写真の左側を見ていただきたい。やはり竹で作られた花器に花を生けてある。
道に沿う松は手入れがされている。行き交う人々の為であろう。もてなしの心が十二分に見えてくる。
格子戸がいかにも涼しさを醸し出している。それに続いて商売家。酢屋である。
向うに又ポストが見える。いったい幾つあるのだろうか。
あるのが当たり前で、郵便局だった。建物は郵便局らしからぬ。ローカル線の田舎駅舎のようだ。取ってつけたように自転車が置かれてあるが、所謂オバチャリ(ママチャリ)と言われる自転車を赤く塗ってあるだけのようだ。
郵便配達と擦違ったが自転車など一人も居ない。バイクだ。
必要でないことはしないほうがよい。ここにも柱に花器が括り付けられており、花が生けられている。