(2日のつづき)
12丁目からの復路は、まだ鑑賞していない雪像を鑑賞する。
6丁目まで戻ると、北方領土返還要求署名コーナーがあった。この署名も毎年の定番である。自分の名前を書いて、ポケットティッシュを1コもらう。年によってはこれが2コ、さらに携帯カイロが付く場合がある。
11丁目に引き返すと、13時からフラダンスが始まった。おばさま方7人が登場し、ゆったりと踊る。それは素晴らしいのだが、何かイメージが違う。しかも雪がひどく、とても撮影できない。
踊りも終わり、私はその場を離れかけたら、第2弾のフラダンサー(2人)が登場した。彼女らがさっきリハーサルをしていたお姉さまで、私は彼女を待っていたのだ。
よく見ると年齢はイッてそうだったが、まあいい。フラダンサーはその後も2人一組で踊り、3組目は私がイメージするフラダンサーが登場した。ウリウリを持ってにこやかに踊る姿がかわいらしかった。
最後は2人×4組が総登場して踊る。
ここは大通公園の端なのであまり観客はいなかったが、贅沢なひと時だった。
やっと札幌資料館に入る。2階「創作わら細工のふじやま」は昨年もお邪魔した。藁製品を制作・展示している。
隣の部屋は「写真家・ゆきみどりの部屋」で、彼女に挨拶するのが定番だ。
ゆきみどりさんはいつもの癒し系笑顔で、体型も全然変わっていない。私は例年通り近況を報告したが、今年は無職なので、肩身が狭い。
頭も薄くなっているので自分から切り出すと、ゆきみどりさんは「あまり(ハゲが)目立ちませんけど」と嬉しいウソをついてくれた。
私は今年もポストカードを1枚購入して、失礼した。
その隣の部屋は「ほほえみ地蔵展」。乞望さんの含蓄あふれるメッセージがしたためられた商品が人気だ。
今年は
「ピンチは必ずやってくる おたおたするな あわてるな」
のポストカード(150円)を購入した。
最奥の部屋の「札幌市小学校こども造形展」を拝見する。小学生と侮るなかれ。彼らが大人顔負けの芸術品を制作するのだ。今年も力作の数々に感動した。
1階には軽食喫茶室が設けられていたが、けっこう客が入っていたので、私はそのまま資料館を出た。
再び大通公園に戻る。赤十字の売店があり、今年も初音ミクのクリアファイルが売られていた。公式グッズは高いがこちらは割安で、1枚200円である。今年も6種類を購入した。
さらにオフィシャルグッズ売り場で、雪まつり缶バッジ(200円)と絵ハガキ(16枚入り・500円)を買った。夏子さんには、このハガキを出すことになるのだろうか。
さらに進むとエバラの無料試食会ブースがあり、観光客が長い列を作っていた。
が、私も並ぼうとしたら、スタッフ氏に「整理券がないとダメ」と断られた。
以前はそんなものなかったのに、ずいぶん厳しくなったものだ。しかし無料試供だと、どうしてヒトはこうも群がるのだろう。
あっ…!? そういえば今年は、緑効青汁のブースがない!!
これは経費削減なのだろうか。あのお茶を毎年楽しみにしていたのに、ガックリきた。
もう一度北方領土ブースに寄り、今度はオヤジの名前を署名した。あと何十年署名したら、北方領土は還ってくるのだろうか。
さらにニベアのブースに入り、クリームを塗ってみた。我ながら何をやってるんだと思う。
さて、さすがにお腹が空いたので、遅い昼食にする。食事は大通公園の外だ。
昨年は夫婦?で経営しているランチ寿司を食べたのだが、今年はどうにも見つからない。
とあるデパートの前に幟があり、中に入ると、1階に半店舗、つまりカウンターのみの食事処があった。もうここでよい。メニューにラーメンや日本蕎麦があったが、私は大もり(480円)を頼む。値段のほうも、立ち食いそば屋と店舗の中間だ。
なんだか今回の旅行は麺類ばかり食べているが、ここが一人旅の利点で、何を頼もうと私の自由である。
大もりが出された。そば猪口にはすでにそばつゆが注がれているのだが、それとは別につゆ徳利も用意されている。これ、幌加内でも同じパターンだったのだが、これじゃつゆが多すぎないか? ちなみに小諸そばの場合、つゆはそば徳利に入っているのみで、これが普通であろう。
そばはコシがあって、美味かった。
デパートを出てしばらく歩くと、シャレた喫茶店が目に入った。店頭のメニューを見ると値段がやや高めだったが、入店する。たまにはこんな贅沢も必要だ。
ブレンドコーヒーとレアチーズケーキのセットを注文する(920円)。
コーヒーは風味があって美味かったが、クリームを入れたらそれが半減した。深川の喫茶店でも思ったのだが、コーヒーはブラックで飲むのがいいのかもしれない。
