マイブームだった秘境冒険小説が、「朝日新聞」の朝刊に連載していた『新・地底旅行』の影響か、地底探検に片寄り始めた頃に手に入れたもの。
鉱物資源を探索にアジア大陸奥地に赴いた日本の大陸探検隊が、高度な科学文明を誇る地底帝国への入り口を発見する。だがそこに隣国R国の息がかかった秘密結社ゲーウー団が潜入し、女指揮官アスリーナが地底帝国の科学技術を奪うが、日本男児は柔道の技と勇気でR国の陰謀から2つの帝国を救う。
……という、いかにも戦前の少年向け物語です。
蘭郁次郎という人は、海野十三と並んで日本の科学小説界を代表する作家だったそうですが、1944年1月に台湾で事故死してしまい、そのまま戦後に再評価されることなく幻の作家となってしまったようです。
ギミック満載で少年向けとしては面白い小説なので、ちょっと残念な話です。ガガガ文庫の跳訳シリーズあたりで復刊しても良いのにね(まあ、跳訳そのものがどこかに跳ねて行っちゃってる現状ですが……)。
【地底大陸】【蘭郁次郎】【モンゴル】【秘密警察】【インカ帝国】【人間タンク】【音波兵器】【怪力線砲】
鉱物資源を探索にアジア大陸奥地に赴いた日本の大陸探検隊が、高度な科学文明を誇る地底帝国への入り口を発見する。だがそこに隣国R国の息がかかった秘密結社ゲーウー団が潜入し、女指揮官アスリーナが地底帝国の科学技術を奪うが、日本男児は柔道の技と勇気でR国の陰謀から2つの帝国を救う。
……という、いかにも戦前の少年向け物語です。
蘭郁次郎という人は、海野十三と並んで日本の科学小説界を代表する作家だったそうですが、1944年1月に台湾で事故死してしまい、そのまま戦後に再評価されることなく幻の作家となってしまったようです。
ギミック満載で少年向けとしては面白い小説なので、ちょっと残念な話です。ガガガ文庫の跳訳シリーズあたりで復刊しても良いのにね(まあ、跳訳そのものがどこかに跳ねて行っちゃってる現状ですが……)。
【地底大陸】【蘭郁次郎】【モンゴル】【秘密警察】【インカ帝国】【人間タンク】【音波兵器】【怪力線砲】