高橋源一郎 1988年 河出書房新社
きのうからの続きで、高橋源一郎。いくつか読んだけど、これがいちばん好きかな、と。
それは私が阪神ファンで、この作品のなかにランディ・バースとリッチー・ゲイルが出ているから、というだけぢゃなくて。
7章からなってる本だけど、一番いいのは『ライプニッツに倣いて』で。
毎年首位打者を争っていた打者が、76打数3安打のスランプに陥ってるけど、本人はそんなの数字の問題であってバッティングの本質とは関係ないと考えている話。
一方でチームメイトのエースピッチャーは、ライプニッツかなんか読んで、ボールの変化は内的原理から来るんで外的原理であるピッチャーはきっかけを与えるだけだ、とか野球の真理について考えてる。
どーでもいーけど、そのバッターが数字に正確で、あるシーズン最後に内野安打の多い他の打者に打率で抜かれるとこや、ハーシュハイザーが聖書を引き合いに出すとことかが、なんとなーく『野球術』に雰囲気が似てるなーと、偶然いまごろになって気がついた。
きのうからの続きで、高橋源一郎。いくつか読んだけど、これがいちばん好きかな、と。
それは私が阪神ファンで、この作品のなかにランディ・バースとリッチー・ゲイルが出ているから、というだけぢゃなくて。
7章からなってる本だけど、一番いいのは『ライプニッツに倣いて』で。
毎年首位打者を争っていた打者が、76打数3安打のスランプに陥ってるけど、本人はそんなの数字の問題であってバッティングの本質とは関係ないと考えている話。
一方でチームメイトのエースピッチャーは、ライプニッツかなんか読んで、ボールの変化は内的原理から来るんで外的原理であるピッチャーはきっかけを与えるだけだ、とか野球の真理について考えてる。
どーでもいーけど、そのバッターが数字に正確で、あるシーズン最後に内野安打の多い他の打者に打率で抜かれるとこや、ハーシュハイザーが聖書を引き合いに出すとことかが、なんとなーく『野球術』に雰囲気が似てるなーと、偶然いまごろになって気がついた。
