説明会前日に妻と二人で遺跡周囲を歩いた。ここには医療刑務所があった。私の知る限りでは既に40年前から高い塀に囲まれた異空間があったのである。
ところが今回歩いてみるとその高い塀が取り払われ、そこに何があったのか知らない人は広い土地が有るなくらいにしか思わないだろう。
さて、覗いてみると段切りされている。土の層の違いが人目で確認できるが、この表土に今回の遺跡がある。
ところが、この段切りされた下の土地にも遺跡が検出されている。高さで言えば五、六メートルの差がある。
場所を変えた。上の写真を撮った場所から90度西へ振ったのである。
青色の重機が見えるだろうがその前が段切りされた箇所である。
向うに足立山を望み、目の前には掘立柱住居跡が検出されているのが判る。
明日のための通路が作られているが、その通路に囲まれたなかに面積の広い掘立柱住居跡が検出されている。