かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

釈迦の本

2011年06月26日 | Books


今日は、梅雨らしい一日。枝を切りすぎて、開花が遅れていた庭の紫陽花もやっとちらほら咲きだした。



梅雨には、紫陽花が似合うが、紫陽花がたまたま梅雨時に咲くからそう思うようになったのか、やっぱりこの紫陽花の花の色合いが、どんよりした梅雨空に似合うのか。
派手すぎず、地味すぎず。
しっとりした新緑に映えて美しい。



平泉が、世界遺産に正式に指定された。東北出身の私としては、うれしいかぎりである。
震災の影響で、観光客が減少していると聞く。
新幹線を使うとすぐに行けるので、是非まだ訪れたことのない人には、行ってみていただきたい。
北の王国を作ろうとした藤原三代の都。源頼朝によって、儚く散ってしまったが。
自然も美しい。



同じくエソテリカシリーズの”釈迦の本”も読んでみた。
エソテリカシリーズの”ブッダの道”と相当かぶるが、こちらの方が読みやすかった。
やはり、仏教を考える時、まずお釈迦様が何をどう説いたのかということからスタートしないと、何が何だかわからなくなる。だから、書いてあることは、そう変わらなくても、まずお釈迦様が何をどう言ったのかを踏まえてから説明してある方が、わかりやすいということなのだろう。本書は、仏伝の解説から入っている。

重複しているテーマも、著者は違うようなので、内容も、ちょこちょこ違う。同じシリーズの中にあるのはいかがとも思うが、似たテーマの本が、著者と視点を変えて、2冊あると考えればいいのだろう。

本書の新宗教についての下りで、麻原彰晃についての説明があった。1994年5月に初版が出た本だから、まだ、サリン事件の前だ。

”阿含宗の元信者・麻原彰晃が起こした宗教がオウム真理教である。麻原は、チベットなどでヨーガやチベット密教を学び、ヒマラヤ山中で日本人唯一、最終解脱を果たしたという。麻原によれば、原始仏典、密教経典、原始ヨーガなどを踏まえ、その指導法による修業を重ねれば、誰でも解脱して仏陀になれると説く。そして同時に、超能力が得られ、空中浮揚もできるようになるというのだ。”

今回の旅でも、麻原が、若かりし頃、ブッダガヤの金剛宝座で瞑想したという話を聞いた。普通の人は、柵に覆われて、入れない場所だ。
情報も大事だが、それに基づいて、自分なりの考え方を持つことの方が、もっと重要だ。


コメント
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