一息ついて雪まつりのプログラムを見ると、18時から1丁目で、札幌国際大学チアリーディング部「SERAPHS」による演舞があった。
旭川のチアもよかったしこちらも大いに期待できるが、この時間は7丁目でNatsuki&ブライトのゴスペルライブがある。よりによってここでカチ合うとは、何たることか。
これは究極の選択を迫られた。
店を出てふらふら歩くと、あるデパートの1階に「北海道くらし百貨店」があった。2階は「まんだらけ」で、ここは私が毎年お邪魔しているところだ。ということは、1階は改装して新店舗が入ったということだろうか。
私はまんだらけに入る。今年はヴィンテージのマンガ週刊誌があったので、購入する。旅先であまり荷物は増やしたくないのだが、リュックにはまだ若干の余裕があった。
表へ出て狸小路をぶらぶらすると、日が暮れてきた。私はすすきのへ向かう。「すすきのアイスワールド2018」である。
どの氷像も素晴らしいが、ここは旭川と違って板状なので、やや立体感に欠ける。
ただしここもアイスバーやすべり台、イルミネーションロードなどさまざまな工夫が凝らされ、楽しかった。
晩飯をどうしようか。「すしざんまい」があったが、それは東京にもある。もっとも魚が違うから、すすきののそれも美味いには違いないが…。
そういえば昨年は、この沿道の蕎麦処で大もりを食べたのだ。が、今年はその店が餃子専門店になっていた。
昨年初めて入って美味い蕎麦だと感激したのに、まことに飲食店の寿命は短い。
大通会場に戻る。その途中、とある電停に停まっていた札幌市電の車両が「雪ミク」だった。これは1日に何本も運行されてないだろうから、ラッキーである。
大通会場3丁目に着いた。右を行けば1丁目のチア、左を行けば7丁目のゴスペル。私はどっちに行く?
(つづく)
12丁目からの復路は、まだ鑑賞していない雪像を鑑賞する。
6丁目まで戻ると、北方領土返還要求署名コーナーがあった。この署名も毎年の定番である。自分の名前を書いて、ポケットティッシュを1コもらう。年によってはこれが2コ、さらに携帯カイロが付く場合がある。
11丁目に引き返すと、13時からフラダンスが始まった。おばさま方7人が登場し、ゆったりと踊る。それは素晴らしいのだが、何かイメージが違う。しかも雪がひどく、とても撮影できない。
踊りも終わり、私はその場を離れかけたら、第2弾のフラダンサー(2人)が登場した。彼女らがさっきリハーサルをしていたお姉さまで、私は彼女を待っていたのだ。
よく見ると年齢はイッてそうだったが、まあいい。フラダンサーはその後も2人一組で踊り、3組目は私がイメージするフラダンサーが登場した。ウリウリを持ってにこやかに踊る姿がかわいらしかった。
最後は2人×4組が総登場して踊る。
ここは大通公園の端なのであまり観客はいなかったが、贅沢なひと時だった。
やっと札幌資料館に入る。2階「創作わら細工のふじやま」は昨年もお邪魔した。藁製品を制作・展示している。
隣の部屋は「写真家・ゆきみどりの部屋」で、彼女に挨拶するのが定番だ。
ゆきみどりさんはいつもの癒し系笑顔で、体型も全然変わっていない。私は例年通り近況を報告したが、今年は無職なので、肩身が狭い。
頭も薄くなっているので自分から切り出すと、ゆきみどりさんは「あまり(ハゲが)目立ちませんけど」と嬉しいウソをついてくれた。
私は今年もポストカードを1枚購入して、失礼した。
その隣の部屋は「ほほえみ地蔵展」。乞望さんの含蓄あふれるメッセージがしたためられた商品が人気だ。
今年は
「ピンチは必ずやってくる おたおたするな あわてるな」
のポストカード(150円)を購入した。
最奥の部屋の「札幌市小学校こども造形展」を拝見する。小学生と侮るなかれ。彼らが大人顔負けの芸術品を制作するのだ。今年も力作の数々に感動した。
1階には軽食喫茶室が設けられていたが、けっこう客が入っていたので、私はそのまま資料館を出た。
再び大通公園に戻る。赤十字の売店があり、今年も初音ミクのクリアファイルが売られていた。公式グッズは高いがこちらは割安で、1枚200円である。今年も6種類を購入した。
さらにオフィシャルグッズ売り場で、雪まつり缶バッジ(200円)と絵ハガキ(16枚入り・500円)を買った。夏子さんには、このハガキを出すことになるのだろうか。
さらに進むとエバラの無料試食会ブースがあり、観光客が長い列を作っていた。
が、私も並ぼうとしたら、スタッフ氏に「整理券がないとダメ」と断られた。
以前はそんなものなかったのに、ずいぶん厳しくなったものだ。しかし無料試供だと、どうしてヒトはこうも群がるのだろう。
あっ…!? そういえば今年は、緑効青汁のブースがない!!
