村上春樹 1990年 文藝春秋社
きのう『シンフォニエッタ』の出てくる『1Q84』の話だったんで、それつながり。
『1Q84』には“リトル・ピープル”という、なんだかわからないものが出てくるんだけど、私にはそれが真っ先に思い出させたのが“TVピープル”だったってことで。
まあ村上春樹の作品のなかには、かたや“シンフォニエッタ”とか“カリーナ1800GT・ツインカムターボ”とかリアルな固有名詞がでるわりに、かたやで“リトル・ピープル”とか“やみくろ”とか容易にわかんないものがでてくるのが常なんだけど。
そう言やぁ『海辺のカフカ』にも、なんか変なのが出てきたなー。変な存在も、なつかしの“羊男”とかだったら可愛いんだけど、最近の作品になるにつれ、だんだん気持ち悪くなってくる? いまの私の個人的お気に入りは“氷男”かな、短編の『氷男』に出てくる。
それはいいとして、この短編集の収録作品は、
「TVピープル」
「飛行機 ―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」
「我らの時代のフォークロア ―高度資本主義前史」
「加納クレタ」
「ゾンビ」
「眠り」
私の好きなのは「眠り」かな。
『TVピープル』の初出誌は、「par AVION」(パー・アヴィヨン)の1989年6月に出た終刊号。そのときのタイトルは『TVピープルの逆襲』。
昔は今よりマメに本屋に行ってたんで、そういうのが出てても見つけて買ってたんですよね。ただ、初めて買った雑誌が、その終刊号ってのは、なんかすごい話だけど。
きのう『シンフォニエッタ』の出てくる『1Q84』の話だったんで、それつながり。
『1Q84』には“リトル・ピープル”という、なんだかわからないものが出てくるんだけど、私にはそれが真っ先に思い出させたのが“TVピープル”だったってことで。
まあ村上春樹の作品のなかには、かたや“シンフォニエッタ”とか“カリーナ1800GT・ツインカムターボ”とかリアルな固有名詞がでるわりに、かたやで“リトル・ピープル”とか“やみくろ”とか容易にわかんないものがでてくるのが常なんだけど。
そう言やぁ『海辺のカフカ』にも、なんか変なのが出てきたなー。変な存在も、なつかしの“羊男”とかだったら可愛いんだけど、最近の作品になるにつれ、だんだん気持ち悪くなってくる? いまの私の個人的お気に入りは“氷男”かな、短編の『氷男』に出てくる。
それはいいとして、この短編集の収録作品は、
「TVピープル」
「飛行機 ―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」
「我らの時代のフォークロア ―高度資本主義前史」
「加納クレタ」
「ゾンビ」
「眠り」
私の好きなのは「眠り」かな。
『TVピープル』の初出誌は、「par AVION」(パー・アヴィヨン)の1989年6月に出た終刊号。そのときのタイトルは『TVピープルの逆襲』。
昔は今よりマメに本屋に行ってたんで、そういうのが出てても見つけて買ってたんですよね。ただ、初めて買った雑誌が、その終刊号ってのは、なんかすごい話だけど。