おばちゃんは、駅前で出発待ちをしている、路線バスに乗った。外から窺うと、出口ドア横のシートに座っている。これは意外な行動だった。電車-バスの利用では、どう考えても交通費がかさむ。しかもバスは中野駅行きだった。これで終点の中野まで行ったら、交通費を無駄遣いすることになる。おばちゃんの意図が分からなかった。
しかし、ちょっと頭のおかしいおばちゃんに合理的な説明を求めても無理だ。
ここでおばちゃんの追跡は終わり。さて、晩メシである。トーク会場でも食事は摂れるが、せっかく外出したので、豪華な晩餐といきたい。
アーケード街の先に「なか卯」があったが、けっこう客がいたので、パス。その並びにあるラーメン屋に入った。ラーメンと半チャーハンのセット(650円)を頼む。豪華だ。スープは選択制で、私は魚介系のスープを選んだ。
出てきたラーメンは、煮干しのダシがよく利いていて、うまかった。ただやっぱりラーメンは、肉系のスープに限ると思った。
「Asagaya Loft」は、南口にあったようだ。南側のアーケード街に入り探していると、Tag氏の姿があったので、声を掛けて一緒に探す。
ほどなく看板が見つかり、地下を降りて行く。時刻は午後7時すぎである。受付で入場料1,500円を払い、指示されたルームに入った。
室内は薄暗く、それらしい雰囲気が漂う中、瀬川晶司五段の姿が確認できた。LPSA女流棋士が出演するイベントに来て大丈夫かと思うが、囲碁や麻雀に知己がいるのだろう。
私は予約番号「62」だったので席は後ろのほうだが、スタッフが席を詰めるよう促すので、前のほうに行く。Tag氏は「3」だが、気の毒に私と同じテーブルである。なお最前のテーブルには、Kun氏、Hak氏、ペンクラブ会員氏がいた。
「LoftA」はバーの雰囲気だが、ライブがメインのようだ。ライブハウス独特の「におい」がする。このにおい、嫌いではない。
やがてFuj氏が来た。私を見て驚いているが、まあそうであろう。そのFuj氏は私のナナメ前に座ったが、Tag氏がFuj氏を知らないようだ。それはFuj氏も同じようだ。これは意外だった。
ふたりは私を介して挨拶。日本を代表する将棋オタクが顔を合わせた、歴史的瞬間だった。その場に居合わせた私は感激である。
このふたりには「新春放談」と題して、2013年の将棋界を大いに語ってもらいたいと考える。まあそれは夢物語だが、もし実現すれば、おもしろい内容になるだろう。
ところでTag氏は先日、将棋文化検定の2級を受験したらしい。その中で、日ハムの「斎藤佑樹」を書かせる問題が出たという。
「サイトウユウキ? しめすへんに右、樹木の樹でしょ?」
と私は得意満面に答えたが、あとで調べたら間違っていた。しかし将棋検定でこんな問題が出るのはおかしいと思う。まあ何れにしても、Tag氏の合格は間違いあるまい。
「きょうは涼崎いづみが出るんですよ。『青葉の伊達娘』です」
とFuj氏が私に語りかける。しかし私にはチンプンカンプンだ。彼女のキャッチフレーズらしい。「今夜のブログは『きょうは大野-宮田戦』ですか?」
「何それ? 今夜はこのイベントのことをすぐ書くけど」
「そうですか、あす(25日)は竜王戦の大野-宮田戦がありますよ」
「あ、そうなの?」
というわけで、Fuj氏のおかげで、25日のブログ内容が決定した。
会場にはSu氏、ミスター中飛車氏もいるという。Kub氏の姿もあった。LPSAスタッフも来ている。まるでLPSAのイベントのようだ。
改めて、きょうのトークショーは、正式名を「勝負師の彼女じゃ…イヤですか」という。島井咲緒里女流二段のプロデュースで、中倉宏美女流二段、万波奈穂二段(囲碁)、涼崎いづみプロ(麻雀)が出演、ハジケたトークを展開する。既婚者の島井ちゃんが「勝負師の彼女じゃ…」はないと思うし、宏美女流二段だって彼氏の3人や4人はいるだろうから看板に偽りアリの気もするが、宏美女流二段などは日常会話がすでにトークショーなので、彼女が本格的なトークの場でどんな話をブチかましてくれるのか、期待するところは大きい。
時刻は7時半を回った。スタッフが出てきて、まずは「Asagaya LoftA」をビデオで紹介。ここはライブハウスの聖地で、歌手やタレント、お笑い芸人が毎日のように出演しているらしい。
やがて咲緒里女流二段が登場した。続けて宏美女流二段、奈穂二段、いづみプロが、自身の選曲したBGMに乗って登場した。4人ともカジュアルな服装で、彼女らが「勝負師」とは到底思われない。
ここ「Asagaya Loft」は咲緒里女流二段お気に入りの店らしく、たまたまここの店員さんと意気投合し、イベントの話が持ちあがったらしい。
咲緒里女流二段といづみプロは、多いときには週3回もいっしょに飲むそうで、そこで咲緒里女流二段が、異業種の勝負師も交えたトークショーを思いついたという。
掘りゴタツをあしらったステージに4人が座る。咲緒里女流二段は相変わらずのかわいらしさ。宏美女流二段も、いつもの平安顔である。おふたりは6月に行われたマイナビイベントでお見かけしたが、その前となると、昨年夏・秋のLPSA芝浦サロンで将棋を教わって以来となる。かなりご無沙汰してしまった。
