一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

冬の北海道旅行2018・9

2018-03-02 00:11:52 | 旅行記・北海道編
(2月27日のつづき)
今日もしんしんと雪が降っているが、仕方ない。私はまたフードをかぶる。これが薄い頭を隠して一石二鳥で、しかも意外に暖かいのだ。
3丁目会場は、「白い恋人」のジャンプ台だった。ここはいつも見物客がいて、さっぽろ雪まつりの代名詞になりつつある。
4丁目は怪獣と戦闘機が決戦をしている。ファイナルファンタジーの雪像のようだ。
その対面では、ニベアが50周年を記念して、試供品?を配っていた。私は男性だからもらわなかったが、若干失敗した。
本日は最終日だが月曜日(振替休日)なので、覚悟したほど人出はない感じ。
しかし5丁目に入ると、人々が長蛇の列を作っていた。またエバラか何かの試食ではあるまいか。
5丁目東の中雪像は、中央の円の中に外国の偉人が彫られている。今は「ク~」が登場して、クイズ大会が始まるところだった。
その反対側にはコカ・コーラブースがある。オリジナル缶で売られていて以前買ったこともあるが、今日は購入を見送る。
5丁目西は大氷像で、台湾の旧台中駅を再現していた。こちらも雪をかぶっているが、これは氷像で、しかも「建物」の上に降っているので、逆に風情がある。夜になったら美しくライトアップされるだろう。
雪まつりのオフィシャルグッズ売り場はあちこちにあり、私は缶バッジと絵ハガキセットを毎年買っている。しかし今年は私が20代のころに知り合った「夏子さん」にも出したい。
私が50代になって今さら、という気もあるが、ここのところ、夏子さんの残像が脳ミソにこびりついて離れないのだ。
絵ハガキに文面を書いたらご家族に丸分かりになってしまうから封書で出す手もあるのだが、どうするか。いずれにしても投函用に、絵ハガキは2セット買うことになるのだろう。
6丁目は市民の広場で、食の広場があった。またここに来るまでにも、ポツポツとフード店があった。どれも美味いのは承知しているが、値段の兼ね合いもある。たとえばここで700円のラーメンを食べるのだったら、私は普通の店舗に入ってぬくぬくしながら食べたい。
手前に観光案内所があったので、入る。ここで当まつりのプログラムを入手するのが定跡だ。
中に入っても、暖気でメガネが曇らなかった。ということは、外気もそれほど冷たくないということだ。今年の東京は厳冬なので、私は耐性ができていた。
中雪像は「ようこそさっぽろ雪まつりへ!冬季オリンピック・パラリンピックを誘致しよう!」で、北海道のおにぎりをモチーフにした雪像が造られていた。
7丁目の大雪像はHBCスウェーデン広場「ストックホルム大聖堂」。今年はスウェーデンとの国交が150年になるらしく、それを記念して制作された。やや作りが平板だが、そういう建物なのだからしょうがない。
もっとも中央の人物・神学者オラウス・ペトリなどは精巧に造られていた。
8丁目・雪のHTB広場は、「奈良・薬師寺・大講堂」。薬師寺は718年の火災により多くの建物が消失したが、この大講堂は2003年に復興されたものらしい。
あちこちで記念撮影が行われているが、やはり外国人が多い。私も昔はよく撮影を頼まれたが、最近は「自撮り」が定着しているので、幸い頼まれることは少ない。アツアツのカップルを撮影することほど、バカバカしいものはない。
雪像は陸上自衛隊の手によるもので、傍らにはPRブースがあった。お寺の類は雪像の定番で私にはみんな同じに見えるが、プロジェクションマッピングには適している。こちらも夜が楽しみである。
8丁目はほかに、北海道日本ハムファイターズのブースもあった。









9丁目は市民の広場。中雪像は「黒ひげ危機一髪」。その周囲を飾る小雪像の中に、「将棋の駒」があった。将棋ブームの影響である。
さらに進むと、「動物たちの冬のスポーツ大会」と題された力作があった。ほかにも「星野仙一」「悟空とアラレちゃん」「松浦武四郎」と有名どころが並ぶ。
聞き覚えのある音楽が流れてきた。「鉄腕アトム」で、10丁目UTBファミリーランドは「手塚治虫生誕90周年記念・オールスターズ」だ。大雪像の正面には鉄腕アトム。その左にブラックジャック、右にリボンの騎士サファイア、ジャングル大帝レオと、感激の布陣だ。
反対側の中雪像は「カップヌードルすべり台」。巨大カップヌードルが横倒しになり、流れ出たヌードルがそのまますべり台になっている趣向だ。
近くには日清食品のブースがあり「きつねどん兵衛」の北海道バージョンが売られているが、200円では食べる気がしない。博多どんたくで売られているマルちゃんの「ごぼ天うどん」は儲け度外視の100円である。日清も150円で売るくらいの気概が欲しい。







11丁目は国際広場。45回を数えた「国際雪像コンクール」、今年は12の地域から参加。名寄の雪質日本一フェスティバル同様、なかなかな力作が揃うので見応えがある。
今年も素晴らしい作品ばかりだったが、今年は暖冬の影響で、崩れた雪像が何基かあった。それと降雪の影響で、雪像が必ずしもベストコンディションではなかったのが惜しまれた。
小雪像は「雪ミク(初音ミク)タンチョウ巫女バージョン」。毎年マニアな観客で人気の雪像だが、今年は丹頂ヅルを模しているらしい。
その背後には初音ミクグッズの店が開いているが、今は閑散としている(失礼)。去年は客が列を作っていたが、これも今日が月曜日だからだろうか。
雪像右のステージでは、妙齢の美女がフラダンスのリハーサルを行っていた。
脇に掲げてあるプログラムを見ると、この開始が13時だった。実はパンフレットに記されているイベントは一部で、各丁目オリジナルのイベントは多く存在するのだ。
私はこのあと札幌資料館に赴くが、ここは時間を取る予定なので、ヘタをするとフラダンスが見られなくなる。フラといえばおばちゃんのイメージもあるが、彼女らは若い。これはどうしたものか。
12丁目も市民の広場。ここは何でもありの雪像群なので、クスッと笑わせる作品が多い。
日本ハム・清宮幸太郎選手の雪像があった。これが笑っちゃうくらいよく似ている。そう、この作り手は毎年そっくりの雪像を造る。ちなみに昨年はピコ太郎、一昨年は五郎丸歩だった。


▲2016年

▲2017年

▲2018年

「ヌオッ!!」
加藤一二三九段と藤井聡太五段(当時)の雪像があった。これはコミカルながらよく特徴を捉えている。私は札幌の雪まつりを見て今年で30年だが、棋士の雪像を見たのは全箇所を通じて初めて。羽生善治竜王が七冠王を獲った翌年でさえ、氏の雪像は見なかった。つまり昨年は、それだけ加藤九段と藤井五段が活躍したのだ。
しかし雪像はよく見ると、新雪をかぶっていた。あれがなければなお似ていたのに、惜しい。



12丁目の奥まで行った。この横断歩道を渡れば札幌市資料館だが、私はぐるっと反時計回りに回った。やはり資料館は後回しにし、フラダンスをしっかり見ることにした。
(7日につづく)
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