6月24日は、中井広恵女流六段のお誕生日。昨年はジョナ研メンバーのプレゼンツで、焼肉とカラオケのパーティーを催した。
今年もゼヒ開催したいところだが、中井女流六段は女流棋界を代表するスターである。いくら親しくさせていただいているとはいえそこはそれ、一般将棋ファンが女流棋士をパーティーに誘うには、多大な緊張を伴う。また誘う側にもある程度の「格」が必要であろう。しかし少なくとも私個人は、それに適っているとは思えない。
同じことをみなも考えているのか、今年は中井女流六段の誕生日まで1週間になっても、誕生日パーティーの話は出なかった。
痺れを切らした感じで、私が自宅から中井女流六段に、メールで誘ってみる。返事は意外なことに「快諾」だった。これは本当にありがたいことであった。
中井女流六段の予定に合わせ、今年のパーティーは6月23日(日)とした。そしてこの時点で、私が自然に幹事になった。ということは、店とメンバーの選択も、私の一存でいいといいうことだ。
次に私は、ジョナ研メンバー有志にメールを送信した。しかしメンバーは、休日でもけっこう忙しい。意外と断りの返事が殺到して、私と中井女流六段、ふたりきりのパーティーになったらどうしよう…と本気で夢想したのだが、誘ったメンバー全員が参加の意思を示し、私は本当に落胆した。まさに万障繰り合わせて参加、という按配だった。
21日、中井女流六段へのプレゼントを買うため、私は新宿の伊勢丹に向かった。いままで何度も書いているが、女性にプレゼントを贈るとき、私は新宿伊勢丹を利用するのだ。
余談ながらこの日は、将棋ペンクラブ大賞二次選考の件で、とある将棋書籍を入手(立ち読み)しなければならなかったのだが、新宿ジュンク堂書店が閉店していたのにはビックリした。紀伊國屋書店には勝てなかったか。
伊勢丹に入る。女性へのプレゼントを選ぶ時間は楽しい。各階をいろいろと見て回った結果、とある階で美白用品の詰め合わせが売られていたので、それを購入する。肌の綺麗な中井女流六段には、最適のプレゼントだと思った。
23日(日)当日は、午後2時にW駅での待ち合わせとした。改めて参加メンバーは、中井女流六段、Minamiちゃん、Kun氏、Hon氏、Is氏、Kaz氏、Fuj氏、私の8人。のちにW氏とR氏も合流予定である。なお植山悦行七段と大野八一雄七段、His氏、Tod氏には声を掛けなかった。恋敵の植山七段を誘うほど私はお人好しではないし、第一植山七段は、28日に竜王戦の大一番を控えている。ヒトの誕生日を祝っている余裕なんかないはずである。私たちが楽しんでいる時間、とにかく振り飛車破りを勉強してほしかった。
そのほか、大野七段、His氏、Tod氏には申し訳なかった。ここに深くお詫びします。
1時45分にW駅に着く。きょうの予定は、2時半から、駅から20分ほど歩いたイタリアンレストランで2時間ほど食事。そのあとは駅前のカラオケ店でカラオケである。カラオケ店は予約をしていなかったので、この間にその店を確認することにした。
店に入るが、そこそこ綺麗な感じである。ここなら楽しめるだろうと駅に戻ったら、Kun氏以下5人が揃っていた。5人ともドタキャンしないかと淡い期待を抱いていたが、当然ながら、脆くもくずれた。まだ1時55分なのに、お早いことである。
しかし2時になっても、中井女流六段が来ない。2時1分を過ぎた。
「中井先生、来ねえなあ。…帰ろうか」
私の軽口に、誰も笑わない。2時3分になった。まだ来ない。何かあったんだろうか。
2時4分になった。と、東口方面から、中井女流六段とMinamiちゃんが、息せき切って姿を見せた。
ヒロインの登場に、私たちは歓声を上げる。ホントに、来てくれたんだ!!
(つづく)
今年もゼヒ開催したいところだが、中井女流六段は女流棋界を代表するスターである。いくら親しくさせていただいているとはいえそこはそれ、一般将棋ファンが女流棋士をパーティーに誘うには、多大な緊張を伴う。また誘う側にもある程度の「格」が必要であろう。しかし少なくとも私個人は、それに適っているとは思えない。
同じことをみなも考えているのか、今年は中井女流六段の誕生日まで1週間になっても、誕生日パーティーの話は出なかった。
痺れを切らした感じで、私が自宅から中井女流六段に、メールで誘ってみる。返事は意外なことに「快諾」だった。これは本当にありがたいことであった。
中井女流六段の予定に合わせ、今年のパーティーは6月23日(日)とした。そしてこの時点で、私が自然に幹事になった。ということは、店とメンバーの選択も、私の一存でいいといいうことだ。
次に私は、ジョナ研メンバー有志にメールを送信した。しかしメンバーは、休日でもけっこう忙しい。意外と断りの返事が殺到して、私と中井女流六段、ふたりきりのパーティーになったらどうしよう…と本気で夢想したのだが、誘ったメンバー全員が参加の意思を示し、私は本当に落胆した。まさに万障繰り合わせて参加、という按配だった。
21日、中井女流六段へのプレゼントを買うため、私は新宿の伊勢丹に向かった。いままで何度も書いているが、女性にプレゼントを贈るとき、私は新宿伊勢丹を利用するのだ。
余談ながらこの日は、将棋ペンクラブ大賞二次選考の件で、とある将棋書籍を入手(立ち読み)しなければならなかったのだが、新宿ジュンク堂書店が閉店していたのにはビックリした。紀伊國屋書店には勝てなかったか。
伊勢丹に入る。女性へのプレゼントを選ぶ時間は楽しい。各階をいろいろと見て回った結果、とある階で美白用品の詰め合わせが売られていたので、それを購入する。肌の綺麗な中井女流六段には、最適のプレゼントだと思った。
23日(日)当日は、午後2時にW駅での待ち合わせとした。改めて参加メンバーは、中井女流六段、Minamiちゃん、Kun氏、Hon氏、Is氏、Kaz氏、Fuj氏、私の8人。のちにW氏とR氏も合流予定である。なお植山悦行七段と大野八一雄七段、His氏、Tod氏には声を掛けなかった。恋敵の植山七段を誘うほど私はお人好しではないし、第一植山七段は、28日に竜王戦の大一番を控えている。ヒトの誕生日を祝っている余裕なんかないはずである。私たちが楽しんでいる時間、とにかく振り飛車破りを勉強してほしかった。
そのほか、大野七段、His氏、Tod氏には申し訳なかった。ここに深くお詫びします。
1時45分にW駅に着く。きょうの予定は、2時半から、駅から20分ほど歩いたイタリアンレストランで2時間ほど食事。そのあとは駅前のカラオケ店でカラオケである。カラオケ店は予約をしていなかったので、この間にその店を確認することにした。
店に入るが、そこそこ綺麗な感じである。ここなら楽しめるだろうと駅に戻ったら、Kun氏以下5人が揃っていた。5人ともドタキャンしないかと淡い期待を抱いていたが、当然ながら、脆くもくずれた。まだ1時55分なのに、お早いことである。
しかし2時になっても、中井女流六段が来ない。2時1分を過ぎた。
「中井先生、来ねえなあ。…帰ろうか」
私の軽口に、誰も笑わない。2時3分になった。まだ来ない。何かあったんだろうか。
2時4分になった。と、東口方面から、中井女流六段とMinamiちゃんが、息せき切って姿を見せた。
ヒロインの登場に、私たちは歓声を上げる。ホントに、来てくれたんだ!!
(つづく)