これは経費削減なのだろうか。あのお茶を毎年楽しみにしていたのに、ガックリきた。
もう一度北方領土ブースに寄り、今度はオヤジの名前を署名した。あと何十年署名したら、北方領土は還ってくるのだろうか。
さらにニベアのブースに入り、クリームを塗ってみた。我ながら何をやってるんだと思う。
さて、さすがにお腹が空いたので、遅い昼食にする。食事は大通公園の外だ。
昨年は夫婦?で経営しているランチ寿司を食べたのだが、今年はどうにも見つからない。
とあるデパートの前に幟があり、中に入ると、1階に半店舗、つまりカウンターのみの食事処があった。もうここでよい。メニューにラーメンや日本蕎麦があったが、私は大もり(480円)を頼む。値段のほうも、立ち食いそば屋と店舗の中間だ。
なんだか今回の旅行は麺類ばかり食べているが、ここが一人旅の利点で、何を頼もうと私の自由である。
大もりが出された。そば猪口にはすでにそばつゆが注がれているのだが、それとは別につゆ徳利も用意されている。これ、幌加内でも同じパターンだったのだが、これじゃつゆが多すぎないか? ちなみに小諸そばの場合、つゆはそば徳利に入っているのみで、これが普通であろう。
そばはコシがあって、美味かった。
デパートを出てしばらく歩くと、シャレた喫茶店が目に入った。店頭のメニューを見ると値段がやや高めだったが、入店する。たまにはこんな贅沢も必要だ。
ブレンドコーヒーとレアチーズケーキのセットを注文する(920円)。
コーヒーは風味があって美味かったが、クリームを入れたらそれが半減した。深川の喫茶店でも思ったのだが、コーヒーはブラックで飲むのがいいのかもしれない。
一息ついて雪まつりのプログラムを見ると、18時から1丁目で、札幌国際大学チアリーディング部「SERAPHS」による演舞があった。
旭川のチアもよかったしこちらも大いに期待できるが、この時間は7丁目でNatsuki&ブライトのゴスペルライブがある。よりによってここでカチ合うとは、何たることか。
これは究極の選択を迫られた。
店を出てふらふら歩くと、あるデパートの1階に「北海道くらし百貨店」があった。2階は「まんだらけ」で、ここは私が毎年お邪魔しているところだ。ということは、1階は改装して新店舗が入ったということだろうか。
私はまんだらけに入る。今年はヴィンテージのマンガ週刊誌があったので、購入する。旅先であまり荷物は増やしたくないのだが、リュックにはまだ若干の余裕があった。
表へ出て狸小路をぶらぶらすると、日が暮れてきた。私はすすきのへ向かう。「すすきのアイスワールド2018」である。
どの氷像も素晴らしいが、ここは旭川と違って板状なので、やや立体感に欠ける。
ただしここもアイスバーやすべり台、イルミネーションロードなどさまざまな工夫が凝らされ、楽しかった。
晩飯をどうしようか。「すしざんまい」があったが、それは東京にもある。もっとも魚が違うから、すすきののそれも美味いには違いないが…。
そういえば昨年は、この沿道の蕎麦処で大もりを食べたのだ。が、今年はその店が餃子専門店になっていた。
昨年初めて入って美味い蕎麦だと感激したのに、まことに飲食店の寿命は短い。
大通会場に戻る。その途中、とある電停に停まっていた札幌市電の車両が「雪ミク」だった。これは1日に何本も運行されてないだろうから、ラッキーである。
大通会場3丁目に着いた。右を行けば1丁目のチア、左を行けば7丁目のゴスペル。私はどっちに行く?
(つづく)