11日の正解発表。
問１「ミノ囲い」の「ミノ」を漢字で書くと、次のうちどれ？
答１ １．美濃
基本。
問２ 二枚落ちの下手の囲いとして用いられる、「カニ囲い」のネーミングの由来は何？
答２ ２．左右の金をカニのハサミに見立てて。
大山康晴十五世名人は「カブト囲い」と命名した。
問３「岩屋」とも呼ばれる囲いは、何？
答３ １．穴熊
升田幸三実力制第四代名人は、「ホラ囲い」と言った。
問４ ▲７六歩△３四歩のあと、先手の指し手は何通りありますか。
答４ ３．39通り
▲７七桂、▲３三角不成、▲２二角不成があることに注意。
問５ 古典詰将棋です。
攻め方：１六馬、５三銀 持ち駒：銀
玉方：４一銀、５一玉、６一銀
初手はどれ？
答５ ２．▲５二馬 ３．▲６一馬
▲５二馬△同銀左▲４二銀まで、３手詰。
問６ 必至問題です。
攻め方：４一馬
受け方：１一香、１四歩、２一桂、２二玉、２三歩、３三歩
攻め方に何の持ち駒があれば、必至になる？
答６ ３．銀
▲３二銀まで、１手必至。
問７ 次のうち、指せない手はどれ？
答７ ２．▲２二桂不成
▲２二桂成と指さなければならない。▲１二香不成は、プロの実戦にもある。
問８ 持ち時間３時間の対局で、次のうち、負けになるのはどれ？
答８ ２．寝坊して１時間遅刻した。
遅刻は持ち時間から３倍引き。公共交通機関による遅れなら、遅れた時間のみ引かれる。
問９ 次の中で、反則負けになるのはどれ？
答９ ３．歩を打った瞬間に相手玉が詰んだ。
「一人千日手」は構わない。王手を続けるのはもちろんよい。ただし千日手模様でこれをやると、負けになる。
問10 次の中で、正しいものはどれ？
答10 ２．秒読みの最中、指そうとして駒を落としてしまった場合、符号を言えば指し手として認めてもらえる。
早指しの将棋では、ままある。
問11 女流棋士第１期生は、何人？
答11 ２．６人
現在の女流棋士は、女流棋士会46人、日本女子プロ将棋協会17人。
問12 五平、敦生、修一に共通する棋士の名字は？
答12 ２．小野
それぞれ小野五平十二世名人、小野敦生六段、小野修一八段。いずれも亡くなっている。
問13 里見香奈女流四冠のキャッチフレーズは？
答13 １．出雲のイナズマ
「蕨の人妻」とは、中井広恵女流六段のこと。
問14「棋士名－ペンネーム」で、間違っている組み合わせはどれ？
答14 ３．芹沢博文－雁
正しくは「鴨」。「鴨長明のような流暢な文章を書きたい」という思いがあったといわれている。
問15「本名－ペンネーム」で、間違っている組み合わせはどれ？
答15 ３．後藤元気－椎名龍一
椎名龍一は、遊駒スカ太郎こと、加藤久康氏のペンネーム。後藤元気氏は本名で執筆している。
問16 第１期のタイトルホルダーでない棋士は誰？
答16 ２．桐山清澄九段
大内延介九段は第１期棋王。島朗九段は第１期竜王。桐山九段は第１回全日本プロトーナメントで優勝している。
問17 NHK杯将棋トーナメントで、優勝経験がない棋士は誰？
答17 １．中村修九段
前田祐司八段は第36回、櫛田陽一六段は第39回で優勝している。
問18 次の中で、実在しなかった棋戦はどれ？
答18 １．名王戦 ２．名棋戦 ３．名将戦
名棋戦は1974年から1980年まで行われた。名将戦は1973年から1987年まで、週刊文春の主催で行われた。
問19 公式戦28連勝を達成した棋士は誰？
答19 ３．神谷広志七段
塚田泰明九段は22連勝、丸山忠久九段は24連勝。
問20 第１回将棋大賞「最優秀棋士賞」を受賞した棋士は誰？
答20 １．大山康晴十五世名人
大山十五世名人は２回、中原誠十六世名人は５回、米長邦雄永世棋聖は３回受賞している。
問21 中原誠十六世名人は「自然流」。内藤國雄九段は「自在流」。では、米長邦雄永世棋聖は？
