続またまた汐湯（母編）

　また汐湯だ。何故この時季なのか。もう写真を見ていただけばお判りであろう。
この桜を狙って来たのである。やはり風情を与えてくれる。期待以上の光景である。

春の秋月街道

　例年通りこの時季に秋月街道を歩いた。例によって採銅所駅から歩き始める。
またかと思われる方が多いのではないかと。それはご勘弁願う。

　ホームから望むと桜が期待通りである。これだから毎年ここにこないといけないのである。
　今年は桜と列車を狙ったカメラマンが訪れていた。始めて見た。ここの桜は鉄道ファンでも知る人ぞ知るの場所なのである。
　今年は風が冷たい。寒い。一瞬帰ろうかと思ったくらいなのだ。

山道を行く

　心地好い汗をかくほどに身体が熱くなっている。冷たい風が爽快だ。

　林中に目を惹く赤い椿がひっそりと咲いている。

　道端にも目をやれば高貴な紫が目に入ってきた。綺麗な色である。春はさまざまな色を展開してくれる。