goo blog サービス終了のお知らせ 

かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ブッダの風景

2011年06月18日 | Books



本書は、インド八大聖地(+ちょっとα)に的を絞った、たぶん唯一の写真集と思う。

すばらしい写真が多く掲載されている。

本書の特徴は、今行きている人にもスポットライトをあて、2500年前ブッダのいた場所に、今生きている人を置くことにより、過去と現在を、一枚の写真の中に収めていることだ。

どうしても、今の人にカメラを向けることは、素人には、ためらわれる。
NO PICTURE ! と、拒否される時もあるし。
どうしても、プライベートの部分に踏み込まざるをえない。

ブッダの歩いた道は、ガンジス河周辺の大農村地帯であり、農業で生計を立てられていたからこそ、その他の産業が見事に成長しなかった。たまに工場があっても、全てと行っていいぐらいレンガ工場だ。
たぶん2500年前のブッダの時代も、今とそうかわらない暮らしが行われていたと思われる。僧侶の瞑想する姿も同じ。

だから、今の人を、ブッダの歩んだ道と共に撮ると、2500年前にタイムスリップしたような感覚に浸れる。

ブッダの生涯の説明や、各々の写真の説明もしっかりしている。

美しい、万人向けの写真集とは言えないかもしれない。
仏教や、ブッダの生涯に興味のある人向けの写真集かな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする