（再掲）
上手（二枚落ち）・一公：１一香、１四歩、２三歩、２四銀、３三桂、３四金、３五歩、４三玉、４四金、４五歩、５五歩、６三歩、６四銀、７四歩、８一桂、８三歩、９一香、９三歩 持駒：なし
下手・少年：１六歩、１九香、２六歩、２七銀、３七桂、３八飛、５七歩、５八金、６七歩、６八銀、６九玉、７六歩、７八金、８七歩、８八角、８九桂、９六歩、９九香 持駒：歩２
（▲１六歩まで）
以下の指し手。△６五銀▲７七銀△７三桂▲６六歩△５四銀▲８六銀△８四歩▲７五歩△８五歩▲７七銀△６五桂▲同歩△同銀▲６六歩△５四銀▲７四歩…
教室にはFuj氏が来ている。さすがに午後６時の入室は無理だが、火曜日でも教室に参加する熱心さには頭が下がる。
私は△６五銀と立ったが、疑問手。ここで▲７六歩を取りに行っても意味がなかった。この銀は守りの銀にしなければならなかった。
▲７七銀に私は△７三桂と跳ねたが、これも悪手。少年に▲８六銀から▲７五歩と急所を攻められ、桂損後▲７四歩と取りこまれては、明らかに形勢を損ねた。
戻って△６五銀では△４六歩と伸ばし、次に△４五桂ハネからどんどん攻めれば、上手ペースだったと思う。
本譜は以下激戦となったが、飛車角を捨てた少年が意外に強く、私の追及にも間違えない。私は詰めろを避けて△５四玉と立つが、少年は▲４六金と冷静な待ち駒。そばを通った植山悦行七段が「いい争いですネ」と感心した。しかしここでは明確に上手負けだ。
思い出すのもいまいましいが、うろ覚えの局面を以下に記そう。
上手（二枚落ち）・一公：１一香、１四歩、２三歩、２四銀、３五歩、４九角、５四玉、５七成桂、６九飛、７二歩、８五歩、９一香、９三歩 持駒：金、歩２
下手・少年：１六歩、１九香、２六歩、２七銀、４五歩、４六金、５五桂、６五歩、６八桂、７四歩、７六銀、７七玉、７八金、８七歩、８九桂、９六歩、９九香 持駒：金、銀、歩３
（▲４六金まで）
以下の指し手。△５三玉▲５四歩△６二玉▲６四歩△５二金▲６三銀△７一玉▲７三歩成△６三金▲同桂不成 まで、少年の勝ち。
すでに敗勢だが投げ切れず、私は見苦しい指し手を続けたまま、見事に詰まされて投了した。
そばで観戦していたお母さんが息子さんの棋力を問うので、私は「初段…いや１級ですね」と偉そうに答えた。いくら私が連敗しても、そう簡単に初段は認定しない。
聞くと、彼は某道場で２級に昇級したとのこと。それなら私の判定もまずまずだったか。
この２局、いずれも上手ペースだっただけに連敗は痛かったが、事実は事実として受け止め、精進しなければいけない。
植山七段の指導対局までまだ時間があるので、Ｗ氏の勧めにより、私とFuj氏が将棋を指す。
Fuj氏との実戦は久しぶり。私の先番となり、角換わり相腰掛け銀になった。
私は▲４五歩と攻めるが、Fuj氏は独特の受けをひねり出す。そこでFuj氏がつぶやいたのだが、その受けは大野八一雄七段の直伝だった。しかし私は私で、やはり大野七段直伝の攻めをしていたのだ。
これじゃあ大野VS大野ではないか。そしてFuj氏のほうが深い研究をしていたわけで、これにはクサッタ。
実戦は▲１三歩△同香▲２五桂△２四銀▲１三桂成だが、手にした香で金と交換し、私が有利になった。
以後もむずかしいところはあったが、私の勝勢。しかし最後、簡単な詰みを詰ませられず、グダグダの勝利となった。
感想戦では中盤を中心に行ったが、▲２五桂に△２四銀が自然に見えた疑問手で、ここは△３七角と攻め合えば後手が有望だったようだ。
これでFuj氏との対戦成績は12勝13敗となった。はじめの10数局はたしか私の５勝11敗で、そのころはFuj氏から「ダブルスコア…」とイヤミを言われたものだが、きょうの勝利で、借金完済まであとひとつとなった。
さて植山七段との指導対局に移る。Fuj氏も入って、２面指しである。
