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そろそろ、熊野古道の旅の報告も。
今回拠点にしたのは、新宮。
熊野三山巡りをバスでという場合は、新宮か、紀伊勝浦がいいが、ホテルは、紀伊勝浦の方がいいことは、行ってから知った。
日本書紀にも記録が、残る、古い街だ。
古い神倉神社から、新しい速玉大社が、できたことにより、新宮になったという。
名古屋で、紀勢線に乗り換え。
単線、ディーゼルとは気付かなかった。
山あり、谷あり、海あり、川ありで、なかなか楽しい列車の旅。
3時間半が、あっという間に過ぎた。
一日ずれていたら、台風で、普通で、昨年秋に続き、 2回連続キャンセルになるところだった。
とにかく、日本一、降水量の多いところを走っている。
ちなみに、大阪からの列車は、台風の影響で、ずっと、不通だった。
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着いた日は、まだ梅雨明け発表になっていなかったが、すっかり夏空。
南国らしい駅だ。
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泊まったのは、駅前のビジネスホテル。
必要最低限のものはそろっているし、まず、値段が、リーズナブル。
バス停に近いのも、ありがたかった。
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駅近くにある徐福公園。徐福は、始皇帝の時代に、不老不死の薬を探しに、熊野に漂着し、ここが気に入り、永住したという。中国の当時の最先端技術を、当地に広めたと伝えられる。
江戸時代に造られたお墓があり、そのお墓を中心に、公園にしたようだ。
中国人の観光客が遊んでいた。
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これは、駅前にあった鳩ぽっぽの石碑。
作詞をしたくめさんが、当地の出身という。
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これは、大逆事件で、処刑された人々を顕彰する石碑。
当地の出身者が、大逆事件で、処刑されたそうだ。
このころから、日本はおかしくなり、日露戦争を経て、第二次世界大戦に突入していった。
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浮島の森。
住宅地の真ん中のジャングルという感じ。
この森は、水に浮いていて、水かさが増すと、位置を変えるという。
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ジャングルの中は、散策路が、設けられ、探検できる。
当地の多彩な気候を反映し、温帯から、熱帯の木が生い茂る。
道は、ふわふわし、心もとないが、水に浮いている訳ではない。
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この穴に、少女が飲み込まれたという。
底なし沼は、ウルトラQの世界だ。
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これは、実は、最終日の写真。
昼を食べようとしたが、地元感のある店が少ない。
うどん中心の店だが、そばを頼んでしまった。
黒っぽくて、すべりが悪い。
関西は、やっぱり、うどんだった。
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目当ては、このめはりずし。目を見張るほと大きいから、この名になったという。
確かに、寿司というよりは、おにぎり。
海苔の代わりに、高菜を使っているが、防腐のためか、わさびが効いていて、結構、インパクトのある味だった。
ということで、これから、ぱらぱらと熊野古道の旅を綴りたい。