…しかしこの計画は断腸の思いで、見送ることにした。「将棋ペン倶楽部 2010年冬号」の投稿〆切が今月末で、例によって私はまだ1文字も書いておらず、きょうはその執筆に専念するからだ。まあ、怪しい私が会館道場から妖しい念を送るよりも、自宅でひっそりしていたほうが、ふたりも気持ち良く対局できるだろう。
また同様の理由で、きょうは芝浦サロンへも行けない。LPSAの芝浦移転後、すでに6回もお邪魔したので、今月はもう打ち止めでいいだろう。
さて女流王位戦であるが、個人的にはLPSAの島井女流初段を応援したい。しかしもちろん、山口女流初段にも頑張ってもらいたい。とにかく、悔いのない将棋を指すことである。おふたりの健闘を祈る。
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