一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋栄誉賞受賞者

2023-10-04 00:17:14 | 将棋雑記
先月、畠山鎮八段が公式戦通算600勝を達成した。いわゆる「将棋栄誉賞」で、畠山八段で60人目の受賞となる。
では、過去の達成者を記しておこう。

1木村義雄十四世名人
2大山康晴十五世名人
3加藤一二三九段
4二上達也九段
5内藤國雄九段
6有吉道夫九段
7中原誠十六世名人
8米長邦雄永世棋聖
9花村元司九段
10丸田祐三九段
11大内延介九段
12森安秀光九段
13桐山清澄九段
14加藤博二九段
15関根茂九段
16西村一義九段
17谷川浩司十七世名人
18勝浦修九段
19森雞二九段
20羽生善治九段
21石田和雄九段
22森下卓九段
23青野照市九段
24田中寅彦九段
25高橋道雄九段
26佐藤康光九段
27淡路仁茂九段
28南芳一九段
29森内俊之九段
30島朗九段
31中村修九段
32田中魁秀九段
33丸山忠久九段
34阿部隆九段
35郷田真隆九段
36中田宏樹九段
37井上慶太九段
38塚田泰明九段
39深浦康市九段
40小林健二九段
41屋敷伸之九段
42土佐浩司八段
43中川大輔八段
44福崎文吾九段
45日浦市郎八段
46久保利明九段
47先崎学九段
48脇謙二九段
49藤井猛九段
50清水市代女流七段
51泉正樹八段
52木村一基九段
53行方尚史九段
54三浦弘行九段
55渡辺明九段
56山崎隆之八段
57杉本昌隆八段
58神崎健二八段
59佐藤秀司八段
60畠山鎮八段

将棋栄誉賞は、日本将棋連盟発足60周年にあたる1984年に制定された。60年だから60×10=600勝になったわけではあるまいが、とにかくそういうわけである。
木村十四世名人は600勝を達成していないが、将棋界への功労と、箔付けのための受賞だったと思われる。だが、それなら史上初の三冠王・544勝の升田幸三実力制第四代名人も受賞してしかるべきだったと思う。
なお、600勝は中井広恵女流六段が2015年に達成しているが、当時はLPSA所属だったので、連盟としては記録に加えなかった。
60名中、名人・A級経験者は45名。タイトル経験者は33名。タイトル戦経験者は46名。
600勝達成時に負け越していた棋士は5名。
600勝時の最高勝率、最年少、最速はいずれも羽生九段で、28歳4ヶ月のときに、13年1ヶ月を要し、600勝209敗.7417で達成している。
惜しかったのは真部一男九段で、2007年、現役で亡くなったときは、598勝だった。しかし連盟は、たった2勝といえども、おまけをしないのであった。
一口に600勝といっても、年間20勝でも30年かかる。やはり表彰に値する記録だと思う。
コメント
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