わらび教室では、大野教室とは違う手合いで指すことになっているので、私は香落ちを所望する。右のFuj氏も香落ち戦だ。
こちらは植山七段の三間飛車、隣は中飛車。植山七段は私には三間飛車しか指したことがないが、中飛車はマズイと見ているのだろうか。
香落ちは下手の攻め方がむずかしい。グズグズしていたら△３五歩から△４五歩とされ、上手にいいように捌かれてしまった。
もういつ投了してもいいのだが、隣のFuj氏は竜を自陣に引いて、これからの勝負となっている。私がこんなに早く投了するわけにはいかない。
しかし指せば指すほど悪くなる。期待の端攻めも逆用されて、△９五竜と回られてはもういけない。△９六歩に全く指す手がなく、ここで投了した。
感想戦。私は前局と同様▲５六銀と腰掛けたが、この構想自体がそもそもマズイようだ。本譜は下手が香落ちのスキを全然衝いてない。これでは勝てるわけがない。
「香落ちを勉強しなければなりませんかね。しかし奨励会員じゃあるまいし、いまさら香落ちを勉強するのもな…」
と私は愚痴る。すると植山七段の答えは
「その通り。香落ちの勉強をするんですよ」
だった。ううっ、この歳になって香落ちの勉強か…。いろいろ大変である。
隣のFuj氏はグジュグジュした戦いになり、時間切れ指しかけとなった。このふたりの戦いはさわやかでない。
時刻は午後９時半ごろか。食事は植山七段、Ｗ氏、Fuj氏、私の４人。きょうはJR戸田公園近くのステーキ専門店で。専門店といっても高級ではなく、大衆店だ。
ステーキはどれも安かった。ライス、サラダ、スープはお代わり自由で、コストパフォーマンスがよい。ただしソフトドリンクは優遇制度がない。これでドリンクバーがあれば完璧だ。
ステーキ肉は固かったものの、値段相応の味で、まずまずだった。
店には11時20分ぐらいまでいたろうか。しかし火曜日からこの時間はつらい。帰宅したときは午前０時を過ぎていて、翌日からの仕事を考えると、ユーウツになった。
上手（二枚落ち）・一公：１一香、１四歩、２三歩、２四銀、３三桂、３四金、３五歩、４三玉、４四金、４五歩、５五歩、６三歩、６四銀、７四歩、８一桂、８三歩、９一香、９三歩 持駒：なし
下手・少年：１六歩、１九香、２六歩、２七銀、３七桂、３八飛、５七歩、５八金、６七歩、６八銀、６九玉、７六歩、７八金、８七歩、８八角、８九桂、９六歩、９九香 持駒：歩２
（▲１六歩まで）
以下の指し手。△６五銀▲７七銀△７三桂▲６六歩△５四銀▲８六銀△８四歩▲７五歩△８五歩▲７七銀△６五桂▲同歩△同銀▲６六歩△５四銀▲７四歩…
教室にはFuj氏が来ている。さすがに午後６時の入室は無理だが、火曜日でも教室に参加する熱心さには頭が下がる。
私は△６五銀と立ったが、疑問手。ここで▲７六歩を取りに行っても意味がなかった。この銀は守りの銀にしなければならなかった。
▲７七銀に私は△７三桂と跳ねたが、これも悪手。少年に▲８六銀から▲７五歩と急所を攻められ、桂損後▲７四歩と取りこまれては、明らかに形勢を損ねた。
戻って△６五銀では△４六歩と伸ばし、次に△４五桂ハネからどんどん攻めれば、上手ペースだったと思う。
本譜は以下激戦となったが、飛車角を捨てた少年が意外に強く、私の追及にも間違えない。私は詰めろを避けて△５四玉と立つが、少年は▲４六金と冷静な待ち駒。そばを通った植山悦行七段が「いい争いですネ」と感心した。しかしここでは明確に上手負けだ。
思い出すのもいまいましいが、うろ覚えの局面を以下に記そう。
上手（二枚落ち）・一公：１一香、１四歩、２三歩、２四銀、３五歩、４九角、５四玉、５七成桂、６九飛、７二歩、８五歩、９一香、９三歩 持駒：金、歩２
下手・少年：１六歩、１九香、２六歩、２七銀、４五歩、４六金、５五桂、６五歩、６八桂、７四歩、７六銀、７七玉、７八金、８七歩、８九桂、９六歩、９九香 持駒：金、銀、歩３
（▲４六金まで）
