2025年は芸能界、テレビ業界で激震が走った。言うまでもなく、中居正広氏の件である。
この件が昨年末にすっぱ抜かれたとき、マスコミが大人しくしているから、奇妙に思った。
ところが年が明けてから徐々に騒がしくなり、かくのごとくとなってしまった。私は中居氏をいいタレントだと思っていたが、今回は一発レッドカードで、アウトである。むかし誰かが言っていたが、下半身に人格はないのである。いくら上半身でいい仕事をしたって、下半身が暴走したら、もう取り返しがつかない。
示談金を9000万円も払ったということは、女性に対して相当ひどいことをしたわけで、弁護の余地はまったくない。鬼●は芸能界から去るべきである。
これに伴い17日にフジテレビの社長が弁明したが、これが歴史的最低会見で、私はてっきり謝罪会見がくると思っていたから、社長の高圧的なふるまいには唖然とした。
20日には入社13年の男性アナウンサーが涙で心情を吐露したが、これも違うと思った。この人、被害者ヅラしていたけど、私たちに言わせれば、加害者側の人間である。13年もアナウンス室にいて、、会社の体質を知らなかったのだろうか。バカすぎる。
さらに22日にはカンテレの社長が会見した。これはフジの社長とは違いオープンなものだったが、よくよく聞くと、内容はフジのそれと大同小異だった。彼は「被害者の女性を守ることを第一に考えた。中居を守るつもりはまったくなかった」と言ったが、実際は女性社員を退職に追い込み、中居氏にはいままで通りレギュラー番組を続けさせ、さらに特番のMCも何本か任せた。
まったく、言っていることとやっていることがあべこべで、終始反省の色がないのも不愉快だった。
そしてここまで、テレビ各社がおとなしい。報道することはするが、必要最小限だ。女性タレントが不倫をしたときは、当該者が再起不能になるんじゃないか、というくらいまで叩きまくるのに、今回に関しては、「被害女性の回復を祈ります」でお茶を濁し、中居氏にはまったく触れない。
やつらコメンテーターは、弱い者は叩いて、権力のある者にはからきしダメなのだ。
結局、真相究明は第三者委員会の聞き込みに委ねられることになった。今回の件に、フジテレビの男性社員が関わっていたのか。そして、こういった女子アナ上納システムが以前からあったかどうかだ。
ちなみに、今回の事件を受けて、テレビ各社も社員に聞き取り調査を行うようである。
実は私も広告代理店にのべ9年いたから、そっちの業界の噂話も入ってきたが、かなりドロドロ、ズブズブだった。だけど今回の場合、フジテレビの惨状を思えば、該当社員はとても自首はできまい。結果、どの社員もすっとぼけることになり、「弊社は何もありませんでした」の報告となるのであろう。
だがフジテレビはそうはいかない。第三者委員会の弁護士による、厳しい聞き取りになるからだ。
さてここが問題である。もし身に覚えのある社員がいた場合、すっとぼけて逃げ切れれば、お咎めなしだ。
ただ、その途中で共犯者が自首してしまえば、すっとぼけていた自分の罪はさらに重くなる。それなら最初から自首をすればいいが、もし共犯者が黙っていたら、裏切り者のレッテルを貼られてしまう。そう、いまフジテレビの社員は、囚人のジレンマ状態なのだ。
むろん、社員は独房に入っているわけではないので、上納先の芸能人も含めた共犯者同士、口裏を合わせることはできる。だが、いけにえにされた女子アナが黙っている保証はない。いま、身に覚えのあるフジテレビ関係者は、どの道が最善手か、びくびくしながらも考えていることだろう。
プロデューサーのN氏なんかはもうアウトだと思うが、ここから逆転の一手があるのだろうか。
うまくいけば無罪。ゲロすると、減給、降格、左遷。下手をすると依願退職……否、退職金なしの解雇。いままでさんざんうまい汁を吸ってきたんだから、ここらで痛い目に遭うとよい。
