一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

12月7日の大野・植山教室(後編)

2014-12-14 07:06:20 | 大野・植山教室

以下の指し手。▲6六銀△4五桂▲1三角成△同香▲4六角△3九角▲5八飛△3六歩▲1三角成△3七歩成▲3五香△6六角成▲同飛△5七銀▲同飛△同桂成▲3四香△2八飛▲6八歩△4七と
▲3九角△2九飛成▲5七角△8六桂▲8七玉△6九竜 まで、Og氏の勝ち。

どうにも指す手がなくなって、私は▲6六銀と決戦を挑んだが、軽く△4五桂と跳ねられて弱った。
私は角を交換し▲4六角と辛抱したが、△3九角が当然とはいえ厳しい。飛車を縦に逃げるわけにいかないので▲5八飛だが、角を切って△5七銀が当然の追撃である。
飛車を見捨てて▲3四香は△6六銀成とされて防戦不能なので、私は先に銀を取ってから飛車を取る。
「私の角損ですか」とOg氏が苦笑いしたが、こちらは角得でも駒の効率が悪すぎて、敗勢に近い。泣きたくなった。
以下、△6九竜まで、私の投了。時間もあったのでこのあたりの感想戦をみっちりやったが、どの変化も私によくなる順が出ず、我ながら呆れた。
結局、序盤の造りが悪いという結論。とくに端の位を取らせたこと、▲7七桂を跳ねたことが重罪だった。今後もこの2つをやったら、絶対に負ける。
さらにOg氏は、3筋の歩をスンナリ切れたことが大きいとも語っていた。元奨励会員のコメントだけに、これは千金の重みがある。
つまり居飛車からすると、三間飛車にスンナリ歩を切らせてはいけないということだ。だからみんな早くに、▲2五歩△3三角を決めるのだ。
あと私が指した感覚だと、対三間飛車に玉頭位取りはあまり相性がよくないと思った。やはり急戦がいいと思う。
「大沢さんに急戦で来られるのを楽しみにしていたのに…」
と、Og氏は不満そうだった。申し訳なかったと思う。

まだ午後7時にもなっていないので、Hon氏に対局を申し込む。と、「いやちょっと…」とHon氏の生返事。W氏も「もう食事に行くよ」とつれない。何だか私だけが将棋好きみたいで、恥をかかされた?気分だった。
これできょうの対局は終了。7局指して4勝3敗はまずまずか。
さて、食事である。今回の参加は植山悦行七段、Og氏、W氏、Hon氏、Fuj氏、私の6人。原点に戻り、サイゼリヤに繰り出した。
私はさんざん迷って、肉料理を頼む。指し手より長く考えて、結局平凡な注文になった。
食後は政治的な話も絡めて、おしゃべり。ここに書けない話ばかりだが、それだけに面白い。
植山七段が退席し、1時間後ぐらいに、静岡から大野八一雄七段が駆けつけてくれた。「大野七段バージョン」もこれまた爆笑談義だったのだが、これもここに書ける内容は少ない。強いて言えば、今度「大野・植山教室」に女流棋士を招きましょう、という話が出たことぐらいか。
お開きは11時50分ごろ。電車でひとりになると、明日からの仕事と将来の家のこと、日一日と薄くなってゆく我が頭のこと、衰えを隠せない我が肉体のことを考えて、憂鬱になった。
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