以下の指し手。△５三玉▲５四歩△６二玉▲６四歩△５二金▲６三銀△７一玉▲７三歩成△６三金▲同桂不成 まで、少年の勝ち。
すでに敗勢だが投げ切れず、私は見苦しい指し手を続けたまま、見事に詰まされて投了した。
そばで観戦していたお母さんが息子さんの棋力を問うので、私は「初段…いや１級ですね」と偉そうに答えた。いくら私が連敗しても、そう簡単に初段は認定しない。
聞くと、彼は某道場で２級に昇級したとのこと。それなら私の判定もまずまずだったか。
この２局、いずれも上手ペースだっただけに連敗は痛かったが、事実は事実として受け止め、精進しなければいけない。
植山七段の指導対局までまだ時間があるので、Ｗ氏の勧めにより、私とFuj氏が将棋を指す。
Fuj氏との実戦は久しぶり。私の先番となり、角換わり相腰掛け銀になった。
私は▲４五歩と攻めるが、Fuj氏は独特の受けをひねり出す。そこでFuj氏がつぶやいたのだが、その受けは大野八一雄七段の直伝だった。しかし私は私で、やはり大野七段直伝の攻めをしていたのだ。
これじゃあ大野VS大野ではないか。そしてFuj氏のほうが深い研究をしていたわけで、これにはクサッタ。
実戦は▲１三歩△同香▲２五桂△２四銀▲１三桂成だが、手にした香で金と交換し、私が有利になった。
以後もむずかしいところはあったが、私の勝勢。しかし最後、簡単な詰みを詰ませられず、グダグダの勝利となった。
感想戦では中盤を中心に行ったが、▲２五桂に△２四銀が自然に見えた疑問手で、ここは△３七角と攻め合えば後手が有望だったようだ。
これでFuj氏との対戦成績は12勝13敗となった。はじめの10数局はたしか私の５勝11敗で、そのころはFuj氏から「ダブルスコア…」とイヤミを言われたものだが、きょうの勝利で、借金完済まであとひとつとなった。
さて植山七段との指導対局に移る。Fuj氏も入って、２面指しである。
わらび教室では、大野教室とは違う手合いで指すことになっているので、私は香落ちを所望する。右のFuj氏も香落ち戦だ。
こちらは植山七段の三間飛車、隣は中飛車。植山七段は私には三間飛車しか指したことがないが、中飛車はマズイと見ているのだろうか。
香落ちは下手の攻め方がむずかしい。グズグズしていたら△３五歩から△４五歩とされ、上手にいいように捌かれてしまった。
もういつ投了してもいいのだが、隣のFuj氏は竜を自陣に引いて、これからの勝負となっている。私がこんなに早く投了するわけにはいかない。
しかし指せば指すほど悪くなる。期待の端攻めも逆用されて、△９五竜と回られてはもういけない。△９六歩に全く指す手がなく、ここで投了した。
感想戦。私は前局と同様▲５六銀と腰掛けたが、この構想自体がそもそもマズイようだ。本譜は下手が香落ちのスキを全然衝いてない。これでは勝てるわけがない。
「香落ちを勉強しなければなりませんかね。しかし奨励会員じゃあるまいし、いまさら香落ちを勉強するのもな…」
と私は愚痴る。すると植山七段の答えは
「その通り。香落ちの勉強をするんですよ」
だった。ううっ、この歳になって香落ちの勉強か…。いろいろ大変である。
隣のFuj氏はグジュグジュした戦いになり、時間切れ指しかけとなった。このふたりの戦いはさわやかでない。
時刻は午後９時半ごろか。食事は植山七段、Ｗ氏、Fuj氏、私の４人。きょうはJR戸田公園近くのステーキ専門店で。専門店といっても高級ではなく、大衆店だ。
ステーキはどれも安かった。ライス、サラダ、スープはお代わり自由で、コストパフォーマンスがよい。ただしソフトドリンクは優遇制度がない。これでドリンクバーがあれば完璧だ。
ステーキ肉は固かったものの、値段相応の味で、まずまずだった。
店には11時20分ぐらいまでいたろうか。しかし火曜日からこの時間はつらい。帰宅したときは午前０時を過ぎていて、翌日からの仕事を考えると、ユーウツになった。