この件が昨年末にすっぱ抜かれたとき、マスコミが大人しくしているから、奇妙に思った。
ところが年が明けてから徐々に騒がしくなり、かくのごとくとなってしまった。私は中居氏をいいタレントだと思っていたが、今回は一発レッドカードで、アウトである。むかし誰かが言っていたが、下半身に人格はないのである。いくら上半身でいい仕事をしたって、下半身が暴走したら、もう取り返しがつかない。
示談金を9000万円も払ったということは、女性に対して相当ひどいことをしたわけで、弁護の余地はまったくない。鬼●は芸能界から去るべきである。
これに伴い17日にフジテレビの社長が弁明したが、これが歴史的最低会見で、私はてっきり謝罪会見がくると思っていたから、社長の高圧的なふるまいには唖然とした。
20日には入社13年の男性アナウンサーが涙で心情を吐露したが、これも違うと思った。この人、被害者ヅラしていたけど、私たちに言わせれば、加害者側の人間である。13年もアナウンス室にいて、、会社の体質を知らなかったのだろうか。バカすぎる。
さらに22日にはカンテレの社長が会見した。これはフジの社長とは違いオープンなものだったが、よくよく聞くと、内容はフジのそれと大同小異だった。彼は「被害者の女性を守ることを第一に考えた。中居を守るつもりはまったくなかった」と言ったが、実際は女性社員を退職に追い込み、中居氏にはいままで通りレギュラー番組を続けさせ、さらに特番のMCも何本か任せた。
まったく、言っていることとやっていることがあべこべで、終始反省の色がないのも不愉快だった。
そしてここまで、テレビ各社がおとなしい。報道することはするが、必要最小限だ。女性タレントが不倫をしたときは、当該者が再起不能になるんじゃないか、というくらいまで叩きまくるのに、今回に関しては、「被害女性の回復を祈ります」でお茶を濁し、中居氏にはまったく触れない。
やつらコメンテーターは、弱い者は叩いて、権力のある者にはからきしダメなのだ。
結局、真相究明は第三者委員会の聞き込みに委ねられることになった。今回の件に、フジテレビの男性社員が関わっていたのか。そして、こういった女子アナ上納システムが以前からあったかどうかだ。
ちなみに、今回の事件を受けて、テレビ各社も社員に聞き取り調査を行うようである。
実は私も広告代理店にのべ9年いたから、そっちの業界の噂話も入ってきたが、かなりドロドロ、ズブズブだった。だけど今回の場合、フジテレビの惨状を思えば、該当社員はとても自首はできまい。結果、どの社員もすっとぼけることになり、「弊社は何もありませんでした」の報告となるのであろう。
だがフジテレビはそうはいかない。第三者委員会の弁護士による、厳しい聞き取りになるからだ。
さてここが問題である。もし身に覚えのある社員がいた場合、すっとぼけて逃げ切れれば、お咎めなしだ。
ただ、その途中で共犯者が自首してしまえば、すっとぼけていた自分の罪はさらに重くなる。それなら最初から自首をすればいいが、もし共犯者が黙っていたら、裏切り者のレッテルを貼られてしまう。そう、いまフジテレビの社員は、囚人のジレンマ状態なのだ。
むろん、社員は独房に入っているわけではないので、上納先の芸能人も含めた共犯者同士、口裏を合わせることはできる。だが、いけにえにされた女子アナが黙っている保証はない。いま、身に覚えのあるフジテレビ関係者は、どの道が最善手か、びくびくしながらも考えていることだろう。
プロデューサーのN氏なんかはもうアウトだと思うが、ここから逆転の一手があるのだろうか。
うまくいけば無罪。ゲロすると、減給、降格、左遷。下手をすると依願退職……否、退職金なしの解雇。いままでさんざんうまい汁を吸ってきたんだから、ここらで痛い目に遭うとよい。