答21 ２．さわやか流
光速流は谷川浩司九段、火の玉流は有吉道夫九段。
問22 公式戦の年度最多勝利は何勝？
答22 ３．68勝
羽生善治三冠が68勝。55勝は米長永世棋聖、63勝は森内俊之名人で、自己最高記録。
問23 羽生善治三冠が1996年に七冠王になったとき、最後に獲ったタイトルは何？
答23 ２．王将
棋王－王座－棋聖－王位－名人－竜王－王将の順に七冠獲得。
問24 準タイトル戦三番勝負－タイトル戦三番勝負－タイトル戦五番勝負と変遷したタイトル戦は何？
答24 １．王座戦
第17回まで優勝棋戦、第18回から挑戦手合い制になった。
問25 加藤一二三九段の誕生日はいつ？
答25 １．１月１日
１月１日生まれは、ほかに武者野勝巳七段がいる。
問26 羽生善治三冠の生年月日にいちばん近い棋士は誰？
答26 ３．藤井猛九段
羽生三冠1970.09.27、藤井九段1970.09.29、森内名人1970.10.10、佐藤康光王将1969.10.01
問27 次の中で、実際になかったことはどれ？
答27 ２．女流棋士が、男性タイトル戦の本戦に進出したことがある。
タイトル戦の本戦入りはまだない。なお斎田晴子女流五段が、1996年の第４期銀河戦（当時は非公式戦）で、本戦に進出したことがある。
１は、1984年の第15回新人王戦で、斎藤誠奨励会二段が高橋道雄王位に勝ったことがある。３は、1949年の名人戦は五番勝負だった。
問28 日本女子プロ将棋協会の略称は「LPSA」。では、女流棋士会の略称は？
答28 ２．LPPG
「Japan Shogi Association Ladies Professional Players Group.」の略。ちなみにLPSAは、「The ladies professional Shogi-players’ association of Japan.」
問29 次のうち、氏名が間違っている女流棋士は誰？
答29 １．矢内理恵子
矢内理絵子が正しい。
問30 次のうち、氏名が間違っている女流棋士は誰？
答30 ２．板東香菜子
坂東香菜子が正しい。
問31 親子の関係で、間違っているものはどれ？
答31 ２．鈴木輝彦－鈴木環那
鈴木八段と鈴木女流二段は赤の他人。
問32「兄－妹」の関係で、正しいものはどれ？
答32 ３．中村亮介－中村桃子
千葉幸生六段と千葉涼子女流四段は夫婦。村田智穂女流二段の実兄は村田智弘六段。
問33「姉－妹」の関係で、正しいものはどれ？
答33 １．里見香奈－里見咲紀
３と答えてはいけない。
問34「女流棋士－揮毫」の関係で、間違っているものはどれ？
答34 １．中井広恵－花鳥風月
「鏡花水月」が正しい。
問35 次の言葉を並べ替えて、棋士の名前にしなさい。
「産地、高崎」
答35 阪田三吉
問36 次の言葉を並べ替えて、棋士の名前にしなさい。
「ぶざまな棋戦」
答36 先崎学
問37 次の言葉を並べ替えて、女流棋士の名前にしなさい。
「マジ？ ここ、飽きた」
答37 蛸島彰子
以上３問は、私がかつて「将棋マガジン」の読者欄に投稿したもの。
問38 人気戦法とその創始者で、間違っている組み合わせはどれ？
答38 １．塚田スペシャル－塚田正夫
塚田スペシャルの創始者は塚田泰明九段。
問39 東京大学出身の棋士は誰？
答39 ３．片上大輔六段
丸山九段は早稲田大学卒業。植山悦行七段は、たぶん高卒。
問40 七大タイトル戦ですべて防衛すると、何勝になりますか。
答40 ２．25勝
竜王４、名人４、王位４、王座３、棋王３、王将４、棋聖３。
問41 マイナビ女子オープンの特色でないものはどれ？
答41 ３．女性なら誰でも棋戦に参加できる。
引退女流棋士は参加できない。
