きのうの王位戦・熊坂学五段対佐々木勇気五段は、佐々木五段の勝ち。熊坂五段はクリスマス決戦を勝利で飾れなかった。
下馬評では熊坂五段の不利。それでも一縷の望みをかけたが、叶わなかった。この負けはあまりにも痛く、私は呆けてしまったのである。
今回の連戦は1勝1敗。この時期の指し分けは「後退」に等しいが、今それをいっても詮ない。とりあえず、ここまでの戦績を確認しておこう。
・2013年度
2月25日 ○…NHK杯予選1回戦 北島忠雄六段
2月25日 ○…NHK杯予選2回戦 窪田義行六段
2月25日 ○…NHK杯予選決勝 村山慈明六段
・2014年度
4月10日 ○…王将戦一次予選1回戦 土佐浩司七段
5月21日 ●…王将戦一次予選2回戦 戸辺誠六段
5月22日 ●…竜王ランキング戦5組残留決定戦 川上猛六段
8月3日放送 ○…NHK杯本戦1回戦 香川愛生女流王将
8月13日 ●…棋聖戦一次予選1回戦 瀬川晶司五段
8月14日 ○…銀河戦予選1回戦 伊藤能六段
8月14日 ●…銀河戦予選決勝 北島忠雄六段
9月3日 ○…朝日杯一次予選1回戦 上野裕和五段
9月3日 ○…朝日杯一次予選2回戦 島朗九段
9月4日 ○…王座戦一次予選1回戦 渡辺大夢四段
10月7日 ○…王座戦一次予選2回戦 宮田利男七段
10月9日 ○…朝日杯一次予選 3回戦 大島映二七段
10月16日 ○…王位戦予選1回戦 藤森哲也四段
10月20日 ●…NHK杯本戦2回戦 畠山鎮七段
10月22日 ○…王位戦予選2回戦 森内俊之竜王
11月19日 ●…朝日杯一次予選決勝 塚田泰明九段
11月20日 ○…王座戦一次予選3回戦 千葉幸生六段
12月3日 ○…王位戦予選3回戦 佐藤慎一四段
12月4日 ●…棋王戦予選1回戦 藤倉勇樹五段
12月24日 ○…王座戦一次予選4回戦 堀口一史座七段
12月25日 ●…王位戦予選4回戦 佐々木勇気五段
以上、本年度は13勝8敗。昨年度からの良いところ取りで16勝8敗。
続いて、今年度の残り対局予定を記そう。
第63期王座戦一次予選決勝 三枚堂達也四段
第65期王将戦一次予選1回戦 中田宏樹八段
第28期竜王ランキング戦6組2回戦 伊藤能六段or渡辺大夢四段
第65回NHK杯将棋トーナメント予選
続いて、順位戦復帰のおもな規定を記しておこう。
1.年度に「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、勝率6割以上。
2.良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上。
3.年度対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。
1.は、計算すると「17勝11敗(.607)」などとなる。よって来年3月末日までに「あと4勝3敗で終了する」ことが絶対である。「4勝4敗」では勝率6割を切るのでダメだ。
2.は「20勝10敗」「21勝11敗」など。このあとを「4勝2敗」「5勝3敗」で乗り切る必要がある。
3.は、計算すると30局以上となるので、今年度中にあと9局指す必要がある。
今回の王位戦の敗退により、熊坂五段の残りの敗退数は「最大5」になった。
これを踏まえて整理すると、以下のパターンが考えられる。
・以後6局を4勝2敗→「2」をクリア。
・4勝3敗で今年度を終了→「1」をクリア。
・4勝4敗で今年度を終了→引退。
・以後8局を5勝3敗→「2」をクリア。
・4勝5敗で今年度を終了→「3」をクリア。
・5勝4敗で今年度を終了→「1」「3」をクリア。
いずれにしても、「あと4つは絶対に勝たなければならない」。残りの対戦相手を考えるとこれでも困難だが、今年度当初の蜘蛛の糸のごとき細さから、現在はタコ糸の太さのごとき可能性になったのだ。これだけを取っても、大健闘である。
とにかく、泣いても笑っても、年明けの3か月ですべてが決まる。私は何もできないけれど、ひたすら熊坂五段の勝利を祈ります。
