一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

桃泥棒をプロファイリングする

2013-07-21 13:31:05 | プライベート
14日(日)の桃泥棒には本当に頭に来た。あれから、また泥棒が来るのではないかと、深夜になっても庭を注視し、眠れなくなってしまった。
きょうは、あのときの桃泥棒をプロファイリングしてみよう。
その前に、ウチの桃の木の全景を載せてみる。



16日の撮影である(ちなみに5月14日の時点では、下の写真のように、ひとつの枝にいくつも実がなっていた)。



1枚目の写真に戻り、木の上の方には桃がポツポツ残っているが、道路に面した部分、手を伸ばせば取れる範囲の桃は、すべて盗まれてしまった。その数、20個前後と思われる。
写真ではちょっと分かりづらいが、ブロック塀の右隅に、ひっくり返した甕がある。大昔に金魚を飼っていた甕だ。犯人はここに足をかけ、塀の上を伝って、木の幹に登ったようだ。
幹はちょうど人が乗れる形で枝分かれしているが、これは私が桃の木を買い、木が本格的に成長を始めたころ、上に上に伸びていくのを嫌ったオフクロが、いつも先端部分を切っていたため、こんな歪(いびつ)な形になってしまった。今回はそれが裏目に出た。
私が桃泥棒を目撃したとき、泥棒はこの部分に乗り、驚いて後方の塀に乗り移らん、としていた。泥棒は坊主頭で、上半身裸だった。
しかし私もパンツ一丁だったため表に出るに出られず、そのまま桃泥棒は消えた。
パジャマを着て表へ出ると、ビーチサンダルが残っていたわけである。犯人は消音のため、裸足で侵入したのだ。
それは分かるのだが、上半身裸(パンツ一丁?)のいでたちといい、ちょっと念が入りすぎていないか?
前も書いたが、桃はそれほど高級な食べ物ではない。数百円も出せば、いい桃が買える。ウチの桃は形も悪く、味もそれほど甘くない。ところどころに虫食いもある。桃の価値はほとんどないのだ。
またウチの前は街灯があり、ナナメ向かいのマンションの灯りも、24時間点いている。けっこう煌々と明るいのである。ヒトの家に忍び込み、もし捕まったら警察を呼ばれる。そんなリスクを冒してまで、盗む代物ではないのだ。
別の視点から考えてみる。そもそもの疑問として、ヒトは他人の家の桃を食べる気になるだろうか。
どんな農薬を使っているか分からない。土壌にだって、どんな毒が混じっているか分からない。日本人は綺麗好きだから、桃がどんなに甘そうでも、盗んでまで食さないと思うのだ。
桃の味見をしたいだけなら、1個や2個もげばいい。それを20個近く盗むのは、けっこう決死の覚悟である。これで数日間飢えをしのぎます、とでも語っているようではないか。この犯人は、貧乏なのか?
オフクロが言うには、私の目撃した人物像は、近所では見たことがない、とのことだった。ではやや離れたところに住んでいるのか。
そうか。泥棒は自転車でやってきたのかもしれない。ここからは見えなかったが、塀の向こうには自転車が置いてあったかもしれない。これなら、盗んだ桃の実も前のカゴに入れればいいし、逃げるときもラクだ。あるいは共犯者もいたかもしれない。こちらもパンツ一丁だったが、すぐに家の前を出るべきだった。
犯人は10代後半から20代前半に見えた。しかし親とは同居していないと思う。あれだけ大量の桃が冷蔵庫に保管されていれば怪しまれるし、自室に隠しても、桃の香りが漂ってくる。なにより、真夜中に家を出れば、家族に不審がられただろう。
ここで大胆な仮説を立てるのだが、犯人は日本人ではないのではないか? 沖縄の離島じゃあるまいし、日本人は裸で外出しないと思う。またどんなに焦っても、裸足で逃げ出すことはないと思う。この犯人は、桃を食べ慣れない国の人、庭になっている妖しい桃の実を平然と食べることのできる人種、とは考えられないか。
そう思えば、ウチの近所には日本語学校がいくつかある。ここの生徒が…とは言わないが、アジア系の男性が散歩中、ウチの桃に目を付け、盗みに入ったとは考えられないか!?

今回の慌てぶりからして、犯人がウチに忍び込むことはもうないと思う。それに、次に同じシチュエーションになった場合、私は犯人を捕まえるイメージが出来上がっている。私も犯人は恐いが、あちらだってこちらが恐いのである。
その日が来て欲しいような、欲しくないような、複雑な気分である。
コメント (2)
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