問42 名人戦の主催紙の変遷で、正しいものはどれ？
答42 ２．毎日－朝日－毎日－朝日・毎日共催
これほど主催紙が変わる棋戦も珍しい。
問43 第11期名人戦七番勝負・木村義雄名人－大山康晴八段の第５局で、先手の大山八段が指した最終手を答えなさい。
答43 ▲７九玉
問44 大山康晴名人は1952年から５期連続で名人位を獲り、永世名人（十五世名人）の資格を得ました。そのとき、父の鼎（かなえ）さんは息子康晴に、スケールの大きい激励をしました。さて、何と言ったでしょう。
答44「その永世名人とやらを、５回獲れ」
父は息子康晴に、名人５期×５、つまり名人を25回獲れ、と激励した。けっきょく大山十五世名人は、名人を18回獲得する。さすがに25回は無理だったが、大山十五世名人の名人戦七番勝負登場は、キッカリ25回だった。
問45 第31期名人戦七番勝負・大山康晴名人－中原誠十段・棋聖の最終局で、後手の中原二冠が指した最終手を答えなさい。
答45 △６七香成
問46 この時の中原誠二冠の持ち駒を答えなさい。
答46 飛角金銀桂香歩２
７種が駒台に載った。
問47 第41期名人戦七番勝負・加藤一二三名人－谷川浩司八段の第６局で、先手の谷川八段が指した最終手を答えなさい。
答47 ▲７五銀
問48 そのときの観戦記者を務めた作家または随筆家は誰？
答48 ２．江國滋
谷川八段が最終手を指す間際の描写が秀逸。当時「将棋ペンクラブ大賞」があったら、間違いなく大賞候補だった。
問49 先日、羽生善治王位・棋聖が20期目の王座を獲得しました。さて、泉下の大山康晴十五世名人は何と言ったでしょう。自由な発想で答えなさい。
解答例49「羽生さん、名人を20回獲りなさいよ」
問50 あなたは生まれ変わっても、将棋を趣味（職業）にしますか？
答50 １．する
１．であってほしい。
いかがでしたか。また機会があったらお会いしましょう。
問１「ミノ囲い」の「ミノ」を漢字で書くと、次のうちどれ？
答１ １．美濃
基本。
問２ 二枚落ちの下手の囲いとして用いられる、「カニ囲い」のネーミングの由来は何？
答２ ２．左右の金をカニのハサミに見立てて。
大山康晴十五世名人は「カブト囲い」と命名した。
問３「岩屋」とも呼ばれる囲いは、何？
答３ １．穴熊
升田幸三実力制第四代名人は、「ホラ囲い」と言った。
問４ ▲７六歩△３四歩のあと、先手の指し手は何通りありますか。
答４ ３．39通り
▲７七桂、▲３三角不成、▲２二角不成があることに注意。
問５ 古典詰将棋です。
攻め方：１六馬、５三銀 持ち駒：銀
玉方：４一銀、５一玉、６一銀
初手はどれ？
答５ ２．▲５二馬 ３．▲６一馬
▲５二馬△同銀左▲４二銀まで、３手詰。
問６ 必至問題です。
攻め方：４一馬
受け方：１一香、１四歩、２一桂、２二玉、２三歩、３三歩
攻め方に何の持ち駒があれば、必至になる？
答６ ３．銀
▲３二銀まで、１手必至。
問７ 次のうち、指せない手はどれ？
答７ ２．▲２二桂不成
▲２二桂成と指さなければならない。▲１二香不成は、プロの実戦にもある。
問８ 持ち時間３時間の対局で、次のうち、負けになるのはどれ？
答８ ２．寝坊して１時間遅刻した。
遅刻は持ち時間から３倍引き。公共交通機関による遅れなら、遅れた時間のみ引かれる。
問９ 次の中で、反則負けになるのはどれ？
答９ ３．歩を打った瞬間に相手玉が詰んだ。
「一人千日手」は構わない。王手を続けるのはもちろんよい。ただし千日手模様でこれをやると、負けになる。
問10 次の中で、正しいものはどれ？
答10 ２．秒読みの最中、指そうとして駒を落としてしまった場合、符号を言えば指し手として認めてもらえる。
早指しの将棋では、ままある。
問11 女流棋士第１期生は、何人？
答11 ２．６人
