2021年4月1日に西山朋佳女流三冠が女流棋士に転向したとき、私は、西山女流三冠が残りのタイトル戦の挑戦者になり、里見香奈女流五冠とタイトルを争うと思った。
ところが女流棋界のレベルも大したもので、西山女流三冠が予選・本戦・リーグ戦のどこかで負けることが何回かあった。
では、そのとき西山女流三冠を破った女流棋士は、挑戦者になれたのか。
ちょっと調べてみよう。左が西山女流三冠を破った女流棋士。右が挑戦者である。
第4期清麗戦 甲斐智美女流五段、里見香奈女流四冠→里見女流四冠
第5期清麗戦 室谷由紀女流三段→西山女流三冠
第12期女流王座戦 加藤桃子女流三段→加藤女流三段
第13期女流王座戦 加藤桃子女流四段→加藤女流四段
第34期女流王位戦 甲斐智美女流五段→伊藤沙恵女流三段
以上5例。そのほかの棋戦は、西山女流三冠が挑戦者になったか、もとからタイトル保持者だったかだ。
第4期清麗戦は、予選で甲斐女流五段に負けたが、再挑戦トーナメントを勝ち抜き、最後は挑戦者決定戦で里見女流四冠に屈した。
第5期清麗戦は、予選で室谷女流三段に敗れた。室谷女流三段は西山女流三冠に健闘していて、新人王戦での対局を除くと、4勝3敗で勝ち越している。
女流王座戦の2回は、ともに挑戦者決定戦で、加藤女流四段に敗れた。加藤女流四段も西山女流三冠の好敵手で、NHK杯予選を除くと、西山女流三冠11勝、加藤女流四段10勝である。
西山女流三冠を倒した延べ6名のうち、3名が挑戦者になった。そしてその3局とも、挑戦者決定戦である。西山女流三冠がよく勝ち上がっていることの証左だ。
ところが女流棋界のレベルも大したもので、西山女流三冠が予選・本戦・リーグ戦のどこかで負けることが何回かあった。
では、そのとき西山女流三冠を破った女流棋士は、挑戦者になれたのか。
ちょっと調べてみよう。左が西山女流三冠を破った女流棋士。右が挑戦者である。
第4期清麗戦 甲斐智美女流五段、里見香奈女流四冠→里見女流四冠
第5期清麗戦 室谷由紀女流三段→西山女流三冠
第12期女流王座戦 加藤桃子女流三段→加藤女流三段
第13期女流王座戦 加藤桃子女流四段→加藤女流四段
第34期女流王位戦 甲斐智美女流五段→伊藤沙恵女流三段
以上5例。そのほかの棋戦は、西山女流三冠が挑戦者になったか、もとからタイトル保持者だったかだ。
第4期清麗戦は、予選で甲斐女流五段に負けたが、再挑戦トーナメントを勝ち抜き、最後は挑戦者決定戦で里見女流四冠に屈した。
第5期清麗戦は、予選で室谷女流三段に敗れた。室谷女流三段は西山女流三冠に健闘していて、新人王戦での対局を除くと、4勝3敗で勝ち越している。
女流王座戦の2回は、ともに挑戦者決定戦で、加藤女流四段に敗れた。加藤女流四段も西山女流三冠の好敵手で、NHK杯予選を除くと、西山女流三冠11勝、加藤女流四段10勝である。
西山女流三冠を倒した延べ6名のうち、3名が挑戦者になった。そしてその3局とも、挑戦者決定戦である。西山女流三冠がよく勝ち上がっていることの証左だ。