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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

69たび大野教室に行く(前編)

2014-09-08 00:10:21 | 大野教室
6日(土)夜、久しぶりに知人からメールが来た。大野教室のW氏からで、教室へのお誘いだった。だからというわけではないが、7日(日)は大野教室に行った。

午後1時20分ごろ入室すると、講師の大野八一雄七段は4面指しの真っ最中だった。奥の植山悦行七段は3面指しで、生徒計7人はちょっと少ない。私はまず、大野七段に教わることになった。
私の居飛車で、私は飛車先の歩を交換したあと、▲3七桂と跳ぶ。大野七段は△4二金と締める。まだ15手だが、私はここがチャンスと見た。
初手から記せば、△5四歩▲7六歩△6二銀▲2六歩△5三銀▲2五歩△4二玉▲2四歩△同歩▲同飛△3二玉▲3六歩△8四歩▲3七桂△4二金で、下の局面となる。

以下の指し手。▲4五桂△2三歩▲5三桂不成△2四歩▲6一桂成 以下、一公の勝ち。

私は▲4五桂と跳ねた。これに△4四銀なら▲4六歩△5五銀▲5四飛△4六銀▲4八銀で、次に▲4七歩を狙い下手優勢。
よって大野七段は△2三歩と打つが、私の▲5三桂不成が狙いの一手。ここ「成」だと、△2四歩▲4二成桂△同銀で下手敗勢。「不成」で行き、▲6一桂成とこちらの金を取るのがいいのである。飛車を渡す二枚換えとなるが、成桂が残る分、下手が指せると思った。
和田あき女流2級とHanaちゃんが来席した。和田女流2級は午前の「将棋フォーカス」にビデオ出演していたが、いまや教室一の有名人といえる。
中盤になり、私の角が敵陣に直射している局面で、私は▲2二歩。やむない△同銀に▲2三歩。そして△同玉▲3四銀。これに△3二玉なら▲2二角成△同玉▲2三銀打△3一玉▲5一成桂で、上手は次の▲2二金を受けにくい。
大野七段はキッパリ△同玉と応じ、私は▲2二角成。もっともこれでも難しい形勢だったが、大野七段に粘ろうの気はなく、最後はアッサリ投げてくれた。
感想戦に入るが、やはり△4二金がのちの▲5三桂不成を軽視した疑問手で、△5二金右が本手とされた。
ということで、△4二金を△5二金右とし、ここから2局目を始めることになった。
大野七段は序盤でしくじったとき、まれに分岐の2局目をやることがある。
その2局目は私が序盤でしくじり、△7六歩と急所を押さえられ、つまらない形勢になった。私は開き直って▲4六角と出たが、そこでふつうに△8六歩と攻められたら、こちらが悪かったと思う。
本譜は大野七段が中央に目を向けてくれたので、私も指せる棋勢となった。
進んで終盤、私の▲3四歩に大野七段が△2二銀と受ければまだ難しいと思ったのだが、それを放棄してくれたので、私は3三の地点でバラし、▲4五桂の王手。これで大野七段が投了してくれた。
ちょっと2局とも、勝ちを譲っていただいた感じである。もっとも一日に2局も緩めていただくのはかなり久しぶりで、素直に喜びたいところ。きょうは教室に来る予定ではなかったのだが、来てよかったと思った。
時刻は2時45分だが、さっき来たFuj氏に促され、植山七段に教えていただくことになった。Fuj氏はいまや大野教室に欠かせない存在で、W氏の代わりを十分務められるまでに成長した。おめでとう。
対局開始。私はさっきの成功に味をしめて、またも▲3七桂。しかし植山七段は△5二金右。これに▲4五桂跳ねを強攻すると、△2三歩▲5三桂不成△2四歩▲4一桂成△同玉▲7一銀△9二飛▲8二金となろうが、これはこちらの攻めがダサく、不可。私は▲4八銀と上がった。
中盤の入り口に入り、私は▲4五歩。ここで3時休憩になった。部屋にはW氏や、大野七段門下のWatanabe君、Okai君の姿があった。
私が和田女流2級に「将棋フォーカス」のことをいうと、「観ていない」の返事。あんなにアップで出ていたのに、もったいない。私がその立場だったら、事前にチェックして、録画しているところである。
さて休憩もそこそこに、私と植山七段は対局を再開する。植山七段は△5五歩。これにはどう指すのが本手か。

(つづく)
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