一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

さえないジョナ研(前編)

2014-12-02 00:08:12 | ジョナ研
ジョナ研は8月22日以来、実に3か月ぶりだ。
王子(神谷)ジョナサンに着き、入口で「3人」と告げる。後にKaz氏が来る予定なのだ。しばし待たされて、「ここはどうでしょう」と、いつもの4人掛けのテーブルに案内された。
まずは食事である。Hon氏はパスタ、私は肉料理を頼んだ。
食後は、建設会社のしつこい営業や、和田あき女流初段の話になる。先日のマイナビ女子オープンで、和田「女流2級」は斎田晴子女流五段に勝利し、ベスト4に駒を進め、女流初段に昇段した。
「斎田先生、勝ってくれると思ったんだけどなあ」
と、私は落胆?を隠せない。
和田女流初段に豪華な食事をごちそうする宣言をしたからだが、まあ当人は嫌がるだろうと思いきや、どうもそうでもないみたいである。
私も女流棋士との2ショット経験はしているが、現役女子高生との2ショットはどうかという感じである。絶対に私が怪しく思われる。妹のHanaちゃんも誘って中和する手もあるが、いやいや、さらにヤバイ気もする。
そこでHon氏が同席を名乗り出てくれた。一体どうなるのか、今度Hon氏に話を進めてもらおうと思う。
Hon氏のケータイに、Kaz氏から電話が来た。きょうは予定通り来られるようである。
それでも今回の参加者は3人。ジョナ研が王子に移ってから、目に見えて参加者が少なくなった。Hon氏は、「次は御徒町(の将棋センター)に行って、そのあと食事をしますか」とか言うが、それではもう、ジョナ研ではなくなってしまう。
さて、またも将棋である。駒を並べたところにウエイトレスさんがビールを運んできて、「ごゆっくりどうぞ」と言った。彼女にこの光景はどう映ったか。
将棋はHon氏の四間飛車に、私はいろいろあって、玉頭位取りとした。ここで負けたら3連敗、手合い違いになってしまうので、私もいつも以上に真剣である。
中盤まではまずまずと思ったのだが、△5四銀の浮き駒を狙われ、▲7四歩と合わせられたあたりから、おかしくなった。
Hon氏は5三の地点に執拗に駒を打ちこみ、駒を剥がしていく。Hon氏の将棋は、中盤から終盤にかけて奇怪な手が現れることが多かったが、きょうはまったくそれがない。本当に強い。私の陣地はみるみるうちに薄くなり、ほとんど敗勢になった。
しかしそのHon氏にも緩手が出て、私に一瞬のチャンスが訪れた。

以下の指し手。△4八銀▲同金△3九銀▲1八玉△4三金▲同馬△1七金 まで、一公の勝ち。

私は目をつぶって△4八銀と打った。▲同金に△3九銀。これを▲同玉は△4八と▲同玉△6八飛成で何とかなりそうな気がした。
それでHon氏は▲1八玉だが、私はここで△4三金と質駒を取る。Hon氏はふつうに▲同馬。私は△1七金と打ち、「あっ」とHon氏の投了となった。
感想戦。▲4三金が質駒を作って危険な手で、ほかに気の利いた手はなかったか。検討を進めるうち、それより△4八銀に▲同金と取った手がお手伝いで、ここは黙って▲5三金なら、△3九銀打▲1八玉で先手勝ち、の説が出た。
また別の変化でも、△3九竜▲1七玉の局面で後手に持駒・金4枚。ナナメZで先手勝ちになり、これは後手負けてたね…とかやっているところに、Kaz氏が来た。
(つづく)
コメント (3)
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