街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

山桜

2009-03-22 23:55:35 | 朝顔 花

 山道を上りながら考えた。とどこかで読んだことのある台詞であるが、当然のように近づくにつれ目的の山桜は見えなくなる。どの辺りかの見当をつけて歩いている。道のすぐ脇に山桜があった。これではないがまだ六分咲のようだ。ソメイヨシノほどには花は大きくはないが、遠目からでは満開のように見えるから面白い。もしかすると目的の山桜もその様に見えるかもしれん。

 辺りの見当をつけて登ることにしたが、山側はコンクリートの壁が垂直に立っているので登れそうにない。上手いことに隙間があったのでそこから目的目指して登り始めた。ところが初手からロッククライミングである。手の届く木々につかまりながら上へ上へと這い上がるのである。ようやくにして目的の山桜を見つけた。根元近くから幹が二つに分かれていた。以外と大木だった。

 斜面があまりにも急なので足場が悪く思うようにアングルが取れない。木の真下からでは真上が全く見えない。少し横にそれて枝をみてみたが花は全く見えないのである。灯台下暗しの逆で、下に行ったはいいが周りの木々によって上は見えないのである。
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山桜

2009-03-22 06:55:00 | 朝顔 花

 山道に差し掛かると大きな桜が出迎えてくれた。あー、久しぶりだ。久しぶりに山に入る。と、目の前を四人の年配の方々が歩いている。仲良く話をしながら歩いているので行き成り追い抜くことを躊躇した。

 息を整えるために後を振り返ってみた。
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