奈穂二段、いづみプロも、現代ッ子風で、かわいらしい。4人はアルコールを頼んで、まずは私たちと「乾杯」した。
(29日につづく)
しかし、ちょっと頭のおかしいおばちゃんに合理的な説明を求めても無理だ。
ここでおばちゃんの追跡は終わり。さて、晩メシである。トーク会場でも食事は摂れるが、せっかく外出したので、豪華な晩餐といきたい。
アーケード街の先に「なか卯」があったが、けっこう客がいたので、パス。その並びにあるラーメン屋に入った。ラーメンと半チャーハンのセット(650円)を頼む。豪華だ。スープは選択制で、私は魚介系のスープを選んだ。
出てきたラーメンは、煮干しのダシがよく利いていて、うまかった。ただやっぱりラーメンは、肉系のスープに限ると思った。
「Asagaya Loft」は、南口にあったようだ。南側のアーケード街に入り探していると、Tag氏の姿があったので、声を掛けて一緒に探す。
ほどなく看板が見つかり、地下を降りて行く。時刻は午後7時すぎである。受付で入場料1,500円を払い、指示されたルームに入った。
室内は薄暗く、それらしい雰囲気が漂う中、瀬川晶司五段の姿が確認できた。LPSA女流棋士が出演するイベントに来て大丈夫かと思うが、囲碁や麻雀に知己がいるのだろう。
私は予約番号「62」だったので席は後ろのほうだが、スタッフが席を詰めるよう促すので、前のほうに行く。Tag氏は「3」だが、気の毒に私と同じテーブルである。なお最前のテーブルには、Kun氏、Hak氏、ペンクラブ会員氏がいた。
「LoftA」はバーの雰囲気だが、ライブがメインのようだ。ライブハウス独特の「におい」がする。このにおい、嫌いではない。
やがてFuj氏が来た。私を見て驚いているが、まあそうであろう。そのFuj氏は私のナナメ前に座ったが、Tag氏がFuj氏を知らないようだ。それはFuj氏も同じようだ。これは意外だった。
ふたりは私を介して挨拶。日本を代表する将棋オタクが顔を合わせた、歴史的瞬間だった。その場に居合わせた私は感激である。
このふたりには「新春放談」と題して、2013年の将棋界を大いに語ってもらいたいと考える。まあそれは夢物語だが、もし実現すれば、おもしろい内容になるだろう。
ところでTag氏は先日、将棋文化検定の2級を受験したらしい。その中で、日ハムの「斎藤佑樹」を書かせる問題が出たという。
「サイトウユウキ? しめすへんに右、樹木の樹でしょ?」
と私は得意満面に答えたが、あとで調べたら間違っていた。しかし将棋検定でこんな問題が出るのはおかしいと思う。まあ何れにしても、Tag氏の合格は間違いあるまい。
「きょうは涼崎いづみが出るんですよ。『青葉の伊達娘』です」
とFuj氏が私に語りかける。しかし私にはチンプンカンプンだ。彼女のキャッチフレーズらしい。「今夜のブログは『きょうは大野-宮田戦』ですか?」
「何それ? 今夜はこのイベントのことをすぐ書くけど」
「そうですか、あす(25日)は竜王戦の大野-宮田戦がありますよ」
「あ、そうなの?」
というわけで、Fuj氏のおかげで、25日のブログ内容が決定した。
会場にはSu氏、ミスター中飛車氏もいるという。Kub氏の姿もあった。LPSAスタッフも来ている。まるでLPSAのイベントのようだ。
改めて、きょうのトークショーは、正式名を「勝負師の彼女じゃ…イヤですか」という。島井咲緒里女流二段のプロデュースで、中倉宏美女流二段、万波奈穂二段(囲碁)、涼崎いづみプロ(麻雀)が出演、ハジケたトークを展開する。既婚者の島井ちゃんが「勝負師の彼女じゃ…」はないと思うし、宏美女流二段だって彼氏の3人や4人はいるだろうから看板に偽りアリの気もするが、宏美女流二段などは日常会話がすでにトークショーなので、彼女が本格的なトークの場でどんな話をブチかましてくれるのか、期待するところは大きい。
時刻は7時半を回った。スタッフが出てきて、まずは「Asagaya LoftA」をビデオで紹介。ここはライブハウスの聖地で、歌手やタレント、お笑い芸人が毎日のように出演しているらしい。
やがて咲緒里女流二段が登場した。続けて宏美女流二段、奈穂二段、いづみプロが、自身の選曲したBGMに乗って登場した。4人ともカジュアルな服装で、彼女らが「勝負師」とは到底思われない。
ここ「Asagaya Loft」は咲緒里女流二段お気に入りの店らしく、たまたまここの店員さんと意気投合し、イベントの話が持ちあがったらしい。
咲緒里女流二段といづみプロは、多いときには週3回もいっしょに飲むそうで、そこで咲緒里女流二段が、異業種の勝負師も交えたトークショーを思いついたという。
掘りゴタツをあしらったステージに4人が座る。咲緒里女流二段は相変わらずのかわいらしさ。宏美女流二段も、いつもの平安顔である。おふたりは6月に行われたマイナビイベントでお見かけしたが、その前となると、昨年夏・秋のLPSA芝浦サロンで将棋を教わって以来となる。かなりご無沙汰してしまった。
奈穂二段、いづみプロも、現代ッ子風で、かわいらしい。4人はアルコールを頼んで、まずは私たちと「乾杯」した。
(29日につづく)