孤島に集められた10人の男女が、マザーグースの詩をなぞるように1人ずつ殺されていく。この中に犯人がいる!?
疑心暗鬼が高まる中、ついに誰もいなくなったのだが……。
アガサ・クリスティーの代表作『TEN LITTLE NIGGERS』が刊行されたのは第二次大戦が勃発した1939年。翌年にアメリカ版が出たときに『TEN LITTLE INDIANS』に改題されることとなります。戦争によって国内労働力が不足し、女性や黒人の労働力があてにされるようになったため、差別表現ととられることに過敏になっていたようです。この場合の『INDIANS』はインド人ではなくネイティブアメリカンですが、こういう形で言い換えられるところに当時のヒエラルキーが感じられますね。
【そして誰もいなくなった】【アガサ・クリスティー】【童謡殺人】
疑心暗鬼が高まる中、ついに誰もいなくなったのだが……。
アガサ・クリスティーの代表作『TEN LITTLE NIGGERS』が刊行されたのは第二次大戦が勃発した1939年。翌年にアメリカ版が出たときに『TEN LITTLE INDIANS』に改題されることとなります。戦争によって国内労働力が不足し、女性や黒人の労働力があてにされるようになったため、差別表現ととられることに過敏になっていたようです。この場合の『INDIANS』はインド人ではなくネイティブアメリカンですが、こういう形で言い換えられるところに当時のヒエラルキーが感じられますね。
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