11/28のGIG ME DO でも、パネリストの1人だった、藤本さんの渾身の1冊。
一昨日出たばかりだが、早速ゲット。
いろいろお話を聞いていたので、あっという間に読めた。
まさに渾身。
ジョンの40年間の、短いが波乱万丈の人生を、各時代、バランスよく、小ネタも交えて、語っていて、読了すると、ジョンの人生が体感できるような内容になっている。
ジョンのことが日本で特に大きく語られるのは、洋子さんの存在が大きいが、本書を読むと、洋子さんと出会う前から、日本への関心は大きかったし、平和反戦の気持ちは強かったことがわかる。
洋子さんと出会いが、触媒効果で、ビートルズ末期から、ソロ以降のジョンの活動に大きな影響を与えたということだろう。
その辺を、藤本さんの丹念な取材や、材料集めにより、巧みに組み上げ、すばらしい1冊になっていた。
これだけ、いろんな本を読んでいるつもりなのに、まだまだ新しい発見もあり、単に、当たり前に語られていたことを、藤本流に、まとめたものでもない。
初心者には、固有名詞が多く、やや読みにくいところもあるかもしれないが、その辺は、人名索引をつけてフォローしている。
ビートルズ解散50周年、ジョン・レノン生誕80周年&没後40年記念にふさわしい1冊。
ビートルズファン、ジョン・レノンファンに、絶対お勧め!