NHKの”遺跡ウォッチング”で取り上げられた遺跡探訪の仕上げは、池上曽根遺跡史跡公園。
JR阪和線の信太山駅からちょっと歩いたところにある。
2001年に開園したという公園。
発掘跡、住まいの広場、まつりの広場などからなる。
弥生時代の2000年前の集落を一部再現している。
この堀立柱建物が一番目を引く。周りに、人が沢山いるのは、子供の日にちなんだ催しが行われていたためだが、2000年前の空間で、現代の子供たちが、集っているのはうれしい。
中にも入れるようになっている。かなり立派。こんなに大きな建物が当時あったのか?と思うが、発掘結果から、忠実に復元されたものなのだろう。
その他にも、様々な発掘結果が展示されている。これは、サヌカイトの埋納。石斧、石器の材料(サヌカイト)を埋めたまつりの遺構と考えられている。
これは、すまいの広場。お馴染の竪穴式住居の復元。
隣には、立派な弥生文化博物館がある。史跡公園とペアで見れば、万全だ。
発掘結果から想像される弥生時代の人々の暮らし振りが、ジオラマで、わかりやすく紹介されている他、出土した土器や、復元された銅鐸など、興味深い展示がいっぱい。
弥生文化をテーマにした博物館は、日本でここだけという。
弥生気分を、満喫した。
ロケーションも、大阪からそう遠くはなく、何と言っても日本有数の弥生時代の遺跡の隣にあり、最高だ。