下馬評では熊坂五段の不利。それでも一縷の望みをかけたが、叶わなかった。この負けはあまりにも痛く、私は呆けてしまったのである。
今回の連戦は1勝1敗。この時期の指し分けは「後退」に等しいが、今それをいっても詮ない。とりあえず、ここまでの戦績を確認しておこう。
・2013年度
2月25日 ○…NHK杯予選1回戦 北島忠雄六段
2月25日 ○…NHK杯予選2回戦 窪田義行六段
2月25日 ○…NHK杯予選決勝 村山慈明六段
・2014年度
4月10日 ○…王将戦一次予選1回戦 土佐浩司七段
5月21日 ●…王将戦一次予選2回戦 戸辺誠六段
5月22日 ●…竜王ランキング戦5組残留決定戦 川上猛六段
8月3日放送 ○…NHK杯本戦1回戦 香川愛生女流王将
8月13日 ●…棋聖戦一次予選1回戦 瀬川晶司五段
8月14日 ○…銀河戦予選1回戦 伊藤能六段
8月14日 ●…銀河戦予選決勝 北島忠雄六段
9月3日 ○…朝日杯一次予選1回戦 上野裕和五段
9月3日 ○…朝日杯一次予選2回戦 島朗九段
9月4日 ○…王座戦一次予選1回戦 渡辺大夢四段
10月7日 ○…王座戦一次予選2回戦 宮田利男七段
10月9日 ○…朝日杯一次予選 3回戦 大島映二七段
10月16日 ○…王位戦予選1回戦 藤森哲也四段
10月20日 ●…NHK杯本戦2回戦 畠山鎮七段
10月22日 ○…王位戦予選2回戦 森内俊之竜王
11月19日 ●…朝日杯一次予選決勝 塚田泰明九段
11月20日 ○…王座戦一次予選3回戦 千葉幸生六段
12月3日 ○…王位戦予選3回戦 佐藤慎一四段
12月4日 ●…棋王戦予選1回戦 藤倉勇樹五段
12月24日 ○…王座戦一次予選4回戦 堀口一史座七段
12月25日 ●…王位戦予選4回戦 佐々木勇気五段
以上、本年度は13勝8敗。昨年度からの良いところ取りで16勝8敗。
続いて、今年度の残り対局予定を記そう。
第63期王座戦一次予選決勝 三枚堂達也四段
第65期王将戦一次予選1回戦 中田宏樹八段
第28期竜王ランキング戦6組2回戦 伊藤能六段or渡辺大夢四段
第65回NHK杯将棋トーナメント予選
続いて、順位戦復帰のおもな規定を記しておこう。
1.年度に「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、勝率6割以上。
2.良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上。
3.年度対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。
1.は、計算すると「17勝11敗(.607)」などとなる。よって来年3月末日までに「あと4勝3敗で終了する」ことが絶対である。「4勝4敗」では勝率6割を切るのでダメだ。
2.は「20勝10敗」「21勝11敗」など。このあとを「4勝2敗」「5勝3敗」で乗り切る必要がある。
3.は、計算すると30局以上となるので、今年度中にあと9局指す必要がある。
今回の王位戦の敗退により、熊坂五段の残りの敗退数は「最大5」になった。
これを踏まえて整理すると、以下のパターンが考えられる。
・以後6局を4勝2敗→「2」をクリア。
・4勝3敗で今年度を終了→「1」をクリア。
・4勝4敗で今年度を終了→引退。
・以後8局を5勝3敗→「2」をクリア。
・4勝5敗で今年度を終了→「3」をクリア。
・5勝4敗で今年度を終了→「1」「3」をクリア。
いずれにしても、「あと4つは絶対に勝たなければならない」。残りの対戦相手を考えるとこれでも困難だが、今年度当初の蜘蛛の糸のごとき細さから、現在はタコ糸の太さのごとき可能性になったのだ。これだけを取っても、大健闘である。
とにかく、泣いても笑っても、年明けの3か月ですべてが決まる。私は何もできないけれど、ひたすら熊坂五段の勝利を祈ります。