現在の女流棋士は、女流棋士会46人、日本女子プロ将棋協会17人。
問12 五平、敦生、修一に共通する棋士の名字は？
答12 ２．小野
それぞれ小野五平十二世名人、小野敦生六段、小野修一八段。いずれも亡くなっている。
問13 里見香奈女流四冠のキャッチフレーズは？
答13 １．出雲のイナズマ
「蕨の人妻」とは、中井広恵女流六段のこと。
問14「棋士名－ペンネーム」で、間違っている組み合わせはどれ？
答14 ３．芹沢博文－雁
正しくは「鴨」。「鴨長明のような流暢な文章を書きたい」という思いがあったといわれている。
問15「本名－ペンネーム」で、間違っている組み合わせはどれ？
答15 ３．後藤元気－椎名龍一
椎名龍一は、遊駒スカ太郎こと、加藤久康氏のペンネーム。後藤元気氏は本名で執筆している。
問16 第１期のタイトルホルダーでない棋士は誰？
答16 ２．桐山清澄九段
大内延介九段は第１期棋王。島朗九段は第１期竜王。桐山九段は第１回全日本プロトーナメントで優勝している。
問17 NHK杯将棋トーナメントで、優勝経験がない棋士は誰？
答17 １．中村修九段
前田祐司八段は第36回、櫛田陽一六段は第39回で優勝している。
問18 次の中で、実在しなかった棋戦はどれ？
答18 １．名王戦 ２．名棋戦 ３．名将戦
名棋戦は1974年から1980年まで行われた。名将戦は1973年から1987年まで、週刊文春の主催で行われた。
問19 公式戦28連勝を達成した棋士は誰？
答19 ３．神谷広志七段
塚田泰明九段は22連勝、丸山忠久九段は24連勝。
問20 第１回将棋大賞「最優秀棋士賞」を受賞した棋士は誰？
答20 １．大山康晴十五世名人
大山十五世名人は２回、中原誠十六世名人は５回、米長邦雄永世棋聖は３回受賞している。
問21 中原誠十六世名人は「自然流」。内藤國雄九段は「自在流」。では、米長邦雄永世棋聖は？
答21 ２．さわやか流
光速流は谷川浩司九段、火の玉流は有吉道夫九段。
問22 公式戦の年度最多勝利は何勝？
答22 ３．68勝
羽生善治三冠が68勝。55勝は米長永世棋聖、63勝は森内俊之名人で、自己最高記録。
問23 羽生善治三冠が1996年に七冠王になったとき、最後に獲ったタイトルは何？
答23 ２．王将
棋王－王座－棋聖－王位－名人－竜王－王将の順に七冠獲得。
問24 準タイトル戦三番勝負－タイトル戦三番勝負－タイトル戦五番勝負と変遷したタイトル戦は何？
答24 １．王座戦
第17回まで優勝棋戦、第18回から挑戦手合い制になった。
問25 加藤一二三九段の誕生日はいつ？
答25 １．１月１日
１月１日生まれは、ほかに武者野勝巳七段がいる。
問26 羽生善治三冠の生年月日にいちばん近い棋士は誰？
答26 ３．藤井猛九段
羽生三冠1970.09.27、藤井九段1970.09.29、森内名人1970.10.10、佐藤康光王将1969.10.01
問27 次の中で、実際になかったことはどれ？
答27 ２．女流棋士が、男性タイトル戦の本戦に進出したことがある。
タイトル戦の本戦入りはまだない。なお斎田晴子女流五段が、1996年の第４期銀河戦（当時は非公式戦）で、本戦に進出したことがある。
１は、1984年の第15回新人王戦で、斎藤誠奨励会二段が高橋道雄王位に勝ったことがある。３は、1949年の名人戦は五番勝負だった。
問28 日本女子プロ将棋協会の略称は「LPSA」。では、女流棋士会の略称は？
答28 ２．LPPG
「Japan Shogi Association Ladies Professional Players Group.」の略。ちなみにLPSAは、「The ladies professional Shogi-players’ association of Japan.」
