このたび、第25回将棋ペンクラブ大賞が発表された。
その前に、最終選考に残った作品を記す。
【観戦記部門】
池田将之 第26期竜王戦1組1回戦 ▲橋本崇載八段VS△阿部隆八段
上地隆蔵 第60期王座戦本戦1回戦 ▲木村一基八段VS△丸山忠久九段
後藤元気 第37期棋王戦五番勝負第1局 ▲郷田真隆九段VS△久保利明棋王
勝又清和 第83期棋聖戦五番勝負第3局 ▲羽生善治棋聖VS△中村太地六段
田中幸道 第84期棋聖戦1次予選 ▲斎藤慎太郎四段VS△小林健二九段
佐藤天彦 第62回NHK杯将棋トーナメント2回戦 ▲佐藤天彦七段VS△佐藤康光王将
湯川恵子 第39期女流名人位戦五番勝負第2局 ▲上田初美女王VS△里見香奈女流名人
【文芸部門】
後藤元気「将棋棋士の名言100」(出版芸術社)
島朗「島研ノート 心の鍛え方」(講談社)
曽我部敦史「蛍駒」(「将棋ペンクラブ」会報59号)
【技術部門】
菅井竜也「菅井ノート 後手編」(マイナビ)
上野裕和「将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編」(マイナビ)
永瀬拓矢「永瀬流 負けない将棋」(マイナビ)
阿部健治郎「四間飛車激減の理由」(マイナビ)
では、大賞を記す。
【観戦記部門】
大賞:
勝又清和 第83期棋聖戦五番勝負第3局 ▲羽生善治棋聖VS△中村太地六段
湯川恵子 第39期女流名人位戦五番勝負第2局 ▲上田初美女王VS△里見香奈女流名人
ダブル大賞は珍しい。たぶん初めてではないか。
勝又清和氏、湯川恵子さんとも観戦記の名手で、過去にも将棋ペンクラブ大賞観戦記部門で、優秀賞を受賞している。今回の大賞受賞は、ついに来たか、という感じである。
私は二次選考委員を務めたので、もちろん2本とも読んだ。どちらもケチをつけたところはあったが、それは「重箱の隅」である。もちろん読みごたえ十分で、大賞受賞にまったく異存はなかった。
【文芸部門】
大賞:
島朗「島研ノート 心の鍛え方」(講談社)
優秀賞:
後藤元気 「将棋棋士の名言100」(出版芸術社)
大賞は島朗氏だが、これは当然。最終選考会でも、満場一致ではなかったか。読者の皆様には、一読をお薦めする。
後藤元気氏の著作は、従来からある名言物ではなく、著者のオリジナルが多分に入っており、そこが評価されたのだと思う。
【技術部門】
大賞:
上野裕和「将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編」(マイナビ)
優秀賞:
阿部健治郎「四間飛車激減の理由」(マイナビ)
上野裕和氏「将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編」は、発売当初から評判がよかった。編集がひじょうに丁寧で、好感が持てた。昨年私が購入した、唯一の将棋単行本でもある。大賞受賞も納得である。
阿部健治郎氏の「四間飛車激減の理由」は未読だが、おもしろそうだ。機会があったら読んでみたい。
大賞贈呈式は9月20日(金)、東京・四ツ谷の「スクワール麹町」にて行われる。
参加費は男性8,000円、女性6,000円。
当日は私も出席しようと思っている。
その前に、最終選考に残った作品を記す。
【観戦記部門】
池田将之 第26期竜王戦1組1回戦 ▲橋本崇載八段VS△阿部隆八段
上地隆蔵 第60期王座戦本戦1回戦 ▲木村一基八段VS△丸山忠久九段
後藤元気 第37期棋王戦五番勝負第1局 ▲郷田真隆九段VS△久保利明棋王
勝又清和 第83期棋聖戦五番勝負第3局 ▲羽生善治棋聖VS△中村太地六段
田中幸道 第84期棋聖戦1次予選 ▲斎藤慎太郎四段VS△小林健二九段
佐藤天彦 第62回NHK杯将棋トーナメント2回戦 ▲佐藤天彦七段VS△佐藤康光王将
湯川恵子 第39期女流名人位戦五番勝負第2局 ▲上田初美女王VS△里見香奈女流名人
【文芸部門】
後藤元気「将棋棋士の名言100」(出版芸術社)
島朗「島研ノート 心の鍛え方」(講談社)
曽我部敦史「蛍駒」(「将棋ペンクラブ」会報59号)
【技術部門】
菅井竜也「菅井ノート 後手編」(マイナビ)
上野裕和「将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編」(マイナビ)
永瀬拓矢「永瀬流 負けない将棋」(マイナビ)
阿部健治郎「四間飛車激減の理由」(マイナビ)
では、大賞を記す。
【観戦記部門】
大賞:
勝又清和 第83期棋聖戦五番勝負第3局 ▲羽生善治棋聖VS△中村太地六段
湯川恵子 第39期女流名人位戦五番勝負第2局 ▲上田初美女王VS△里見香奈女流名人
ダブル大賞は珍しい。たぶん初めてではないか。
勝又清和氏、湯川恵子さんとも観戦記の名手で、過去にも将棋ペンクラブ大賞観戦記部門で、優秀賞を受賞している。今回の大賞受賞は、ついに来たか、という感じである。
私は二次選考委員を務めたので、もちろん2本とも読んだ。どちらもケチをつけたところはあったが、それは「重箱の隅」である。もちろん読みごたえ十分で、大賞受賞にまったく異存はなかった。
【文芸部門】
大賞:
島朗「島研ノート 心の鍛え方」(講談社)
優秀賞:
後藤元気 「将棋棋士の名言100」(出版芸術社)
大賞は島朗氏だが、これは当然。最終選考会でも、満場一致ではなかったか。読者の皆様には、一読をお薦めする。
後藤元気氏の著作は、従来からある名言物ではなく、著者のオリジナルが多分に入っており、そこが評価されたのだと思う。
【技術部門】
大賞:
上野裕和「将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編」(マイナビ)
優秀賞:
阿部健治郎「四間飛車激減の理由」(マイナビ)
上野裕和氏「将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編」は、発売当初から評判がよかった。編集がひじょうに丁寧で、好感が持てた。昨年私が購入した、唯一の将棋単行本でもある。大賞受賞も納得である。
阿部健治郎氏の「四間飛車激減の理由」は未読だが、おもしろそうだ。機会があったら読んでみたい。
大賞贈呈式は9月20日(金)、東京・四ツ谷の「スクワール麹町」にて行われる。
参加費は男性8,000円、女性6,000円。
当日は私も出席しようと思っている。