かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京都満願の旅 その14 本法寺

2011年06月06日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )



京阪満願の旅3日目は、まず本法寺に行った。早すぎて、まだ開いてなくて、結局二度訪れることになったのだが。
このお寺は、五木さんの百寺巡礼に取り上げられており、訪れたのだが、期待通りのお寺だった。

元々、室町時代に、日親上人により開かれたが、焼けたりして、今のお寺は、江戸時代後期の再建。
本阿弥光悦所縁の寺としても、有名だ。



本阿弥光悦は、江戸初期の、書家、芸術家だが、この巴の庭は、本阿弥光悦の作と言われる。
手前の丸い石が”日”、奥の池が”蓮”を表し、合わせて”日蓮”。
奥の池は、10個の石を組み合わせて作られており、仏教の十界を表す?
案内のお坊さんが、いろいろ教えてくれる。



この木製の灯籠も珍しい。



この垣根は、かつては、一本の竹を曲げて作ったそうだが、光悦が、沢山の竹を接いで作る手法を編み出したという。



巴の庭の奥には、縦縞の岩があるが、滝を表している。素朴だが、素晴らしいお庭である。

その奥に宝物館があり、そこに長谷川等伯の巨大な涅槃図がある。実物大の模写が展示されており、あまりの大きさに、吹き抜けになって、2階からも見れるようになっている。

展示も興味深い。何の縁か、ブッダが住んでいたカピラ城跡から発掘された焼けた米も展示されていた。今回の、インド巡礼の成果から判断するに、インド側のカピラ城から発掘されてものではないかと思われる。
何気なく、光悦作の茶碗も展示されているが、展示物で、一番高価なものなのだそうだ。

五木さんの本がなければ訪れることもなかったお寺だが、すばらしかった。

コメント
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