23日に行われた女流王位戦予選1組決勝、上田初美女王対山口恵梨子女流初段の一戦は、山口女流初段の勝ち。うれしいリーグ入りを決めた。
戦前の予想では上田女王ノリが大半だったろうから、これは山口女流初段、「でかした」といえる。
現在アイドル系女流棋士のトップは室谷由紀女流初段が君臨しているが、山口女流初段も指をくわえて見ているわけにはいかない。このリーグ入りをキッカケに、大活躍してもらいたい。
そしてきょう25日は、竜王戦5組残留決定戦・大野八一雄七段と宮田敦史六段の一戦がある。
皆さんご存じのとおり、大野七段は前期、苦労に苦労を重ねて、やっとのことで5組に昇級した。私はそれを大いに喜び、その模様を「将棋ペン倶楽部」に投稿し、焼肉大パーティーも開いた。
しかし今期は勝ち星に恵まれず、残留決定の一戦を戦うことになってしまったのである。
相手は宮田敦史六段。宮田六段は、先日行われたLPSAファンクラブイベントに来場し、あろうことか1dayトーナメントの大盤解説まで行ってしまったという。
日本将棋連盟の棋士が「LPSA日めくり詰め将棋カレンダー」に投稿しただけで、あのざまである。それなのに敵団体のイベントに乗り込み解説をするなど言語道断、連盟からキツイお仕置きを喰らいはしなかったかと、ヒト事ながらヒヤヒヤした。
しかし宮田六段は平気の平左なのだろう。鈍感なのか肝が据わっているのかよく分からぬが、ともかく宮田株は大いに上がったのである。
そんなわけだから宮田六段にも残留してもらいたいが、こちらにも事情がある。ふだんからお世話になっている大野七段を応援しないわけにはいかないのだ。
ふたりの今期成績は、大野七段0勝5敗、宮田六段11勝6敗。先ほど、大野七段は勝ち星に恵まれず…と書いたが、これは全棋戦に亘ってそうなのだ。
どうもこの数字だけ見ると大野七段の旗色が悪いが、事前のデータがアテにならないのが将棋である。
かつて大山康晴十五世名人は、桐山清澄九段とA級残留を懸けた勝負に臨むとき、降級ではなく、昇級の一番を指すつもり、と考えた。
大野七段も後ろ向きに考えず、5組昇級の一番を指す、という気持ちで頑張ってもらいたい。きょうは1日、応援しています。
戦前の予想では上田女王ノリが大半だったろうから、これは山口女流初段、「でかした」といえる。
現在アイドル系女流棋士のトップは室谷由紀女流初段が君臨しているが、山口女流初段も指をくわえて見ているわけにはいかない。このリーグ入りをキッカケに、大活躍してもらいたい。
そしてきょう25日は、竜王戦5組残留決定戦・大野八一雄七段と宮田敦史六段の一戦がある。
皆さんご存じのとおり、大野七段は前期、苦労に苦労を重ねて、やっとのことで5組に昇級した。私はそれを大いに喜び、その模様を「将棋ペン倶楽部」に投稿し、焼肉大パーティーも開いた。
しかし今期は勝ち星に恵まれず、残留決定の一戦を戦うことになってしまったのである。
相手は宮田敦史六段。宮田六段は、先日行われたLPSAファンクラブイベントに来場し、あろうことか1dayトーナメントの大盤解説まで行ってしまったという。
日本将棋連盟の棋士が「LPSA日めくり詰め将棋カレンダー」に投稿しただけで、あのざまである。それなのに敵団体のイベントに乗り込み解説をするなど言語道断、連盟からキツイお仕置きを喰らいはしなかったかと、ヒト事ながらヒヤヒヤした。
しかし宮田六段は平気の平左なのだろう。鈍感なのか肝が据わっているのかよく分からぬが、ともかく宮田株は大いに上がったのである。
そんなわけだから宮田六段にも残留してもらいたいが、こちらにも事情がある。ふだんからお世話になっている大野七段を応援しないわけにはいかないのだ。
ふたりの今期成績は、大野七段0勝5敗、宮田六段11勝6敗。先ほど、大野七段は勝ち星に恵まれず…と書いたが、これは全棋戦に亘ってそうなのだ。
どうもこの数字だけ見ると大野七段の旗色が悪いが、事前のデータがアテにならないのが将棋である。
かつて大山康晴十五世名人は、桐山清澄九段とA級残留を懸けた勝負に臨むとき、降級ではなく、昇級の一番を指すつもり、と考えた。
大野七段も後ろ向きに考えず、5組昇級の一番を指す、という気持ちで頑張ってもらいたい。きょうは1日、応援しています。