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今回の民主党による「仕分け」について私は以前、科学技術の発達は無駄だと僅か一時間で一蹴されたことに憤懣やるかたなく反対意見をこの場に書いた。
ところが科学技術だけではなかったのだ。私は本日この記事を読んで愕然としたのである。癌に苦しんで死んでいった人の数ははかりしれない。新薬が出来るまで我慢に我慢を重ねて亡くなっていった人も多かろう。また、逆に命を存え天寿を全うした人も多かろう。そこには絶え間のない地道な研究があったからではないのか。地方では、民間ではどうしようもできないことに国が研究費を拠出したからではなかったのか。それを訳の判らぬものがたった二文字の「廃止」である。
あともう少しで命が存えるかもしれない人の命をここで絶ってしまうというのである。この仕分けをした者こそが癌である。癌は早期発見で治ると言われるがこの者を仕分け人にしたときは気付かなかったのである。気付いたときは時既に遅しで、この仕分けは「癌」に罹患したのである。
今日この様な記事は恐らく全紙に出ているであろう。仕分けをした者はこの記事を読んで忸怩たる気持ちが湧いて来よう。今からでも遅くないから廃止を決めたことを恥じて、この「廃止」を撤回するよう行動してもらいたいものである。
そう言えば、ガソリンの暫定税率廃止は公約だから実行しよう、だけど二酸化炭素を減らすためには金が要る。だから環境税を加算しよう。これでは名前を書き換えただけの単なるすり替えで、騙しである。どうせ徴収するのだろうから「がん研究」にまわせばよい。更に言えば子供手当を廃止して意義あるものに遣って欲しいものだ。あれやこれやと言いたいことはあるのだが今日はあまりにも情けなくなったからだ。私は平平凡凡な人間だ。仕分け人は知識人であろう。それがこのような結果を生じさせる。選ばれたことに喜んで高慢になったとしか思えない。世の中には大岡裁きは無いものか。
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看板が立てられている穴がある。これは約3万年前の獣を獲るための落とし穴だそうだ。縄文時代この遺跡はまだ獣道だったということである。
さほど径は大きくはない。せいぜい猪であろう。狩猟の時代がこの弥生遺跡で見ることが出来るというのも面白いし、時代が下がるにつれて住む場所が低地から台地へと移っていったということでもある。更に周囲の遺跡の発掘からわかることで
もあるがこの付近の人口が急増したということである。農耕の発達、所謂食料の確保ということが一番の要因である。それがまた村々の争いを引き起こすことにもなるのである。
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関係者が立っている場所はこの遺跡では最も広い方形竪穴住居跡である。本家とその兄弟家族が住んでいたそうだ。