問29 次のうち、氏名が間違っている女流棋士は誰？
答29 １．矢内理恵子
矢内理絵子が正しい。
問30 次のうち、氏名が間違っている女流棋士は誰？
答30 ２．板東香菜子
坂東香菜子が正しい。
問31 親子の関係で、間違っているものはどれ？
答31 ２．鈴木輝彦－鈴木環那
鈴木八段と鈴木女流二段は赤の他人。
問32「兄－妹」の関係で、正しいものはどれ？
答32 ３．中村亮介－中村桃子
千葉幸生六段と千葉涼子女流四段は夫婦。村田智穂女流二段の実兄は村田智弘六段。
問33「姉－妹」の関係で、正しいものはどれ？
答33 １．里見香奈－里見咲紀
３と答えてはいけない。
問34「女流棋士－揮毫」の関係で、間違っているものはどれ？
答34 １．中井広恵－花鳥風月
「鏡花水月」が正しい。
問35 次の言葉を並べ替えて、棋士の名前にしなさい。
「産地、高崎」
答35 阪田三吉
問36 次の言葉を並べ替えて、棋士の名前にしなさい。
「ぶざまな棋戦」
答36 先崎学
問37 次の言葉を並べ替えて、女流棋士の名前にしなさい。
「マジ？ ここ、飽きた」
答37 蛸島彰子
以上３問は、私がかつて「将棋マガジン」の読者欄に投稿したもの。
問38 人気戦法とその創始者で、間違っている組み合わせはどれ？
答38 １．塚田スペシャル－塚田正夫
塚田スペシャルの創始者は塚田泰明九段。
問39 東京大学出身の棋士は誰？
答39 ３．片上大輔六段
丸山九段は早稲田大学卒業。植山悦行七段は、たぶん高卒。
問40 七大タイトル戦ですべて防衛すると、何勝になりますか。
答40 ２．25勝
竜王４、名人４、王位４、王座３、棋王３、王将４、棋聖３。
問41 マイナビ女子オープンの特色でないものはどれ？
答41 ３．女性なら誰でも棋戦に参加できる。
引退女流棋士は参加できない。
問42 名人戦の主催紙の変遷で、正しいものはどれ？
答42 ２．毎日－朝日－毎日－朝日・毎日共催
これほど主催紙が変わる棋戦も珍しい。
問43 第11期名人戦七番勝負・木村義雄名人－大山康晴八段の第５局で、先手の大山八段が指した最終手を答えなさい。
答43 ▲７九玉
問44 大山康晴名人は1952年から５期連続で名人位を獲り、永世名人（十五世名人）の資格を得ました。そのとき、父の鼎（かなえ）さんは息子康晴に、スケールの大きい激励をしました。さて、何と言ったでしょう。
答44「その永世名人とやらを、５回獲れ」
父は息子康晴に、名人５期×５、つまり名人を25回獲れ、と激励した。けっきょく大山十五世名人は、名人を18回獲得する。さすがに25回は無理だったが、大山十五世名人の名人戦七番勝負登場は、キッカリ25回だった。
問45 第31期名人戦七番勝負・大山康晴名人－中原誠十段・棋聖の最終局で、後手の中原二冠が指した最終手を答えなさい。
答45 △６七香成
問46 この時の中原誠二冠の持ち駒を答えなさい。
答46 飛角金銀桂香歩２
７種が駒台に載った。
問47 第41期名人戦七番勝負・加藤一二三名人－谷川浩司八段の第６局で、先手の谷川八段が指した最終手を答えなさい。
答47 ▲７五銀
問48 そのときの観戦記者を務めた作家または随筆家は誰？
答48 ２．江國滋
谷川八段が最終手を指す間際の描写が秀逸。当時「将棋ペンクラブ大賞」があったら、間違いなく大賞候補だった。
問49 先日、羽生善治王位・棋聖が20期目の王座を獲得しました。さて、泉下の大山康晴十五世名人は何と言ったでしょう。自由な発想で答えなさい。
解答例49「羽生さん、名人を20回獲りなさいよ」
問50 あなたは生まれ変わっても、将棋を趣味（職業）にしますか？
答50 １．する
１．であってほしい。
いかがでしたか。また機会があったらお会いしましょう。
